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『クリスマス・ストーリーズ』あらすじと感想【人気作家6名が綴る奇跡のクリスマス物語】

『クリスマス・ストーリーズ』あらすじと感想【人気作家6名が綴る奇跡のクリスマス物語】

江戸時代の人から見た現代クリスマスに涙する

天草の武士 卯之助 と百姓の弥五郎。

気づくと二人は地下鉄千代田線明治神宮前駅のホームにいた。

150年以上前の江戸時代からタイムスリップしてしまったのだ。

ホームに到着した電車を見た二人は驚きを隠せなかった。

だだだ大蛇が!光り輝いて!

大蛇に立ち向かおうと刀を抜こうとする卯之助、だが先ほどまで腰にかかっていた刀はそこになかった。

電車から乗客が降りてくるのを見て二人はさらに驚いた。

だだだ大蛇がひとを吐き、呑みこんだぁ

何が何だかわからない状態で混乱していた二人に酔っ払いの女(里絵)が近づいてきて話しかける。

えー、なにそのかっこ。まじうける。いまごろハロウィン?明日はクリスマスイブだよ!

卯之助と弥五郎の二人は里絵に連れられ、電車に乗り彼女の家に行きそこで元の世界へと帰る方法を探すのだが、、、


ただのタイムスリップおもしろ物語なのかなと思ったら、全然違った。

読んでいる最中、涙が止まらなかった。

卯之助が生きる江戸時代は切支丹が禁制だった。

武士である卯之助はキリシタンを摘発する立場で、捕らえられた切支丹たちがひどい拷問を受け虐殺するのを目の当たりにしていた。

なにを信じるか信じないかで罰せられるそんなひどい時代だった。

キリスト教を信じているから、拷問して殺していい。

今では到底考えられないがそういう時代に卯之助たちは生きていた。

物語の後半で二人は里絵に連れられクリスマスイブの新宿へとやってくる。

そこで二人が目にしたのは、切支丹の祭り(クリスマス)をみんなが楽しそうに祝っている姿だった。

卯之助は自分たち武士がしていることを嘆いてこう言った。

キリシタンを大量摘発して、責め殺して、だけど百五十年経ったらどうだ。だれも切支丹かどうかなど気にしていない。どうしてお上は、なにを信じてよくて。なにを信じてはいけないかを、決められるなどと考えたのだろうなあ

上の命令で仕方がなく本当はやりたくもないことをやらされている卯之助の心の叫びが痛いほど伝わった。

弥五郎が現代のクリスマスを表現しているセリフにも心を揺さぶられた。

この世界を見てください。みんなが信じたいものを信じ、それでも楽しく暮らしている。

これが悪夢ですか?そうじゃないでしょう。おいらたちが夢見る理想の世界です。

そうか、僕たちが生きる現代日本は切支丹禁制時代の彼らにとっては理想の世界なのか。

だれでも、なんでも、信じても信じなくてもいい世界』に生まれてこられて本当にそれだけで幸せなんだなと思った。

せっかくこんな素敵な世界に生まれたのだからやりたいことをがむしゃらにやって信じたいものをたくさん持って一生懸命力強く生きていこうと思った。

まとめ

いかがでしたか?

クリスマスの新しい楽しみ方として、「クリスマスをテーマにした小説を読んで疑似体験する」のも悪くないな〜と今回この記事を書いていて思いました。

みなさんが素敵なクリスマスを過ごせますことを心から祈って終わりとします。

メリークリスマス!!

主題歌:Ariana Grande/Santa Tell Me

アリアナ・グランデちゃんの『Santa Tell Me』でっす!

この曲が一番クリスマス気分を味わえます!!

アリアナの可愛らしい歌声に癒されながらリラックスして読むのは至福でした( ^∀^)

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