目次
- 炎柱を受け継ぐ真っすぐな男
- 母の教えを胸に鬼殺隊へ入隊。弱い者を守ってみせる！
- 炎を思わせる髪色と、煉獄家が受け継ぐ羽織
- 鬼殺隊最強クラスの戦闘力と全集中 炎の呼吸の全て
- 【vs魘夢】優れた状況把握と判断力で列車五両を一人で守り切った！
- 【vs猗窩座】迫力の戦闘シーンと最期の言葉を紹介！
- 【最終話（現代編）】煉獄杏寿郎の転生先は炭彦の友達、桃寿郎！
- 煉獄杏寿郎の元継子は恋柱・甘露寺！炭治郎と出会った時点で継子がいなかったのはなぜ？
- 「鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝」のあらすじ【杏寿郎が炎柱になった経緯は？】
- 母の教えを守り、信念を最後まで貫いた杏寿郎の名言３選
- 実は大食いな杏寿郎！口癖は？
- アニメ『鬼滅の刃』で煉獄杏寿郎を担当する声優は日野聡
- おわりに
【vs魘夢】優れた状況把握と判断力で列車五両を一人で守り切った！
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煉獄杏寿郎の見せ場の一つが下弦ノ壱である魘夢（えんむ）との戦いだ。
魘夢との戦いは鬼滅の刃の単行本７、８巻に収録されており、2020年に公開された「映画劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」でも見ることができる。
杏寿郎は鬼が出ると噂になっている列車に乗車しており、そこに竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、禰豆子が合流する。
後輩の面倒見が良い杏寿郎は、炭治郎の質問に答え、基本の呼吸をレクチャーし、自分の継子になることを提案するが、そこにいきなり鬼が現れる。
襲ってきた鬼を一撃で仕留める杏寿郎。
だが、そこはすでに魘夢の作り出した悪夢の中だった。
「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」
魘夢は血鬼術で人を幸せな夢の世界に封じ込めて無力化してから命を奪う鬼だ。
彼はその力と人間の子供たちを使い、杏寿郎や炭治郎たちの精神の核を壊そうとする。
しかし、炎柱である杏寿郎は眠りながらも危機を察知し、自身の精神の核を壊そうとする子供の動きを阻止した。
禰豆子の血鬼術によって魘夢の夢から覚めるきっかけを得て膠着状態から抜け出した杏寿郎は、炭治郎と伊之助に魘夢の頸を探させ、善逸と禰豆子には八両ある列車の三両を守るように指示を出す。
そして、杏寿郎自身は残りの列車五両すべての人々（なんと300人！）を魘夢から守り切るという役割を果たす。
最終的に魘夢の頸を斬って仕留めたのは炭治郎と伊之助だ。
だが、炭治郎も驚いているように、瞬時に状況を正しく把握して炭治郎たちに指示を出した杏寿郎の指揮能力と、列車五両分の人々を守り切ったその働きは非常に大きい。
このことから魘夢戦は、杏寿郎の頼りがいのある人柄や柱としての高い実力を知ることができる戦いだったと言えるだろう。
【vs猗窩座】迫力の戦闘シーンと最期の言葉を紹介！
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杏寿郎が魘夢との戦いで深手を負った炭治郎を介抱していると、そこに突如、上弦ノ参である猗窩座（あかざ）が現れた。
杏寿郎は負傷している炭治郎を庇いながら猗窩座と戦うことになる。
猗窩座はそんな杏寿郎の強さを「至高の域に達してる」と褒め、彼に鬼となることを提案した。
しかし、杏寿郎は猗窩座の誘いを即座に断る。
杏寿郎「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ」
猗窩座「そうか。鬼にならないなら殺す」
猗窩座の術式展開「破壊殺・羅針」を皮切りに激しい死闘が始まった。
杏寿郎は炎の呼吸の技を繰り出して果敢に攻める。
しかし、戦いに有利なのは鬼の高い再生能力を持つ猗窩座の方だった。
杏寿郎は炎の呼吸の奥義である「玖ノ型 煉獄」を放ったが、それすらも猗窩座には効かず、逆に猗窩座の右腕は彼のみぞおちを貫く。
死が迫る杏寿郎の脳裏に、彼の母・瑠火との思い出がよぎる。
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです」
瑠火は涙を流しながら、杏寿郎を抱きしめて言った。
「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした」
母の言葉に突き動かされるように最期の力を振り絞る杏寿郎。
みぞおちを貫かれながらも、杏寿郎は自らの日輪刀を猗窩座の頸へと食い込ませる。
頸の切断まであと一歩というところだった。
太陽が昇り始めたことを恐れた猗窩座は自らの両腕を切り落として逃走する。
百戦錬磨の上弦ノ参・猗窩座を追いつめ退かせた杏寿郎だったが、もはや自分の命も長くないことを悟る。
そんな杏寿郎は炭治郎、伊之助、善逸に向けて最期の言葉を残すのだった。
「竈門少年、猪頭少年、黄色い少年、もっともっと成長しろ。
そして、今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。
俺は信じる。君たちを信じる」
かくして、杏寿郎の優しく勇敢な生きざまは炭治郎たちの心に深く刻み込また。
そして、熱き想いを託された彼らは「もっと強くなる」ことを心に誓ったのだった。
【最終話（現代編）】煉獄杏寿郎の転生先は炭彦の友達、桃寿郎！
『鬼滅の刃』の最終話「幾星霜を煌めく命」では、舞台が現代へと移る。
現代編では炭治郎や他の鬼殺隊隊員たちの子孫や転生したキャラたちが幸せそうに暮らしており、そこには煉獄家の子孫もいる。
煉獄杏寿郎は、彼の弟・千寿郎の子孫である煉獄桃寿郎に転生したようだ。
桃寿郎は炭治郎の子孫である竈門炭彦と仲が良く、炭彦と同じように常人を遥かに超える身体能力を持っていた。
学校に遅刻ギリギリの桃寿郎と炭彦は、会話を楽しみながらも凄いスピードで朝の街を駆け抜けていく。
そして、自分たちよりも背丈の高い高校の門扉を軽々と飛び越えて軽快に着地を決めてみせた。
明朗快活でポジティブな桃寿郎と、寝ることが好きでのんびり屋な炭彦。
まるで正反対の性格の２人だが、すでに息はピッタリで、これから始まるだろう２人の現代編の物語も胸躍りワクワクするものになることを予感させる。
吾峠呼世晴先生に、ぜひ続編を書いて頂きたいものである。
煉獄杏寿郎の元継子は恋柱・甘露寺！炭治郎と出会った時点で継子がいなかったのはなぜ？
「俺の継子になるといい。面倒を見てやろう！」
杏寿郎は出会った早々に炭治郎たちに自分の継子になることを提案するほど面倒見が良い。
そんな杏寿郎に継子がいなかった理由はなぜだろうか？
それは、杏寿郎の稽古が厳しすぎて継子になったものたちは皆リタイアしてしまったからである。
ちなみに、そんな杏寿郎の元継子が、現恋柱である甘露寺蜜璃（かんろじみつり）である。
日輪刀の色は、それを持つものがどの系統の呼吸に適性があるか示すのだが、蜜璃の日輪刀の色は炎に対応する赤色系のピンク。
よって、彼女が使う「恋の呼吸」は炎の呼吸から派生したものであることが分かるだろう。
師・杏寿郎と継子・蜜璃の過去のエピソードは、「鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝」で読むことができる。
２人の微笑ましいやり取りと、炎のように熱く燃える物語に興味のある人は、ぜひ読んでみてほしい。
「鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 外伝」のあらすじ【杏寿郎が炎柱になった経緯は？】
前述のように、柱になる前の杏寿郎と、継子時代の蜜璃のエピソードは『鬼滅の刃 外伝』（画・平野稜二、原作・吾峠呼世晴）に収録されている「鬼滅の刃 煉????獄杏寿郎 外伝」で読むことができる。
「鬼滅の刃 煉????獄杏寿郎 外伝」では、当時、甲の階級だった杏寿郎が炎柱になるまでが描かれている。
杏寿郎は柱になる前から、正義感が強く明朗快活な青年だった。
そんな杏寿郎は、妻・瑠火を亡くしてから酒に溺れ、炎柱を務めることができなくなった父・槇寿郎の代わりに柱合会議に参加する。
その会議で産屋敷耀哉と他の柱たちの前で炎柱になることを宣言した彼は、耀哉から十二鬼月討伐の任務を任されることになった。
最終選別をわずか半年で突破した弟子・蜜璃を連れて、帝都・東京の見回りをしている杏寿郎の前に、下弦ノ弐である佩狼（はいろう）が現れる。
かつて槇寿郎に傷を負わせられた佩狼は、槇寿郎とよく似た杏寿郎を本人と思い込み、復讐心を燃やして襲いかかってくる。
杏寿郎の真っ直ぐな想いと戦い方にかつて武士だった頃の誇りを思い出した佩狼は、刀を取り、正々堂々の一騎打ちを彼に挑んだ。
炎の呼吸 玖ノ型 煉獄。
血鬼術 鹵獲腔・戦禍陣狼（ろかくこう・せんかじんろう）。
互いの最大の奥義をぶつけ合う杏寿郎と佩狼。
死闘の末に戦いに打ち勝つことができたのは杏寿郎だった。
かくして十二鬼月を倒した杏寿郎は炎柱に就任する。
その後、月日は流れ、後進の炭治郎たちと出会うことになる。
杏寿郎は柱として炭治郎たちを導き、無限列車や上弦ノ参・猗窩座との死闘でも人々を守り抜いた。
そして、柱としての役目を果たした彼はその熱き想いを炭治郎たちに託して散っていくのだった。
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