楽しみにしていた大型連休も、Mr.children Dome Tour 2019″Against All GRAVITY”ドームツアーも終わってしまい…、何に奮闘して、この先歩けばいい…の?
こんにちは、晴れ女のMoecoです。
第一弾から間があいたものの、偏愛により、第二弾もMr.children(以下、ミスチル)ネタを書かせてもらうことになりました。
概要
さて、本書の冒頭を引用。
「僕が歌詞を書くのは、誰かにとっての『歌』になりたいから
(略)
この本を手にした人の部屋から、車の中から、生活の様々な場所から、あなたの歌が聞こえてくることを願って『Your Song』を届けます。」
私にとって、ミスチルの歌は、日常であり、思考の一部。
なお、この本の表題作でもあり、「重力と呼吸」というアルバムらしいと感じたのが、こちら。
…まぁいいや、音楽と日常へ。
音楽×平成と令和のあいだ
「マシンガンをぶっ放せ」×知的好奇心
http://www.kinenkan-mikasa.or.jp/
そして…大砲を見た瞬間、即座に浮かんだ歌はこれ。
「見えない敵にマシンガンをぶっ放せ
Sister and Brother」
(作詞:桜井和寿)
マシンガンどころか大砲だけどな。
宗教も科学もUFOも信じれるから悲惨で(作詞 桜井和寿)
「つよがり」×辻仁成「冷静と情熱のあいだ」
「凛と構えたその姿勢には古傷が見え」(作詞:桜井和寿)
「youthful days」×江國香織「冷静と情熱のあいだ」
この小説には、一曲のみならず、複数曲、引っ張ってこられそうな偏愛。
あおいが、というか、二人が付き合っていたころの回想シーンと、この歌がマッチする。
表通りには花もないくせに
トゲが多いから 油断していると刺さるや
(作詞 桜井和寿)
魑魅魍魎が跋扈するこんな世の中で、
恋愛中は、心に結界が張られているかのような、安心感はあると思うんだけど。
他人に心を開くのが苦手なあおいにとっても、順正と二人でいるときは心強かったんだろうなと。
ずっと二人でいられたらいい
いつも二人でいられたらいい
(作詞 桜井和寿)
あおいも、ずっと二人でいられるものだと回想していたし。
とどまることを知らない偏愛で、この小説だけで一つの記事が書けそう。
「Brand new my lover」×姫野カオルコ「彼女は頭が悪いから」
「Fuckする豚だ」作詞:桜井和寿)
平成最終日に読んだ本がこちら。
連休中に、友達と東大での上野千鶴子さんの祝辞についての話題が出てから、以前から興味のあったこの本へ。
東大男子学生に対しての憤りより、自分が加害者側の思考(セカンドレイプする側というか)だと気づいて、衝撃だった。
正直、「有名大学のインカレサークルに来る女子大の学生」に偏見を持っていたなとか、女性だけど、私も悪い意味での「男らしさ」にも取り込まれている。
東大の祝辞でいう「弱者」も、こちらの小説の「被害者」も、単純に男と女の二項対立ではないなと。
猟奇的な歌に、この小説を引っ張ってしまった。
「海にて、心は裸になりたがる」×インスタ映え
沈みかけたオレンジ色の太陽を背にして
(作詞:桜井和寿)
やっぱり海を見ると、開放感がある。
「シーソーゲーム」×令和版人生ゲーム
シーソーゲーム 世界中の誰もが
シーソーゲーム 業の深い生命体
シーソーゲーム 過ちを繰り返す人生ゲーム
(作詞:桜井和寿)
https://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/product/plus/
音楽×男らしさ(×映画)
映画には詳しくないけれど、ミスチルがきっかけで観た映画はこちら。
…と紹介しようとしたものの、気づけば「男らしさ」がテーマに。
「one two three」×「ショーシャンクの空に」
「『戦闘服よりはブレザーがよく似合う』
浴びせられた最終の嫌みが胸をえぐる」
(作詞:桜井和寿)
これは男性にとって屈辱な捨て台詞!
「戦闘服」は、「頼もしい、勇気がありそう(=庇護してくれそう).etc」で、「ブレザー」は、温室育ち(=庇護されている)、インテリ、大人しい、イメージ。
当方、面食いのサピオセクシャルゆえ、知性という意味では「ブレザー」も悪くないけれど。
男と女であった相手に、「オス」として否定されるのは、屈辱だろうよ。
「ビデオに撮った『ショーシャンクの空に』見てからは もっと もっと 確信に近いな」
(作詞:桜井和寿)
ポップで前向きな曲調で入ったこの映画。
想像より重かったけれど、名作。
どんな状況でも、足掻くことはやめない、と私の人生観を作っている。
(なぜか実家にVHSがあったので、本当に「ビデオ」で観たよ…!)
「FIGHT CLUB」×「ファイトクラブ」
「真の敵見つけ そいつと戦わなくちゃ」
(作詞:桜井和寿)
ラストのサビと、映画のオチがストレートにかみ合っている。
「ただ殴り合いをしている映画じゃん!」と。
いやいやいや、これは現代社会での「男らしさ」とは何か考えさせられる深い映画なんだよ。
力とは、筋肉なのか、経済力なのか。
「女性らしさ」を考える本は数あれど、「男らしさ」を考える本や映画は、そう多くないはず。
「HERO」×男子力
「でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての
つまずいたり 転んだりするようなら
そっと手を 差し伸べるよ」
(作詞 桜井和寿)
私がミスチル好きになったきっかけの歌。
この歌を好きな、男性が多いのもわかる気がする。
戦闘服が似合わなくても、マシンガンをぶっ放さなくても、
力技の喧嘩に勝てなくても…
マッチョな「男らしい男」にはなれなくても…
「男らしさ」って、「自分にとって大切な『あなた』のために、力を使えること」じゃないかなぁ。
本のタイトルにマッチしたうえ、男前な回答じゃないか?
あ、音楽にあう映画?
「駄目な映画を盛り上げるために
簡単に命が捨てられていく」
(作詞 桜井和寿)
というフレーズがあるので、この歌に映画はつけないでおく。
おまけ(?)
「addiction」×オスらしさ
くぅ~、「理性とオスのあいだ」がたまらん!
「少年」×HEROらしさ
成人男性の中にひそむ「少年」っぽい、ひたむきさがたまらない。
甘えもわがままも すべてをさらけ出して
僕が全部受け止めるよ
(作詞 桜井和寿)
個人的には、HERO以上に包容力を感じる歌。
…エモくなってきたから、本の話へ。
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