目次
- ナニュークたちの星座/雪舟えま作・カシワイ絵
- ビロードのうさぎ/マージェリィ・W・ビアンコ作・酒井駒子訳・絵
- きんのたまごのほん/マーガレット ワイズ・ブラウン作, レナード ワイスガード絵・わたなべ しげお訳
- 岸辺のヤービ/梨木香歩作・小沢さかえ絵
- アライバル/ショーン・タン作
- 世界一美しい猫たち ラパーマ/五十川満著
- 世界で一番美しい猫の図鑑/タムシン・ピッケラル・アストリッド・ハリソン著
- オオカミと野生のイヌ/近藤雄生・ 澤井聖一著
- 世界の美しい飛んでいる鳥/澤井聖一著
- 世界で一番美しいペンギン図鑑: 絶景・秘境に息づく/水口博也・ 長野敦著
- 書物のある風景: 美術で辿る本と人との物語/ディヴィッド・トリッグ 著・赤尾秀子訳
- ヨーロッパの装飾と文様/海野弘著
- アルフォンス・ミュシャの世界 -2つのおとぎの国への旅/海野弘著
- 世界を変えた本/マイケル・コリンズ他 著・ 樺山紘一監修, 藤村奈緒美翻訳
- 世界の名所めぐり―旅するスクラッチアート/成美堂出版編集部
- 永遠の詩(全8巻)/小学館
- 乙女の本棚シリーズ(全9冊)/立東舎
- 清川あさみ 絵本(全8冊)
- 色の名前・宙の名前・空の名前/近江 源太郎監修
- ロマンスの辞典&悪魔の辞典/中村徹著・Yunosukeイラスト・アンブローズ ビアスその他
- せかいいちのねこシリーズ/ヒグチユウコ著
- 愛なき世界/三浦しをん著
- フーガはユーガ/伊坂幸太郎著
- かがみの孤城/辻村深月著
- ジェリーフィッシュは凍らないシリーズ/市川憂人著
- あるかしら書店/ヨシタケシンスケ著
- 本を贈る/笠井 瑠美子, 川人 寧幸他
- ことばの生まれる景色/辻山 良雄, nakaban著
- 春の旅人/村山早紀著・げみイラスト
- カムパネルラ版 銀河鉄道の夜/長野まゆみ著
- 菓子屋横丁月光荘 歌う家/ほしおさなえ著
- あなたは、誰かの大切な人/原田マハ著
- 忘れられのリメメント/三雲岳斗著
- 青の王/廣嶋玲子著
- 花のない花屋/東信, 椎木俊介著
- おわりに
永遠の詩(全8巻)/小学館
解説がとても丁寧なので、詩集ははじめてだという方も、すんなりと読み進めることができます。中原中也や宮沢賢治の難解な言葉も、分かりやすく現代の言葉で意訳していますので、世界観を存分に味わえます。
乙女の本棚シリーズ(全9冊)/立東舎
有名イラストレーターの美麗なイラストによって生まれ変わった、新しい古典作品です。
「乙女の」という接頭語が付いていますが、男性でも十分に楽しめます。
持ち運びしやすいサイズなので、一冊ずつプレゼントするのに最適です。初めて古典作品に触れる方にも、自信をもっておすすめします。
清川あさみ 絵本(全8冊)
ビーズ刺繍作家清川あさみさんの、うっとりするほど美麗な絵本たちです。
私がはじめて読んだのは「銀河鉄道の夜」だったのですが、鷺や林檎をはじめ、ジョバンニとカンパネルラがきらきら輝くスパンコールで表現されています。他に幸福の王子、人魚姫などがあります。
色の名前・宙の名前・空の名前/近江 源太郎監修
日本固有の色の名前や、神話などから星や宇宙の名前を記載した、辞書としても写真集としても楽しめる作品です。装丁が美しいのでぜひ三冊並べてみてください。
ロマンスの辞典&悪魔の辞典/中村徹著・Yunosukeイラスト・アンブローズ ビアスその他
一方は証書漫画の中に出てくるような、甘美で美しいロマンス。もう一方は、ブラックな風刺と刺激が満載の悪魔の言葉という、正反対の事柄を集めた辞典です。人に贈るならロマンスの方ですが、刺激を求めたいという意地悪な方には、悪魔の辞典をおすすめします。
せかいいちのねこシリーズ/ヒグチユウコ著
「ほんやのねこ」「いらないねこ」「せかいいちのねこ」「ふたりのねこ」。
どれもぬいぐるみの猫「ニャンコ」が活躍する、心温まるお話です。また、ヒグチユウコさんの作品集が2019年現在、二冊発売されています。こちらも是非ご覧ください。
愛なき世界/三浦しをん著
植物にしか興味がない学者のたまごの女性と、飲食店で働く男性との、神秘的な植物愛に満ちた一冊です。
青井秋さんの装丁が素晴らしいので、一度手に取ることを強くおすすめします。
愛を爆発させる、個性的な登場人物に注目するのも良いですよ。
フーガはユーガ/伊坂幸太郎著
双子の兄弟が主人公の、伊坂さんの原点回帰の作品です。
悲惨な運命に抗いながらも闘い続ける彼らに、勇気と感動を授けてもらえるでしょう。伏線が巧妙に張り巡らされているので、思わぬどんでん返しも待ち受けています。青い扉が象徴的なので、自分用、プレゼント用と二冊購入してみてはいかがでしょうか。
かがみの孤城/辻村深月著
「オオカミさま」によって集められた七人。主人公、こころはいじめがきっかけで、この「孤城」の住人になります。なぜ、この七人が集められたのか。七人の共通点は?オオカミさまの正体とは?伏線と仕掛けが満載の本屋大賞受賞作です。著者の長年のモチーフである、「鏡」がふんだんに使われています。
読み終えた後、絵本が読みたくなる一冊です。
ジェリーフィッシュは凍らないシリーズ/市川憂人著
「ジェリーフィッシュは凍らない」「ブルーローズは眠らない」「グラスバードは孵らない」の三部作です。どれも青を基調とした、美しい装丁ですね。内容もアガサ・クリスティをオマージュした王道のミステリで、作者の優しさがうかがえるような結末となっています。
あるかしら書店/ヨシタケシンスケ著
大人気絵本作家、ヨシタケシンスケさんが描いた一冊丸ごと「書店」の絵本です。
子供向けのコーナーに置かれていますが、内容からして大人向けの絵本ですね。
「こんな本ってないかしら?」「ありますよ!」という問いかけが癖になります。
ダ・ヴィンチの2016年の特集号に掲載されていた、「大ヒットしてほしかった本」はヒットしてほしかったのに、理由があって売れなかった本の作者たちを想像して書いていて、大切に本を読もうという気持ちを思い起こしてくれます。
本を贈る/笠井 瑠美子, 川人 寧幸他
装丁家、編集者、営業、製本、印刷所、校正者、書店員など10名の、「本を贈る」というテーマのエッセイ集です。「本のエンドロール」や「紙つなげ!」と一緒に読むことをおすすめします。
ことばの生まれる景色/辻山 良雄, nakaban著
本屋Titleの店主辻山さんの、今まで読んできた本にまつわるエッセイ集です。
イラストはnakabanさんが手がけています。優しい絵と、辻山さんの本への愛情が込められた言葉たちに癒されてください。
春の旅人/村山早紀著・げみイラスト
童話作家として名高い村山早紀さんのお話に、げみさんの美しいイラストが挟まれた、素敵な一冊です。ピンク色が華やかで可愛らしいので、お子さんへのプレゼントとしていかがでしょうか。
続編として、「トロイメライ」があります。
カムパネルラ版 銀河鉄道の夜/長野まゆみ著
「賢治先生」「銀河の通信所」など、宮沢賢治について書いたら右に出るものはいない、長野まゆみさんが上梓した「カムパネルラ」から見た銀河鉄道の夜です。30周年記念作品だけあって、細部まで凝った装丁が魅力です。