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【2022年】ミステリー小説おすすめランキング37選!どんでん返しから本格派まで

あっと驚く伏線回収や緻密なトリック、名探偵のかっこいい活躍など、非日常的な刺激をくれる「ミステリー小説」。

今回は数々の小説を読んできたライター4人が、おすすめの37作品をジャンルに分けてご紹介します!

ハラハラドキドキするお気に入りの1冊を見つけてみてください。

はるう

文芸好きの書評ライターで、普段はミステリーを中心にホラー、SF、ファンタジーなどの作品を読んでいます。作家の人となりを知るために読むエッセイやミステリー論などの評論も好きです。好きなミステリー作家は有栖川有栖や綾辻行人、コナン・ドイルやアンソニー・ホロヴィッツです。

永瀬

小学生のころ、図書室にあった「シャーロック・ホームズシリーズ」を読破して以来のミステリー好き。推理マンガもよく読みます。好きなクローズド・サークルは「絶海の孤島」です。

香月

三度の飯よりもミステリー小説好きな子持ちライター。コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、レイモンド・チャンドラー、江戸川乱歩、トマス・ハリスの5人を「ミステリー五大神」として崇めています。五大神は四天王と違って最弱のヤツはいません。みんな「最強」です!

宇野あゆみ

ミステリーから恋愛小説まで幅広いジャンルを読みまくる元子役ライター。幼少期から出演舞台の空き時間に小説を読み、学校では図書室に入り浸る。小学生当時のブームはなんと赤川次郎!ライターになってからはビジネス書もお気に入り。ハリーポッターは全巻読破、原作にも挑戦中!

【Q&A】ミステリー小説の魅力や選び方を教えて!4人のライターが答えます

初心者向けミステリー小説のおすすめランキング4選

読みやすくて面白い人気作はこれ!

1位:『容疑者Xの献身』東野圭吾

愛する人のために、どこまで犠牲にできますか?

#第134回直木賞 #第6回本格ミステリ大賞 #福山雅治主演映画の原作

永瀬

#ガリレオシリーズ #天才対決 #切ない

物理学者・湯川学の活躍を描いた「ガリレオ」シリーズ初の長編。湯川の友人の数学者・石神が登場し、天才vs天才の対決は白熱!物語のラストで石神がトリックのためにささげた犠牲に湯川は言葉を失います。

石神は類まれな数学センスを有しているものの、研究は趣味の範囲におさめ、陰気な高校教師として冴えない日々を送っています。そんな石神は、隣人の花岡靖子に心を寄せていました。彼女が元夫を殺してしまったと知った石神は、殺人を隠ぺいするため、天才的な頭脳を駆使して驚くべきトリックを編み出します。その謎に挑むのが湯川でした。

驚愕必至の結末は、映画版と原作では微妙に展開が異なります。ぜひ両方ともチェックしてみてください。

ページ数 394ページ
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2位:『氷菓』米澤穂信

「私、気になります」氷菓のタイトルに隠された切ない真実とは?

#第五回角川学園小説大賞奨励賞 #山崎賢人/広瀬アリス主演映画の原作 #アニメ化

香月

#青春ミステリー #コージー・ミステリー #省エネ探偵 #私気になります #千反田える

ありふれた日常と地続きの場所から起こる事件の数々は、「人が死ななくても、これほど面白いミステリーが成立するのか!」と、私たちの日常を見る視点さえも変えてくれます。

「やらなくていいことはやらない。やらなければいけないことは手短に」そんなモットーを口にする省エネ高校生・折木奉太郎が日常の謎を解き明かす本書は、青春ミステリーの代名詞のような作品。いつの間にか密室となった教室、あるはずの文集をないと言い張る少年、「氷菓」というタイトルの文集に秘められた33年前の真実。

人の心の機微を丁寧かつ論理的に読み解く米澤穂信の筆致は、主人公たちが味わう青春のほろ苦さまで追体験させてくれるでしょう。ヒロイン・千反田えるも可愛らしく、マンガ好きの方がミステリー小説の入門書として読むのもおすすめです。

ページ数 224ページ
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3位:『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉

「お嬢様の目は節穴ですか?」大金持ち刑事と敏腕執事が謎に迫る!

#2011年本屋大賞 #櫻井翔主演ドラマの原作 #映画化

宇野

#執事 #お嬢様 #刑事 #謎解き

ドラマ化・映画化もされた、令嬢刑事・麗子と毒舌執事が難事件に挑む人気小説。署内で起こる数々の事件の内容を執事に話す麗子ですが、話を聞くうちになんと執事のほうが事件を解決してしまいます。

「なぜこんな簡単なことも分からないのか」といわんばかりの辛らつな言葉で麗子をバカに(?)しますが、彼の推理力は圧巻。軽快な語り口で鮮やかに事件を解決していきます。刑事とは真逆のラグジュアリーな麗子の日常を覗けるのも、この物語の魅力。さらに、お嬢様であることを隠している麗子に対し、知らずに金持ちマウントをとってくる上司の風祭警部も憎めないキャラクターです。

一話完結のショートストーリーなので、短いミステリーをさらっとちょっとずつ読みたいあなたに!

ページ数 348ページ

4位:『すべてがFになる』森博嗣

「すべてがFになる」とは?天才博士の残したメッセージの謎に迫る!

#第1回メフィスト賞

宇野

#天才博士 #理系ミステリー #孤島 #密室 #研究所

「すべてがFになる」のFとは何を示しているのでしょうか。この事件は、誰が何をしたのか。全く予想のつかない出来事が次々に展開されます!ロボット、AI、ウィルス…めまぐるしく変わりゆくこのオートマチックな現代社会の中で、人間とは何かを考えさせられるストーリーです。

1998年、まだフロッピーディスクの時代に発売されたミステリー作品。大学教授の犀川とお嬢様学生の萌絵が、孤島のハイテク研究所で起きた殺人事件の謎に迫ります。天才・真賀田博士とは何者なのか?博士が研究員やスタッフにも全く会わず、すべてのやりとりがテレビ電話である理由とは?

徹底管理された研究所には今や当たり前となった音声認識AIロボが登場し、かなり前に書かれた話なのにまったく古さを感じさせません。

ページ数 524ページ

どんでん返し系ミステリー小説のおすすめランキング7選

ラストの衝撃・爽快感がたまらない!

1位:『十角館の殺人』綾辻行人

クローズドサークルの金字塔!絶海の孤島で起こる奇怪な連続殺人

はるう

#館 #孤島 #クローズドサークル #新本格 #大学生

ミステリーの王道である「クローズドサークル」と呼ばれるジャンルで、外部との連絡が断たれた孤島で事件が起きます。特筆すべき点は、クローズドサークルという特異なシチュエーション以上に、事件そのものを鮮やかに反転させるそのトリック。とある人物のたった一言で、これまで読んできた事件が根本から壊されます。

半年前に謎の焼死をした中村青司という建築家が建てた奇妙な館のある角島。そこを訪れた大学のミステリ研7人に連続殺人事件が襲いかかります。犯人はミステリ研の中にいるのか?それともこの島に潜む第三者なのか?

孤島、連続殺人、奇妙な館とミステリーに魅力的な要素が三拍子そろっており、真っ向勝負の王道本格ミステリーを読みたい人におすすめです。

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2位:『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

ひたむきな愛を描くハードボイルド・ミステリー!タイトルの意味は?

#第57回日本推理作家協会賞 #第4回本格ミステリ大賞

永瀬

#ハードボイルド #純愛 #驚愕のラスト #このミス #タイトルが秀逸

2004年に出版され、ミステリーの賞を総なめにした話題作。幻想的なタイトルに惹かれて本作を手に取った読者は、ハードボイルドな文体と硬派な主人公に面食らうかもしれません。しかしラストまで読み終えたとき、この美しいタイトルに秘められたテーマに震えることでしょう。

主人公は「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の成瀬将虎。知人の愛子から怪しい霊感商法を行うグループの調査を依頼された将虎は調査の最中、自殺未遂を起こした女性・麻宮さくらと運命的な出会いを果たすのですが…。

ちなみに本来、どんでん返しに限らずミステリでネタバレはNGですが、本作はたとえ結末を知っていたとしても十分に楽しめます。ストーリーテリングが巧みで、何より主人公が魅力的。ぜひ二度読み、三度読みをお楽しみください。

ページ数 477ページ

3位:『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼

ミステリー作家×美少女霊媒師!4つの事件が絡み合った驚愕の真相

#第20回本格ミステリ大賞 #「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位 #第41回吉川英治文学新人賞

はるう

#美少女 #霊能力 #作家 #コンビ #連続殺人

急転直下、ラストに反転するこれまでの事件の数々。あなたは作者が仕掛けた巧妙な罠を見抜くことができるでしょうか?

大学の後輩に頼まれて、その筋では有名な霊媒師・城塚翡翠のもとを訪れたミステリー作家の香月史郎。後日、霊視の結果が芳しくない後輩のもとを訪れることになった香月と翡翠は殺人事件に巻き込まれてしまいます。そこからコンビを組み、様々な事件の解決へと奔走する2人ですが、思いもよらぬ終着が待っていました…。

「霊媒」というのは「死者などと通じる媒介者」のこと。とても胡散臭げな能力にきこえますが、一読すると圧倒的な翡翠の能力には、香月とともに目を見張るはずです。しかし、読者はまだ知りません。翡翠の本当の姿を。香月の真の目的を。

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4位:『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

もう一度読みたくなる?ノスタルジックな謎多き恋愛ミステリー

#第58回日本推理作家協会賞長編候補作 #松田翔太/前田敦子主演映画の原作

宇野

#恋愛 #トリック #人が死なないミステリー #イニシエーション

読み進めていくうちに、ちいさな違和感を感じはじめます。まるで魚の小骨がのどに刺さったまま何日も過ごしてしまったかのような…。「何が」「どこが」と具体的にはっきりとわからないのだけれど、なんかひっかかる。これが、恋愛小説と言ってもよい本作品が「ミステリー」に分類される理由です。

舞台は1980年代、日本がまだ元気だったころ。若い男女二人・鈴木とマユがコンパで出会い恋に落ちるという、ちょっとノスタルジックな気分に浸れる甘酸っぱい小説。特にバブルを経験した世代にはなつかしさを感じるのでは?

「恋愛小説好きだけどミステリー要素も欲しい」そんなあなたにぜひ1度、いや2度読んでみてほしい作品です。

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5位:『向日葵の咲かない夏』道尾秀介

死んだはずの友達が衝撃の変身!奇才が放つ戦慄のホラーミステリー

永瀬

#ホラー #小学生 #夏休み #幻想的 #サスペンス

奇才・道尾秀介の名を一躍世に知らしめた作品。読んだ後に背筋がぞくりとするような感覚を味わいたいなら、本作がおすすめです。

小学生のミチオが夏休みの直前、友達のS君の家に寄り、彼の死体を発見。慌てて学校に行き先生を呼んできますが、死体は消えていました。1週間後、S君は「ある動物の姿」で現れます。生まれ変わったというS君は、自殺ではなく殺されたのだと明かすのですが…。

S君の衝撃の変身や、次々と起こる波乱の展開に惑わされ、読者は作中にまぎれた「違和感」を見逃してしまいます。その違和感が明らかになるラスト、これまでのイメージがひっくりかえる衝撃の真相は、ぜひネタバレなしでお楽しみください。

ページ数 470ページ

6位:『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎

本屋襲撃とペット殺しの2つの物語が紡ぎ出す意外なラスト!

#第25回吉川英治文学新人賞 #濱田岳/瑛太主演映画の原作

香月

#ボブ・ディラン #本屋襲撃 #ペット殺し #ブータン #叙述トリック

伊坂幸太郎の凄さは、登場人物が叙述トリックのための奴隷となっていないところ。それはキャラが本当の意味で生きており、ネタバレ以降も再読に耐えうる強度を持つことを意味します。

意外な出だしから始まり、見事な叙述トリック(読者をミスリードに誘う)で予想外の結末を迎えます。「本屋を襲ってブータン人留学生に広辞苑をプレゼントする」ことを初対面の青年に提案された椎名と、「ペット殺し」に巻き込まれた琴美という2つの視点で語られます。

刊行されたのは2003年で、今から約20年も昔の話。しかし、ブータンから訪れた青年を主役の1人に据えたこの物語は、令和になった今読んでも全く古びていません。むしろ、加速し続ける国際化で、あなたの隣人も「遠い異国の誰か」かもしれない今だからこそ読んでほしい小説なのです。

ページ数 384ページ

7位:『満願』米澤穂信

欲望の光と影を描き出す、ミステリー短編集の金字塔!

#第27回山本周五郎賞 #西島秀俊主演ドラマの原作

永瀬

#短編集 #ホラー #このミス

ちょっぴりダークな気分に浸りたい時におすすめの短編集。6つの短編には、いずれも人間の願いが生み出す美しさ、悲しさ、おぞましさが描かれています。

表題作の『満願』では、正当防衛で殺人を犯した女性が、一度は控訴を申し出るも撤回し8年の刑に服します。なぜ彼女は罰を受け入れたのか。その裏には壮絶な信念が隠されていました。個人的な一押しは『万灯』。仕事で成果を上げようとするあまり、道を踏み外す男を描いたエピソードです。スリリングな展開の連続で最後まで飽きさせません。

何かを強く願ったことがある人なら、きっと刺さる話があるはず。結末はスッキリしないものばかりですが、それだけに、読後も長く心に残り続けることでしょう。「人の心」という謎にどっぷりと向き合ってみたい方はぜひ!

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海外ミステリー小説のおすすめランキング5選

人生で一度は読んでおきたい不朽の名作たち

1位:『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー

ミステリーの女王が描く恐ろしいほどに実験的なクローズド・サークル

香月

#アガサ・クリスティ最高傑作 #クローズド・サークル #見立て殺人 #マザーグース #驚愕のラスト

本書が発表されたのは1939年ですが、その設定の斬新さは今も全く色褪せておらず、アガサ・クリスティが如何に突出したプロット作りの才能を持っていたかが分かります。ミステリー小説の代表的な作品として様々な作家に影響を与え、『十角館の殺人』や『うみねこのなく頃に』など、多くの派生作品が世に出るきっかけとなりました。

U・N・オーエンを名乗る富豪から孤島に招待された職業も年齢も異なる10人。下界との往来が絶たれた絶海の孤島で、童謡の通りに一人、また一人と殺害されていきます。

結末はタイトル通りで、ミステリー好きでそのオチを知らない人はいません。しかし、オチを知ってもこの作品の魅力が衰えることはなく、むしろ分かるからこそ読みたくなるという強烈な引力を持つ古典ミステリーの傑作です。

ページ数 387ページ
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2位:『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル

世界で最も有名な探偵シャーロック・ホームズが活躍する傑作短編集

香月

#シャーロック・ホームズ #ワトソン #名探偵 #冷静沈着 #ボヘミアの醜聞

世界で最も有名かつ最高の探偵シャーロック・ホームズ。そんな彼の魅力を色々な角度から味わえる贅沢な短編集です。

事件を聞いただけ真相に辿り着く安楽椅子探偵ものの元祖「花婿失踪事件」、ホームズ史上最も風変りな事件「赤毛連盟」、コナン・ドイルがミステリーの花形・密室犯罪に挑んだ「まだらの紐」。傑作ぞろいの本書ですが、中でも素晴らしいのは「ボヘミアの醜聞」です。この短編は、ホームズが唯一解決できなかった事件が描かれており、常に冷静沈着な彼の別の側面を見ることができます。

どの短編も、ホームズの推理力・観察力・分析力は素晴らしいものです。しかし、ワトソンやアイリーン・アドラーといった魅力的なキャラとの掛け合いや関係性の面白さこそが、ホームズシリーズを永遠に残る傑作にしているとも思うのです。

ページ数 445ページ

3位:『カササギ殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ

小説「カササギ殺人事件」と英国出版業界ミステリーの斬新な2部構成

#2019年本屋大賞翻訳部門第1位

香月

#アガサ・クリスティオマージュ #エルキュール・ポアロ #二部構成 #フーダニット #意表を突く結末

アガサ・クリスティ愛に溢れており、スマホやDNA鑑定といった最先端科学が一切登場しない殺人事件が描かれています。しかし、ただの古き良き時代のミステリー小説では終わりません。

本作は名探偵アティカス・ピュントが事件を解き明かす「カササギ殺人事件」と、女性編集者が小説「カササギ殺人事件」の失われた結末と作者の自殺の謎を追う2部構成となっています。1度に2つの謎解きが楽しめる豪華さはクリスティ以上。彼女の小説世界を現代作家の新たな価値観で再解釈したことも、作品のクオリティを更に一段高みへと押し上げることに貢献しています。

緻密な論理と意表を突いた結末は、読むものを必ず唸らせてくれるでしょう。数々の賞を総なめにした実績も納得の傑作ミステリー小説です。

ページ数 345ページ

4位:『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン

万能の天才ダ・ヴィンチが隠した世界を揺るがす秘密とは?

#映画化

真木

#暗号 #変死体 #ダ・ヴィンチ #最後の晩餐

映画化もされ、キリスト教の奥深くにまで切り込む内容から、欧米では激しい論争を巻き起こしました。主人公、警察、謎のキリスト教団体の修行僧など、様々な視点から進んでいく展開と壮大な結末は圧巻の一言。

物語は、ルーブル美術館の館長が変死体で発見されるところから始まります。死体がレオナルド・ダ・ヴィンチの絵「ウィトルウィウス的人体図」を模したものだと気づいた大学教授ラングドンは、警察から事件の犯人と疑われながらも、遺体に隠されたメッセージを解読していきます。そして、導き出した答えの先に待っていたのは、世界を揺るがす秘密を示したダ・ヴィンチ自身による暗号でした。

宗教、歴史、数学などの知識が巧みに組み込まれた内容は、読者の知識欲を間違いなく満たしてくれるでしょう。謎を解くだけのミステリーでは満足できない人にオススメです。

ページ数 296ページ

5位:『その女アレックス』ピエール・ルメートル

読むごとに印象が変化していくヒロインの壮絶な過去とは?

#イギリス推理作家協会賞

はるう

#サイコサスペンス #ネズミ #壮絶な過去 #誘拐 #ヒロイン

3部構成になっており、アレックスというヒロインの印象が徐々に変わっていきます。初めこそ誘拐された被害者として同情したくなるのですが、凄惨な事件の描写が始まるとただの「かわいそうな被害者」ではなくなっていくのです。

真夜中に謎の男に誘拐されてしまったアレックス。檻に入れられ徐々に衰弱していくなか決死の脱出を試みます。一方、犯人を追う警察はアレックスの身元すら掴めていませんでした。事態は二転三転を繰り返し、驚愕のラストへと突入していきます。

アレックスの壮絶で悲惨な、目を背けたくなるような過去の出来事には、目頭が熱くなりました。「真実よりも正義の方が大事」という言葉の鮮烈さが印象的なミステリーです。

ページ数 457ページ

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