皆さん、「読書」や「絵本」に、堅苦しいイメージを持っていませんか?
「読書って、難しいものじゃないの?」
「子どもと一緒に読める本が見つからない…」
「大人でも楽しめる絵本はない?」
そんなあなたにぴったりの絵本が、ここにあります。
今回は「はじめて読書する人でも読みやすい絵本」をテーマに、新旧様々、個性あふれる作品を選んでみました。
どれも読みやすくて、心に残る作品ばかりですよ。
それでは、紹介はじまります!ごゆっくりどうぞ!
目次
『おかえし』村山桂子・作 織茂恭子・絵
歌でも文章でも、繰り返しを感じると気持ちいい。
DA PUMPの『U.S.A.』を聴いた時のような、「法則の快感」は大人も子どもも変わらない。
この絵本では、きつねとたぬきの親子が贈り合う「お返しループ」にハマってしまう。
さらに「え?それもあげちゃうの?」と、事態は思わぬ方向へ!
♪繰り返すこの狐狸リズム、あの衝動はまるで恋だね…―ふっかー
『おとうさんはウルトラマン』みやにしたつや
これはさぞかし、ブレない正義のおとうさんが出てくるんだろう…と思いきや、ちょっと違う。
彼は、家族の前で弱さを見せるし、敵を排除しない(できない)優しさも持っている。強い光線なんてとても撃てなさそうな、丸っこい腕のデザインが素敵だ。
3分…はいくらなんでも短いけれど(笑)、「強い父親モード」には限界があっていいのかも。ーふっかー
『ルラルさんのにわ』いとうひろし
人生100年時代、子どもが出会う「ちょっと変わった生き方」。
ルラルさんはひとりぐらし、毎日庭の手入れに没頭します。誰の侵入も許しません。
しかし、のんびりやなワニの訪問によって、そんな生活が一変します…っていうか怖いよ!にわにわに(回文)!
他者を受け入れることに目覚めたルラルさんは、それからバイオリンを始め、DIYにも挑戦します。
気難しいおじさんの愉快なライフシフト、子どもの目にはどう映るのでしょうか?ーふっかー
『このあと どうしちゃおう』ヨシタケシンスケ
「この終活がすごい」グランプリ間違いなしのおじいちゃん登場!!
「悔いのない人生」を考える時代は、もう古い。これからは、死んでからやりたいことだって考え、ワクワクしてみよう。
すると、あら不思議。生きている今この時を、もっと楽しもうと思えてくるのです。
老後の心配をする祖父母に「大丈夫だよ」と、読ませてあげちゃうお孫さんもいるかも。―ふっかー
『はらぺこあおむし』エリック・カール
くいしんぼうのあおむしは、むしゃむしゃ、むしゃむしゃ、おいしい果物を食べて食べて、どんどん大きくなります。
すっかり大きくなったあおむしは、さなぎになり、美しい蝶へと姿を変え…。
大人も子どもも魅了されるカラフルな色使い。素敵な仕掛けもあって、いつの時代も愛される名作絵本です。―うぐはら
『100万回生きたねこ』佐野洋子
誰も愛することなく、さまざまな飼い主のもとで100万回も生まれ変わりをくり返してきたねこ。
飼い主たちに愛されながらも、彼はどの飼い主も好きになることはありませんでした。
そんな彼が生まれて初めて涙を流した理由。
そして息をひきとり、2度と生まれ変わることがなかった最後の人生とは?
生きること、愛することを深く考えさせられる、おとなにも子どもにも読んで欲しいわたしの大切な1冊です。―ゆかり
『ちいさなあなたへ』アリスン・マギー著,ピーター・レイノルズ絵,なかがわ ちひろ訳
両親から子どもへ。
生まれてくる新たな命へ向けて、親として伝えたいことがこの本の中に詰まっています。
親子で読み聞かせをするのは勿論のこと、大人になってから読み返すとまた雰囲気が変わってくる作品です。
一文が短いので、とても読みやすいですよ。
お子さんが大人になって、新たな命を授かった時にも、ぜひどうぞ。―うぐはら
『スーホの白い馬』大塚 勇三作・赤羽 末吉絵
現代風にアレンジした「スーフと白い馬」もありますが、小学校の教科書にも載っていた、名作Ver.でお届けします。
白い馬とスーホはいつでも一緒でした。しかし、白馬は敵から逃れる最中に矢が刺さって死んでしまいます。
嘆き悲しんだスーホは、その夜、不思議な夢を見ました…。
馬と人間の、種族を越えた愛に気付く絵本です。―うぐはら
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