はじめまして、晴れ女のMoecoと申します。
縁(及び気迫)あって、こちらで執筆させていただくことになりました。
運と気迫で生きている結果、わりと望みどおりの人生を送れている気がする…。ライターでもなく、出版社や書店勤務でもない、全くのド素人が記事を書かせていただけるのも、運や、本やミスチルに対する愛(気迫)だと思う。
そんな私のバイブル×テーマソング、まずはこちら♪
ニシエヒガシエ
「ただじゃ転びやしませんぜって非常事態ってやつも歓迎です」
「受け売りの知識、教養などをほうばり 胸やけしそうなら」
「愛だ恋だとぬかしたって所詮は僕らアニマルなんです」
(作詞:桜井和寿)
ミスチルファンの私にとって、3大戦闘曲であり(あと2曲は「マシンガンをぶっ放せ」「FIGHT CLUB」)、人生のテーマソングでもある。ミスチルはHANABIだけじゃないんだ!
「ただじゃ転びやしませんぜって」悔しいときに自分に言い聞かせる。私に不利なことも、これも踏み台だ!踏み台から踏まれにきてくれてありがとう!…くらいに考えるとかえって燃える。あぁ、本業は女王さまではなく、お堅い職業ですので、悪しからず。
何より、「愛だ恋だとぬかしたって所詮は僕らアニマルなんです」と欲望すら隠さない、動物的ともいえる貪欲さがたまらない。ニシエヒガシエといえばアニマルでしょう…!というくらい好きなフレーズで、選書にあたっては、絶対このフレーズが生きる本にしようと思った…。
「受け売りの知識、教養などをほうばり」…見栄や自己顕示欲ってわかっていても、文化的なものを吸収したいんだ。
胸やけしそうになりながら、こちらで記事をかきつづけられるといいなぁ。抗うつ剤ならぬキャベジンをちょうだい…
ニシエヒガシエ×林真理子『野心のすすめ』
結婚相手は夜の魅力だけで決めてみても‥といったあけすけな一文により、「所詮は僕らアニマル」ですよね!と決まり。
本能も含め、自分に正直で、どん底すら自分のものにしてやる!というギラギラ、貪欲な1冊。あっ、野性のすすめじゃなくて、野心のすすめね。
林真理子『野心のすすめ』のあらすじ
四十数戦全敗に終わった就職試験、お金、コネ、資格、美貌…ないない尽くしのどん底からどうやって階段を上っていったのか。林真理子初の人生論新書。
(BOOKデータベースより引用)
CENTER OF UNIVERSE
「悩んだ末に出た答えなら15点だとしても正しい」
「総てはそう、僕の捕らえ方次第だ」
「イライラして過ごしてるなら愛を補充」
(作詞:桜井和寿)
「悩んだ末に出た答えなら15点だとしても正しい」
私の人生は私のもの、物事を自分で決めたいという気持ちがとても強いので、人に指図されるよりは、自分で出した答えが「15点」のほうがいいよね…!と響く。
過去は変えられないけれど、意味はかえられる、「総てはそう、僕の捕らえ方次第」。捉える、より、あえて「捕らえる」ということばも…未来は自分でつかみにいくぞ!と自分で動くのがいい。
発売直後のライブ動画は、「まさに俺が世界の中心だ!」とばかりにオス度満載の桜井さん。ああ業の深い生命体が、アニマルになり、ついに世界の中心になったのかと感慨深い。
CENTER OF UNIVERSE×岸見一郎『嫌われる勇気』
この本を始めて読んだときに、「すべてはそう、僕の捕らえ方次第だ」と浮かんだフレーズ。自分の人生、自分で責任を持とう!と。
『嫌われる勇気』のあらすじ
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょうー。
(BOOKデータベースより引用)
ヒカリノアトリエ
「大量の防腐剤 心の中しのばせる
晴れた日ばっかじゃない
湿った日が続いても腐らないように」
「でも たった一人でも 笑ってくれるならそれが宝物」
「過去は消えず未来は読めず不安はつきまとう」
(作詞:桜井和寿)
いろんな色が折り重なって、綺麗な虹を作るように、アコーディオンなど、様々な音が重なる、綺麗な曲。
「過去は消えず未来は読めず不安はつきまとう」ちょうど1年前、部署異動直後でつらい時に毎朝聴いていたなぁ‥と懐かしい。
当時の私にとっての「大量の防腐剤」は、過去の成功体験だったり、送り出してくれた同僚だったり、味方になってくれる人だったなと。実はヤワなハートなもので、結構な量の防腐剤が必要なんです…。
ヒカリノアトリエ×道尾秀介『ノエル』
つらい現実を生きる子どもたちにとって、「大量の防腐剤」が物語なんだなぁと。「たったひとりでも 笑ってくれるならそれが宝物」というフレーズが、物語を「つくる」人たちが浮かんで、希望がみえるこの本を選書。
道尾秀介『ノエル』のあらすじ
孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの“物語”は、哀しい現実を飛び越えてゆくー。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。
(BOOKデータベースより引用)
斜陽
「夏が終わる」その気配を
その営み それぞれの役割を 果たしながら 背負いながら 歩いていく
「愛しき人の面影がふと浮かび上がる」
(作詞:桜井和寿)
「昭和」感が溢れる、「ナポリタン」を出す喫茶店のラジオから、聴こえてきそうな曲。平成もあと1か月なのにね!
「夏が終わる~様々なものに翳りを与えてゆく」「憂いをおびたオレンジ色の空」と初めて聴いたときから、なんとなく終戦直後のような雰囲気だなぁと思った。
斜陽×林真理子「本を読む女」
なにもかもを失った女性が、自分の「役割」に気づいて立ち上がるシーンがまさに、「それぞれの役割を果たしながら 背負いながら」にぴったりだなと。あえて太宰治「斜陽」以外の本を選書。
林真理子『本を読む女』のあらすじ
山梨の裕福な菓子商の末っ子として生まれた万亀は児童文芸誌「赤い鳥」を愛読する少女だった。勉強がよく出来た万亀は、女専に進み東京の華やかな生活を知るも、相馬に行き教師となるのだがー。進学、就職、結婚のたびに幾度も厳しい現実の波に翻弄されながらも、いつも彼女のそばには大好きな本があった。大正から昭和にかけての激動の時代、常に前向きに夢を持ち続けたひとりの女性の物語。
(BOOKデータベースより引用)
未完
「さぁ行こう常識という壁を越え」
「離れたり近づいたり当てずっぽうのパスワード」
(作詞:桜井和寿)
昭和の懐メロ風「斜陽」から、メランコリックになってしまう「忘れ得ぬ人」、戦闘民族の血が疼いてしまう「FIGHTCLUB」…Mr.childrenの曲は、なんて幅が広いんだとアルバム「Reflection」を聴いたときの衝撃。
それでも、まだまだMr.childrenは「完成」していないと、可能性を追求していこうという、素敵な曲。
「離れたり近づいたり当てずっぽうのパスワード」で試行錯誤していく雰囲気がたまらない。
未完×額賀澪『拝啓、本が売れません』
出版社という壁を越えた取り組み。「当てずっぽうのパスワード」じゃないけれど、凄腕の書店員や編集者などを訪ね、本が売れるには?と試行錯誤する様子が魅力的。また、終始、主人公と編集者ワタナベ氏が、楽しそうだったので、爽やかな曲が似合うかなと。
本の可能性も未完だよ!
額賀澪『拝啓、本が売れません』のあらすじ
売れる本を作る方法を探し求めて見つけた答えとは…『松本清張賞』『小学館文庫小説賞』をダブル受賞してデビューした新人小説家がみた出版不況の現実。文藝春秋より刊行予定の新作先取り掲載。
(BOOKデータベースより引用)
まとめ
Mr.Childrenをテーマにしたわりに、なんと甘いバラードは、1曲も入っていない!戦闘民族のチョイスだからなぁ…。
悩んだ末に出た答えなら15点だとしてもただしい、でもやっぱり100点は取りたい…笑
YourSongならぬYourBookが見つかるきっかけになるように、面白い本を発信していけたらと思います♪
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