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【2022年】泣ける小説おすすめランキング35選!恋愛ものから家族・闘病まで

登場人物のセリフに感動したり、深い悲しみを覚えたり。そんなときに涙が頬をはらりと伝うことがあります。

今回は、あらゆる角度から涙腺を刺激する「泣ける小説」のおすすめ35作品を、読書好きなライター5人がジャンルごとにランキング形式でご紹介。

涙を誘う感動の旅への参考にしてみてください。

宇野

小学生からミステリーにハマり、小説からビジネス書まで幅広く読みまくるエンタメ好きライター。泣けるけれどちょっと幸せになれるような話が好き。

のんびりママ

初めてひとりで読んだ本は、小学生になる前の春休みに読んだ「ちいさいモモちゃん」。それ以来読書にハマり、いまだにどっぷりハマり続けているアラフォー主婦です。私にとって泣ける小説は心の洗濯のための必須アイテム!

ナギセ

幼い頃から、なかなかおもちゃを買ってくれない母が本だけは頼んでいなくても買ってくれました。いつからか自分から本を読むように。今や母より本に詳しくなりました。それでもまだまだですが、元気いっぱいWebライターをしています。

まさみ

ミステリー・サスペンス・ヒューマンドラマ・ハードボイルド中心雑読派腐女子ライター。創作BL書いています。感情を揺さぶられる小説が好きです。

鍋谷萌子

小学校のころから本が好きで、学生時代は1年に300冊くらい本を読んでいました。「本が好き」が高じて自分でも小説を書くようになり、結果、今は物書きの仕事をしています。今でも「読みかけの本」が必ずある生活を送っています。

【Q&A】泣ける小説の魅力や選び方を教えて!5人のライターが答えます

目次

【定番】泣ける小説おすすめ

1位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

コーヒーが冷めないうちに

喫茶店で過去へタイムスリップ?大切な人へ伝えたかった本当の気持ち

#有村架純主演映画の原作

宇野

姉妹、夫婦、婚約者…それぞれの泣けるショートストーリーが集まった珠玉の名作。「ある席に座ると過去に戻れる」という都市伝説を持つ喫茶店に訪れるお客さんが、時を越えて大切な人に会いに行きます。過去に戻っても、実際に起きたことは変えられません。

過去は変わらなくてもいい、それでも本当の気持ちを伝えるためにもう一度会いたい。人を救うのは、深い愛と思いやりであることを知らされます。

あなたには過去のあの日に戻ってやりたいことはありますか?大切な人にうまく気持ちを伝えられない、そんな人に読んでもらいたい一冊です。

ページ数 348ページ

2位『カラフル』森絵都

カラフル

魂のやり直しとは?天使が僕に与えた死後の試練。衝撃のラストに涙!

#第46回産経児童出版文化賞 #映画化 #アニメ化

宇野

「おめでとうございます!抽選に当たりました!魂のやり直し試練を与えます。」一度死んだはずの僕は天使から「自分の罪を認識する」という修行を与えられ、前世の記憶がないまま、誰だかわからない中学生・真の人生への「ホームステイ」を始めます。

生きる気力をなくしていた真になりきる僕は、次第に「彼にこそ人生をやり直してもらいたい」という気持ちが育っていきます。ティーンならではのヒリヒリとした痛みにもがき苦しみながらも、無事修行を終えることができるのでしょうか?

まっすぐな僕のひたむきな姿に胸を打たれます。かつて中学生だった自分を抱きしめたくなるような、大人こそ泣けるストーリー。

ページ数 259ページ
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3位『星の王子さま』サンテグジュペリ

星の王子さま

小さな王子さまの旅から気づく「ほんとうに大切な」こと

ナギセ

言わずと知れたサン=テグジュペリの代表作。飛行機が壊れ、サハラ砂漠に不時着してしまった孤独な飛行士が、とある星の王子さまと出会います。王子さまは自分の星から出て出会った人や動物、植物たちから色々なことを学び、孤独な飛行士は王子さまと話すことで心がほぐれていきます。

王子さまの旅の中でとても印象的なのは、キツネと出会うシーン。キツネの「かんじんなことは、目にはみえない」という言葉は何度触れても美しく、心がじんわりと温かくなります。あわただしい現実世界で忘れがちな大切なことをやさしく教えてくれる作品です。

忙しいときや疲れているときにこそ、王子さまの純粋さに触れて心を潤してみませんか?

ページ数 171ページ
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【恋愛】泣ける小説おすすめ

1位『君の膵臓をたべたい』住野よる

君の膵臓をたべたい

余命わずかな同級生とどう過ごす?予想外のラストに思わず呆然

#2016年本屋大賞第2位 #浜辺美波主演映画の原作 #アニメ化

宇野

いつも明るいクラスメイトの桜良が膵臓の病気で余命宣告されていることを知った僕は、彼女の「死ぬまでにやりたいことリスト」に付き合うことに。着々と死に向かいながらも、明るくあっけらかんとした彼女の姿に、僕はいつしか惹かれていきます。

余命宣告されたとはいえ、桜良が「病気で死ぬこと」は確定事項ではありません。彼女が迎える衝撃のラストに、胸が締め付けられ涙が止まらなくなるでしょう。そして、彼女が主人公や親友へ残したメッセージにも泣かされます…。

青春の淡い恋心に浸りたい時や、思いっきり泣きたい時に読んでほしい一冊です。

ページ数 328ページ
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2位『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文

ぼくは明日昨日のきみとデートする

電車で出会った運命の人。過去と未来が交差する世界で僕らは愛し合う

#福士蒼汰主演映画の原作

ナギセ

美大生の高寿は、電車で一緒になった女性・愛美に一目惚れしてしまいます。特別なものを感じ、この人しかいない!と思った高寿は意を決して愛美に声をかけ、見事結ばれます。しかし愛美には衝撃的なある秘密があって…。

京都の街をぶらぶらと歩き食事をする、そんなデートを繰り返す仲睦まじい2人。しかし読み進めていくうちに愛美の様子に違和感を覚えるようになります。最後まで読み終えるとその秘密がわかり、思わず最初に戻って読み直してしまいますよ。

切ないけれど互いを愛し合う気持ちの強さは、いつどんな場所にいても変わらないものだと気づかされます。好きな人と読んで感想を共有し合って欲しい作品です。

ページ数 287ページ
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3位『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一

世界の中心で愛をさけぶ

高校生が選んだ究極の選択に胸が締め付けられる

#大沢たかお主演映画の原作

のんびりママ

主人公は朔太郎という男子高校生。恋人が亡くなり、ふたりの過ごした日々を振り返る場面から物語が始まります。高校生の頃の純粋な恋愛が回想されますが、そこに襲いかかった白血病という悪魔。

倒れてしまった恋人のために、主人公がなりふり構わず「助けてください!」と叫ぶところは本当にリアルで、涙が止まりません。病気になる確率はみんな一緒であるものの、幸せなふたりを無差別に襲った病魔に歯がゆい気持ちでいっぱいになります。

つい自分だけは大丈夫と思ってしまいがちですが、他人事ではなく自分にも起こりうる話として読み込める人なら必ず心動かされるでしょう。

ページ数 240ページ

4位『いま、会いにゆきます』市川拓司

いま会いにゆきます

亡くなった妻が帰ってきた!夫婦・親子の絆に涙が止まらない物語

#竹内結子主演映画の原作

宇野

ある日、小学生の息子・佑司と暮らしていた巧のもとに、亡くなったはずの妻・澪が帰ってきます。幽霊?夢?何が何だか分からないまま、記憶喪失の澪との暮らしが始まりました。自分のせいでママが死んでしまったと思っていた佑司でしたが、戻ってきた澪と過ごすうちに、徐々に考えが変わっていきます。

ラストで明らかになる真実を知ったとき、澪の愛に涙が止まらなくなりました。

もし自分が澪だったら、巧だったら、そして佑司だったら…。大切なものを失ってどうしたらいいか分からないときや、わんわん泣いてデトックスしたいときに読みたい一冊です。

ページ数 432ページ

5位『阪急電車』有川浩

阪急電車

もしあの電車に乗らなかったら…?すれ違う人々が織りなす人情ドラマ

#中谷美紀主演映画の原作

宇野

阪急電車の各駅ですれ違っていく乗客たちの物語。短編集ですが、それぞれのストーリーが少しずつ交わります。

それぞれ誰にも言えない辛さを抱えていますが、特に、浮気された元カレの結婚式に白いドレスで乗り込んでいった女性が印象的でした。同じ電車に乗り合わせた人々の何気ない一言で心境が変化していく乗客たちの姿に励まされます。

乗り換えの時間が少しでも違ったら、一本後の電車に乗っていたら、出会うことがなかった人たち。今あなたの隣に座っている人が、今後の人生のヒントを与えてくれるかもしれません。新たな気持ちで歩き出したい人の背中をそっと押してくれる物語です。

ページ数 269ページ

6位『塩の街』有川浩

塩の街

舞台は塩害で崩壊寸前の東京!ある男と少女の愛が世界の運命を変える

#第10回電撃ゲーム小説大賞受賞

ナギセ

「世界とか、救ってみたくない?」そんな一言でひっそりとしていた運命が動き出す。塩害により、街が塩で埋め尽くされている東京で暮らす男・秋庭と少女・真奈。2人はさまざまな事情を抱えた人々と出会っては別れていきます。

稀有な設定と、個性の強い登場人物たち。SFとラブストーリーがこんなにも美しく融合した作品は他にありません。過酷な状況にいながらも、2人の互いを想う気持ちにグッときます。

SF好きにもラブストーリー好きにも刺さるはず。コロナに振り回されている現代社会にも通じるところがあり、現代を生き抜く上での小さな勇気をもらえます。今だからこそ読んでほしい作品です。

ページ数 444ページ

【家族】泣ける小説おすすめ

1位『八日目の蝉』角田光代

八日目の蝉

“母親”とは?赤ん坊連れ去り事件にまつわる泣けるサスペンス

#第二回中央公論文芸賞受賞 #井上真央/永作博美主演映画の原作

宇野

こほんの一瞬の隙に元恋人の娘・恵理菜を連れ去った希和子。赤ん坊から5歳になるまで誘拐犯に育てられた恵理菜。前半は希和子の逃亡劇が描かれ、後半は被害者である成長した恵理菜の物語です。両親から希和子は極悪な誘拐犯だったと聞かされて育った恵理菜ですが、彼女と過ごした日々はキラキラした親子の時間でした。隠れた悪人は、彼女を追い詰めた周囲の人間だったのかもしれません。

罪を犯してまで愛を守りぬきたかった希和子の姿に、涙が止まらなくなりました。

母親の定義とは何でしょうか。赤ちゃんを産んだら母親なのか、それとも子供を育てたら母親?すべてのお母さんとその周りの人に読んでほしい作品です。

ページ数 376ページ
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2位『手紙』東野圭吾

手紙

加害者家族が受ける迫害とは?「殺人犯の弟」のどこまでも不幸な人生

#山田孝之主演映画の原作

まさみ

やむをえない事情で強盗殺人を犯してしまった剛志。物語は、獄中から弟・直貴にあてた剛志の手紙が軸となっています。どんな動機があろうと、一度犯罪者になってしまった人間に世間の風当たりは冷たく、犯罪加害者とその家族を待ち受けていたのは誹謗中傷と迫害でした。

犯罪によって壊されるのは被害者の日常だけではなく、加害者の家族もあるいはそれ以上に不幸に陥るのだと痛感させられました。同時に絶望的な状況の中でも前を向いて生きようとする人間の強さ、身を惜しまず手をさしのべる人々の優しさが涙を誘います。

直貴のように「殺人犯の弟」というレッテルが一生付き纏う立場に追い込まれたらどう生きるか、人生を見詰め直したくなる傑作でした。

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3位『西の魔女が死んだ』梨木香歩

西の魔女が死んだ

人間関係に疲れて不登校になった少女が本当の自分を取り戻す成長物語

#映画化

のんびりママ

女子特有の駆け引きに疲れて学校に行けなくなった主人公は、自らを「西の魔女」と呼ぶイギリス人のおばあちゃんのところで心を休めることに。ある出来事から仲違いをしてしまう2人ですが、おばあちゃんの包み込むような愛が主人公に伝わります。

自然と共に生きるおばあちゃんの生活の知恵や技、魔女マインドはとても興味深く、ワクワクしながら読み進められます。初めて読んだのは中学生のときでしたが、早寝早起きして食事と睡眠をしっかりとり、よく運動すれば私も魔女になれるんだろうかと想像したものです(笑)

人間関係に疲れた人や、自分を取り戻したい人におすすめの作品です。

ページ数 226ページ
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4位『流星ワゴン』重松清

流星ワゴン

「過去をやり直したい」死者の願いにこたえて現れるワゴンの行方

#西島秀俊/香川照之主演ドラマの原作

まさみ

死んだ人を乗せて過去の分岐点に遡れるワゴン車があったらどうしますか?「あの時こうしていたら…」と誰しもにある後悔を拾い上げ、過去に立ち戻る不思議なワゴンのお話です。

主人公・永田は病床の父との関係に悩んでおり、思春期の息子とも上手くいっていません。彼がいかにして過去をやり直していくかが丁寧に描かれ、ノスタルジックな切なさを呼び起こします。一雄・父親と対比される橋本親子も非常にいい味を出しており、小学生の息子が血の繋がらない養父に投げかける思いやり深い言葉には泣かされました。一雄の少年時代のエピソードもしみじみ胸に迫ります。

読後はきっと昭和が生んだ頑固親父・チュウさんを好きになっているはず。

ページ数 480ページ

5位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

そしてバトンは渡された

親から親へ、親から子へ。4回苗字が変わった娘が語る絆のリレー

#2019年本屋大賞受賞 #永野芽郁主演映画の原作

まさみ

主人公は産みの親の顔すら知らない高校生の森宮優子。しかし彼女は決して不幸ではありません。継母や継父たちがそれぞれのやり方で優子を精一杯愛し、優子もその愛情に応え健やかに育っていき、親たちから大事なことを学び逞しく成長していきます。

血の繋がりに依存しない新しい家族のあり方が新鮮でありながら、温かい感動に包まれます。ゆるやかなリレーさながら他人同士だった親たちに接点が生まれ、広義の家族となっていくのが素敵でした。

親と子の柔軟な関係性の気づきをもらえるので、現代に生きるすべての人々に読んでほしいです。

ページ数 425ページ

6位『ハッピーバースデー~命かがやく瞬間~』青木和雄

ハッピーバースデー

家族の再生の物語!母から虐待を受ける少女の心の叫びとは?

#映画化 #アニメ化

ナギセ

11歳の誕生日を母親に忘れられてしまったあすかは、母親に言われた言葉をきっかけに声が出なくなってしまいます。兄のすすめで母方の祖父母の家に預けられ、そこで心の傷を癒して強くなっていきます。兄もそんな妹を見て変わり、あすかの母も自分と向き合い始めます。

子どもにとって親という存在が、どれほど大きいのかを感じさせられる不朽の名作。作者のあとがきにもありますが、子どもの傷には周りの大人が深く関わっていることが多いと感じました。

家族とのわだかまりを抱えている人や、これから我が子を迎えるという人に読んで考えてみてほしい作品です。

ページ数 218ページ

7位『あの空をおぼえてる』ジャネット・リー ケアリー

あの空をおぼえてる

事故に遭った兄妹。兄は空にのぼっていった妹へ手紙を書く

#映画化

ナギセ

事故に遭った幼い兄妹のウィルとウェニー。兄のウィルは生還しますが、妹のウェニーは残念ながら帰らぬ人となってしまいます。その日を境に両親はふさぎ込み、ウィルは彼らを励まそうとしますが上手くいきません。そこでウィルは妹に向けて手紙を書くことに。ウィルがウェニーに宛てた手紙の形をとって物語が進みます。

ウィルの目を通して伝えられるのは、はっとさせられることばかり。たとえば、他の人には見えない存在について、パパは「本当はいない」と表現する場面で、ウィルはパパに「なぜ本当にいないとわかるの?」と返します。

幼き日々を心のどこかに置き忘れてしまった大人にこそ読んでほしい作品です。

ページ数 253ページ

8位『とんび』重松清

とんび

とんびが鷹を生んだ!デコボコ親子の絆を描く感動の名作

#阿部寛主演映画の原作

のんびりママ

昔気質の父親ヤスと、聡明でまっすぐな息子アキラの親子の絆を描いた物語。ヤスさんは昭和の男なので、いまの価値観からするとズレているところが多少あるものの、不器用ながら息子を愛し必死に守ろうとします。

アキラくんを傷つけたくないあまりについた嘘にはもどかしい気持ちでいっぱいになりましたが、それがヤスさんなりの愛だったと思えば納得です。作中に登場する「子供を寂しがらせることだけはするな」という言葉は、私が子育てをする上でも覚えておきたい言葉になりました。

子育ての大変さに加えて楽しさ、奥深さが描かれた名作なので、子育て中の方や親子関係に悩む人に読んでもらいたいです。

ページ数 420ページ
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9位『消えた少年たち』オースン・スコット カード

消えた少年たち

忍び寄る影から家族を守りきることができるのか?結末で涙腺崩壊

のんびりママ

愛あふれる家族の日常が縦糸に、連続少年誘拐事件のミステリーが横糸に紡がれる壮大な物語です。

長い物語なので一言では語りつくせませんが、私が特に心揺さぶられた場面を2つ紹介します。1つは、長男スティーブンがいざこざに巻き込まれたときに、お父さんが敢然と立ち上がって子どもを守るところ。もう1つは、クライマックスのどんでん返しです。正義感が強く優しい心を持ったスティーブンが迎えた信じられない結末…。嘘でしょ!?と叫びたくなり、完全に涙腺が崩壊しました。

家族小説としてもビジネス小説としても多角的に楽しめますが、1番はやはり愛する家族がいる人に読んでもらいたいです。

ページ数 497ページ

【病気/死/闘病】泣ける小説おすすめ

1位『明日の記憶』荻原浩

明日の記憶

若年性認知症を患った主人公がたどる「現実」と「救い」の物語

#第18回山本周五郎賞受賞 #渡辺謙主演映画の原作

鍋谷萌子

若年性認知症を患った、家族持ちの男性の一人称から見た小説です。この話に「魔法」はありません。自分の記憶を必死に繋ぎ止めようとする主人公の抗戦も虚しく、病は徐々にしかし確実に悪化していきます。

彼が慕い病を打ち明けた陶芸家が、既に支払われた月謝を何度も受け取るシーンは特に印象的です。決して悪人ではなく、それ故に苦く悲しい後味が残ります。

それでもこの話には救いがあります。ラストに描かれるその救いは、切なく寂しいただの綺麗事。その救いも「魔法」ではなく、いつか消え散じることを読者は知っているのですが、それでもその綺麗事が読む人の心を救うのです。

ページ数 387ページ

2位『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス

アルジャーノンに花束を

天才になる手術を施された知的障害者に待ち受けていたのは…?

#ドラマ化

のんびりママ

幼児の知能しかない32歳の男性チャーリーが、外科手術を受け天才の頭脳を持つことに。しかし、手術後に起きたのは良いことばかりではありません。障害のせいで親に捨てられたことや、友達と信じていた人たちが自分を馬鹿にしていたことに気づいてしまったり、発達のアンバランスによりエゴイスティックな人格になったりします。

手術前は朗らかな性格だったチャーリーが笑顔を失い、孤独に苦しむ様子に胸が痛みます。しかし、最後まで友達のアルジャーノン(白ネズミ)のことを思いやった彼の姿から、真の幸福を考えるためのヒントをもらった気がしました。

幸せとは何かを模索している人に読んでもらいたい作品です。

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3位『旅猫リポート』有川浩

旅猫リポート

一人と一匹、一緒に行こう。新たな飼い主探しの旅へ

#福士蒼汰主演映画の原作

ナギセ

交通事故に遭った雄猫ナナは、助けてくれたサトルの飼い猫になることを決意。しかし数年後、サトルはある理由からナナを手放さなければならなくなります。そこでナナの新たな飼い主探しをすることに。2人は銀色のワゴンに乗りながら、サトルの古い友人たちを訪ねていきます。

ナナ目線で描かれるのは、その人間らしさにどこか共感してしまう人物ばかり。後半は涙でページをめくる手が止まることもありますが、最後まで陽だまりに包まれているような温かさを感じる物語です。

猫好きでなくても存分に楽しめる小説ですが、猫好き、特に猫を飼っている方にはぜひ読んでいただきたい作品。

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4位『博士の愛した数式』小川洋子

博士の愛した数式

記憶障害を背負う元数学博士と家政婦親子の心温まる日常

#第1回本屋大賞受賞 #寺尾聰主演映画の原作

のんびりママ

記憶が80分しか持たない博士と、そこにやって来る家政婦とその息子の交流を描いた物語。少し特殊な設定ですが、細やかな描写で違和感なく世界観に入り込めました。劇的な展開で読者をぐいぐい引き込むタイプの小説とは異なり、日常の中での温かな心の交流や、ときどき垣間見える数学の世界の美しさで読者を惹きつけます。

また、博士のキャラクターが素晴らしく、例え記憶が80分しかもたなかったとしても、人は尊厳を失わず自分らしく生きていくことができるんだなと思わせてくれました。

切なくも心に残る、ハートウォーミングな展開。自分らしい生き方を模索している人に読んでもらいたい作品です。

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5位『失はれる物語』乙一

失はれる物語

乙一の世界観が詰め込まれた、ヒリヒリするような珠玉の短編集

のんびりママ

表題作「失はれる物語」の他にも「傷」や「Calling You」などの名作を収録している短編集。どの短編も素敵で語り尽くせないのですが、もし1番好きな作品を選ばないといけないとしたら「傷」を選びます。恵まれない家庭環境で育った2人の少年が出会い、少しずつ変化していく物語です。

心と体に抱えきれないほど多くの傷を持つ2人が人を信じることを知り、あらゆることを分かち合うことで希望を見出す過程は涙なしには読めません。悲しい描写が続きますが、最後に明るい未来を匂わせて結んでくれているところが本当に大好きです!

つらい思いをしている人や痛みを抱えている人にそっと寄り添ってくれる作品。

ページ数 381ページ

【お仕事】泣ける小説おすすめ

1位『本日は、お日柄もよく』原田マハ

本日はお日柄もよく

OLが選挙のスピーチライターに!スピーチで自分も世界も変えられる

#比嘉愛未主演映ドラマの原作

ナギセ

OL・二ノ宮こと葉は、片思いしていた幼なじみの結婚式に出席。複雑な気持ちでしたが、式で披露されたある女性のスピーチに感動し、頭がいっぱいに。その後、スピーチの語り手である伝説のスピーチライター・久遠久美に弟子入りします。

作中のスピーチや言葉には、読者の胸を震わせ感動を覚えるものがたくさんあります。自分たちが影響を受けてきたスピーチにはこんな秘密があったのだと驚きました。

言葉の力の偉大さを感じさせられるので、まさに言葉を扱う人間の必読書と言えるでしょう。あなたもきっと「久美さんに弟子入りしたい」と思うはず!

ページ数 381ページ
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2位『下町ロケット』池井戸潤

下町ロケット

世の不条理を打ち負かせ!元研究者と仲間たちによる誇りをかけた戦い

#第145回直木賞受賞 #阿部寛主演ドラマの原作

のんびりママ

主人公の営む町工場が、理不尽な言いがかりで倒産の危機に追い込まれるところから物語が始まります。元研究者である主人公の誇りのつまった特許を売れば、工場を閉鎖せずにすむ…。大企業の圧力を前に、誇りを取るかお金を取るかの選択を迫られます。

真面目一本で生きてきた主人公に次々と降りかかる災難に、腹が立つやらもどかしいやらで、序盤からページをめくる手が止まりません。主人公の葛藤や仲間との意見の対立も非常にリアルで、ハラハラドキドキしっぱなし!紆余曲折を経てやっと夢が叶うという場面では思わず涙です。

今の仕事を続けることに疑問を持っている人や、仕事への情熱を失いかけた人にぜひ読んでもらいたい1冊です。

ページ数 496ページ

3位『舟を編む』三浦しをん

舟を編む

しなやかにたおやかに。言葉が紡ぐ力を信じて仲間と新しい辞書を作る

#第9回本屋大賞受賞 #松田龍平/宮崎あおい主演映画の原作 #アニメ化

まさみ

世の中にあふれるお仕事小説でも、本作は一風変わった職業を扱っています。主人公・馬締光也が挑むのは新しい辞書の編纂。古今東西の言葉を蒐集して分類する、大変な手間がかかる重労働です。しかし、個性的な仲間たちとともに辞書作りに没頭する中で、馬締は徐々に言葉が秘めた可能性や、先人たちの知恵や想いに気づいていきます。

タイトルの「舟を編む」は辞書を言葉の海を渡る舟に見立てたもので、編集者はまさに舟を編む仕事といえます。辞書の編纂に携わる過程で多数の人と交わり、頑なだった馬締が変化していく様子が瑞々しく描写されます。

滋味深いヒューマンドラマを探している方におすすめしたいです。

ページ数 347ページ
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【スポーツ】泣ける小説おすすめ

1位『風が強く吹いている』三浦しをん

風が強く吹いている

駅伝に懸ける青春!走ることに情熱を注いだ若者たちの群像劇

#第1回ブクログ大賞文庫本部門大賞 #小出恵介/林遣都主演映画の原作 #アニメ化

まさみ

一度は天才と持て囃されながらも、暴行事件を起こし落ちぶれたランナー・カケルの復活劇と、そんなカケルの走りに魅了されたハイジたちランナーの群像劇です。それぞれ異なる個性を持った学生たちがバラバラだったところから徐々に団結し、駅伝制覇をめざします。

駅伝は一人ではなく、一人ひとりが走りをつないでいくチームワークが大切なスポーツ。時には自分を抑え、仲間に尽くす必要にも迫られます。そのような葛藤を乗り越えて最高の走りを見せる若者たちの姿に胸を打たれました。

自信を持っておすすめできるスポーツ小説の金字塔。あなたもきっと走り出したくなるはず!

ページ数 672ページ
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2位『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

一瞬の風になれ

ライバルや友と競い合い高みを目指す!高校陸上を描いた青春小説

#第4回本屋大賞 #第28回吉川英治文学新人賞 #内博貴主演ドラマの原作

まさみ

高校陸上をテーマに、悩みながらも成長していく少年たちを生き生きと描いたスポ根小説。ハードな練習を乗り越え大会に出場しても望んだ結果が得られるとは限りません。努力が成果に結び付かず挫折を経験する者や才能あふれるライバルに嫉妬する者もいます。

彼等の葛藤がリアルな説得力をもって描写され共感を覚えました。目標を達成する為に払わなければいけない代償がどれほど大きいか、本作を読まなければ永遠に知らないままでした。だからこそ、「一瞬の風」になれた瞬間の爽快感はなにものにも代え難い喜びをもたらします。

誰もが夢を叶えられるわけじゃない世界で、それでも夢を追い求める素晴らしさを教えてくれる傑作です。

ページ数 272ページ

3位『バッテリー』あさのあつこ

バッテリー

新たな相方とバッテリーを組む!野球に打ち込む少年たちの成長物語

#アニメ化

宇野

春から中学生になる巧は、引っ越し先の地元野球チームに所属する永倉豪と出会いバッテリーを組むことに。仲間と共に、新たな巧の野球人生が始まります。常に自分の能力に対して自信満々の巧ですが、地方大会の準決勝である失敗をします。苦しみながらも失敗を糧に、ひたすら真摯に野球と向き合う巧。大人への一歩を踏み出しはじめた中学入学前の行き場のない怒りや苦しみにも、一つ一つぶつかっていきます。

仲間や家族と衝突しながらも、突き進んでいく巧のひたむきな姿が泣けるポイントです。

自信がないときや青春時代の情熱を思い出したいときに読むと、また頑張ろうと思えます。

ページ数 262ページ

4位『DIVE!!』森絵都

DIVE

1.4秒にすべてを懸けろ!飛び込み種目でいざオリンピックへ

#小学館児童出版文化賞受賞 #溝端淳平主演映画の原作 #アニメ化

宇野

アメリカ帰りの熱血女性コーチ麻木を迎え、弱小ダイビングクラブに所属する中高生たちが飛び込み種目でオリンピックを目指します。真面目タイプの知季、天才肌の要一、そして野生児な飛沫。自分と葛藤しながら、それぞれの「飛び込み」で頂点へ向かっていきます。

10メートルの高さからプールに飛び込む潔さ。好きなことに打ち込むというのは、喜びだけでなく苦しみも伴うものです。思春期という多感な時期に、これと決めてひたむきに道を切り開いていく少年たちの姿に胸を打たれます。

趣味に打ち込みたいけどイマイチ熱が入らない、夢中になれるものが欲しい、青春小説で泣きたい…そんな方にぜひ読んでほしいです。

ページ数 368ページ

【SF・ファンタジー】泣ける小説おすすめ

1位『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾

ナミヤ雑貨店の奇蹟

過去とつながる手紙たち…その奇跡にあなたはきっと涙する!

#第7回中央公論文芸賞 #山田涼介主演映画の原作

宇野

窃盗を働いた3人組が潜伏先として逃げ込んだ廃屋は、かつて悩み相談を聞いてくれることで人気だった雑貨店。そこはなんと過去とつながっている不思議な空間でした!時を超え相談者と手紙のやり取りをする3人は悩みを聞くうち、彼らにある共通点を見つけます。人生をあきらめかけていた3人に芽生えた思いとは?

人には言えない秘めた悩みを持った時にどのように行動するかで、その後の人生が大きく変わることを改めて実感しました。ナミヤ雑貨店に起こる数々の奇蹟を目の当たりにしたとき、涙が止まらなくなるでしょう。

過去と未来をつなぐファンタジックな感動話に浸りたいときに読みたい作品です。

ページ数 413ページ
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2位『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

わたしを離さないで

与えられたのは残酷な運命。それでも私たちはその時まで精一杯生きる

ナギセ

介護人として「提供者」の世話をしているキャシーは、同じ施設で育った親友のルースとトミーも世話をすることに。キャシーが施設での日々(毎週の健康診断や図画工作に力を入れた授業など)を思い出す中で、施設にまつわる残酷な真実が明るみとなっていきます。

読み始めは「何が何だかわからない、でも気になる」そんな感情を抱くことでしょう。それでも読者を飽きさせず惹きつける文章は圧巻。タイトルの「わたしを離さないで」は、最後まで読むと心にグサグサと刺さります。

自分の生まれた意味やその後の人生が予め定められていたとしたら?自分や大切な人の今を見つめ直すいいきっかけになるような作品です。

ページ数 450ページ
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【戦争】泣ける小説おすすめ

1位『永遠の0』百田尚樹

永遠の0

孫が辿る祖父の軌跡!特攻兵の祖父は英雄かはたまた臆病者か

#岡田准一主演映画の原作

まさみ

「妻子に会うまでは死ねない」と誓った特攻兵の祖父が、どうして自ら零戦に乗り込んだのか?孫がその実像に迫るお話です。

キーパーソンとなる天才戦闘機乗り・宮部久蔵の人物造形が実に秀逸で、遠く離れた妻子を思いやり、臆病者の謗りを受ける覚悟に何度も泣かされました。その実直な人柄や不器用な真心が描写されるほどに、戦争の残酷さが胸に迫ります。久蔵と同期だった人々の回想を交えて進む物語には確かな血肉が通い、フィクションの枠を超えた歴史の重みがずしんと胸に響きました。

どんなに時が経とうとも、戦争を過去にできない人々がいる現実を忘れてはいけません。同じ過ちを繰り返さない為にも、一人でも多くの人に読んでほしい作品です。

ページ数 608ページ

2位『出口のない海』横山秀夫

出口のない海

「死にに行け」それが僕らに与えられた使命だった

#市川海老蔵主演映画の原作

ナギセ

大学の野球部に所属する元甲子園優勝投手・並木は肘を故障で剛速球が投げられなくなってしまったため、誰も見たことのない魔球を生み出そうと考えます。しかし、第二次世界大戦の波が彼ら野球部にも迫り、並木は詳しいことはわからないまま、自らが兵器となる人間魚雷「回天」に乗り込むことになってしまいます。

読むたびに心がつらく苦しくなり、何度も途中で休憩をはさみながら読みました。人の命を犠牲にして戦う兵器を作ったことや、それを詳しく説明もせず志願者を募ったずるさに腹が立つばかりです。

戦争を経験していない、現代の多くの人々に読んでほしい作品。

ページ数 360ページ

【ミステリー】泣ける小説おすすめ

『ハードボイルドエッグ』荻原浩

ハードボイルドエッグ

三枚目な探偵×愉快な婆さんのサスペンス&アクションストーリー

鍋谷萌子

ハードボイルドに憧れているのに、実際はペット専門の探偵が主人公。恋心を抱く相手は親しい友人の妻。そんな彼のもとに「婆さん」が助手志望として現れて…。2人はその後、予想もしなかった事件に巻き込まれていきます。

推理物ですがユーモアに富み、楽しく読めます。ただ垣間見える主人公の過去や婆さんの本当の姿、友人夫婦の価値観のハードさが、心にひっかき傷を残していきます。最後まで読みきったら、人が生きるうえで抱く切なさと、それを支える笑いを感じ取れるはずです。

私はこの話を読んでいるとき、ずっと泣き笑いの表情をしていました。主人公がおかしくてかわいくてかわいそうで、格好よくてずっと。

ページ数 400ページ

【Q&A】泣ける小説の魅力や選び方を教えて!5人のライターが答えます

今回選書したライターが泣ける小説の魅力について答えます。それぞれが思う泣ける小説の魅力や体験をご紹介。

Q1.今までで1番泣けた小説は?

宇野

市川拓司『いま、会いにゆきます』です。母親になってから読み返したら、澪の気持ちが痛いほどわかって涙が止まりませんでした。

のんびりママ

『アルジャーノンに花束を』と迷ったのですが、『消えた少年たち』です。母親になって家族モノがより胸を打つようになりました。

ナギセ

雫井脩介『クローズドノート』です。何の気なしに読み始めたのですが、最終的に号泣。涙が止まりませんでした。

まさみ

浅田次郎『蒼穹の昴』です。登場人物の波乱万丈の生き様や家族愛・兄弟愛・師弟愛に涙腺が壊れるほど泣かされました。

鍋谷萌子

荻原浩『明日の記憶』です。辛すぎて悲しすぎて切なくて美しすぎて、再読する勇気がなかなか持てなかった唯一の作品です。

Q2.泣ける小説のどういうところが好き?

宇野

泣ける小説を読むと、涙を流すという究極のデトックスができるところが好きです。激しく感情が動くことで、「私の心は動いているんだ!ちゃんと生きているんだなぁ!」と思えます。

のんびりママ

日々の生活の中でたまった心の澱を洗い流してくれるところです。当たり前の日常に対する感謝の気持ちを思い出させてくれますし、登場人物のピュアな心に触れることで前向きにもなれます。

ナギセ

正直に言うと、涙もろくてすぐ泣いてしまう私は普段、泣ける小説は避けています(笑)。でも泣けるってことはわかりやすく自分の心が動いた証拠でもあるので、自分の感応に素直でいられるところは好きですね。

まさみ

泣ける小説を読むことは「心の筋トレ」です。普段使っていない筋肉を鍛えると健康になります。涙には自浄作用があるので、登場人物の生き様に情緒をひっかき回され、泣いてスッキリすることで快感が得られます。

鍋谷萌子

読んだ後にちょっとだけ人に優しくなれる。そんな風に、「読み手の行動さえも変えてしまう力」に惹かれます。泣ける小説というのは、読者に多くのことを伝えてくれる良書です。

Q3.泣ける小説を選ぶときのポイントは?

宇野

ファンタジックな世界観のものや、人と人との関わりをテーマにしたものかどうかをポイントに選んでいます。恋愛小説も感動するものが多いので、とにかくたくさん読んでみることにしています。

のんびりママ

レビューをしっかり読むというのはひとつの手です。ただ、よくないレビューがあったとしても、それを信じすぎないでほしいですね。人それぞれ感じ方は違いますから、読まずに判断するのはもったいないです。

ナギセ

帯に「感動」「全米が泣いた」的な文言があったら避けます。期待値が上がるばかりで実際には泣けないことも多いので。あらすじと表紙を見てビビっときたものを選ぶのが大事。自分の直感を信じます。

まさみ

「泣ける」「感動」などのフレーズはあえて避けて、あらすじでピンと来たものを選びます。私の場合は「疑似家族」「相棒」「すれ違い」「どんでん返し」の打率が高いです。最近はイラストが好みの装丁で選んでます。

鍋谷萌子

本の紹介文に書かれている簡単なあらすじを読んでから手に取ります。また、私はいわゆる「作家買い」をするタイプなので、これも選定基準です。その中でも特に荻原浩さんの作品は泣けるものが多くておすすめです。

Q4.泣ける小説についての思い出があれば教えて下さい

宇野

寝る前に泣ける小説を読んだら感動して涙が止まらなくなったことがあります。悲しみをこらえきれず布団の中で泣くことを「枕を濡らす」と表現しますが、物理的に枕が濡れることってあるんだなと思ってしまいました!

のんびりママ

『消えた少年たち』を読んでいて気が付いたら夜が明けていたことです(笑)長い物語なのでそれでも読み切れませんでしたが…。読み終わるまで家事が手に付かなくて、次の日も家事をほっぽりだして読み続けました。

ナギセ

母親との関係に悩んでいた小学生くらいの頃に、『ハッピーバースデー』を読んで泣きました。自分と主人公を重ねて応援しながら読んでましたね。主人公が幸せを掴んでいく姿に勇気づけられていたのかもしれません。

まさみ

電車の中で文庫本を読んでいた時に号泣してしまい、周囲の人に不思議そうな目で見られた事が印象的です。そのぶん心に栄養を蓄えられたので、普段ならイライラするような些細な事柄も笑って流せました。

鍋谷萌子

飲み物を用意して読み始めたのですが、中に入っていた氷が溶けきってもなお読み続けていたことがあります。そのときに読んでいた本は、荻原浩さんの『それでも空は青い』でした。

まとめ

今回は読書好きライターに選書してもらったおすすめの泣ける小説をご紹介しました。読んでみたい作品は見つかりましたか?泣くほど感動した小説たちはいつまでも心に残りますよね。ぜひ今回紹介した35選を参考に、感動的な物語の世界に浸ってください。

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