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『戯言シリーズ』あらすじと感想【戯言遣い、殺し名、人類最強!西尾維新、衝撃のデビュー作!】

『戯言シリーズ』あらすじと感想【戯言遣い、殺し名、人類最強!西尾維新、衝撃のデビュー作!】

世界最高峰の天才達が集まる中で起こる、連続首切り殺人事件。

大学生をターゲットにした考察事件と、古都を騒がせる連続殺人鬼。

戦闘の才を伸ばす、お嬢様学校。

〈殺し名〉や〈呪い名〉、〈仲間(チーム)〉が跋扈する混沌とした世界の中で、〈戯言遣い〉の〈ぼく〉は事件に挑む。

深い虚無を湛えた〈ぼく〉の行手に待つのは、〈人類最終〉や〈人類最悪〉、そして〈人類最強〉。

数多の事件と屍が彩る物語の果てに、〈戯言遣い〉が至る結論とは?

青春×ミステリー×バトルを描く、奇才・西尾維新氏の衝撃のデビュー作!

こんな人におすすめ!

  • 西尾維新氏のファン
  • 言葉遊びが好きな人
  • バトル作品が好きな人
  • ミステリー小説が好きな人

あらすじ・内容紹介

財閥を追放されたお嬢様が築き上げた、天才の為のサロン・〈烏の濡羽島〉。

そこで起こるのは、不可解な連続首切殺人事件。

古都京都を騒がせる、連続殺人鬼。

その裏で繰り広げられる、大学生絞殺事件。

世間に名を轟かせるお嬢様学校。

その実態は、少女達を戦士に仕立て上げる養成機関。

表の世界の裏側に潜む、〈暴力の世界〉〈政治力の世界〉〈財力の世界〉。

其々の世界には、〈殺し名〉や〈呪い名〉、〈玖渚機関〉、〈四神一鏡〉に〈具渚〉〈神理楽(ルール)〉といった怪物達が跋扈する。

そんな混沌とした世界の中で、目の前の事件に挑んでいくのは、深い虚無を湛えた青年、〈戯言遣い〉の〈ぼく〉こと、〈いーちゃん〉。

そんな〈ぼく〉を事件に引き込むのは、〈人類最強の請負人〉、〈哀川潤(あいかわ じゅん)〉。

そして〈ぼく〉を取り囲む、〈青色サヴァン〉こと〈玖渚友(くなぎさ とも)〉や、人間失格こと〈零崎人識(ぜろざき ひとしき)〉。

立ちはだかるのは、世界の終焉を望む〈人類最悪〉と、哀川潤に相対するために作り上げられた〈人類最終〉。

数多の屍に彩られた〈戯言遣い〉の歩む道は、何処へ向かって伸びて行くのか。

そして、その道の先に〈戯言遣い〉が見出す答えとは?

奇才・西尾維新氏のデビュー作にして、今なお外伝が描かれ続ける人気シリーズ!

『戯言シリーズ』の感想・特徴(ネタバレなし)

個性と厨二病感溢れる、キャラクター達

戯言だけどね

著者の西尾維新氏曰く、〈『萌え』と『ミステリー』の融合〉をコンセプトに描かれた今作(最も、その初期コンセプトは徐々に影が薄くなっていくのだが…)には、数多の個性派キャラクター達が登場する。

人気の男性キャラとしては、主人公の〈ぼく〉こと〈戯言遣い〉の〈いーちゃん〉や、〈人間失格〉の殺人鬼、〈零崎人識〉が挙げられるだろう。

深い虚無を湛えているが故、本人はまともなつもりなのに周囲を狂わせていく〈戯言遣い〉と、その対偶の存在である、面倒見の良い連続殺人鬼〈零崎人識〉は、共に深い異常性を抱え込んでおり、それ故に魅力的だ。

そして『萌え』との融合を語る以上、男性キャラクター以上に個性派の女性キャラクター達も多数登場する。

例えばメインヒロインにあたる〈玖渚友〉。

青い瞳と青い髪を持つサヴァン症候群のこの少女は、電子工学・機械工学・情報工学のプロフェッショナルでもある。

〈仲間(チーム)〉を作り、日本のサイバー界を地獄のような混乱に陥れた過去を持つなど、特性が盛り盛りだ。

またそんな玖渚を筆頭に、各巻には様々なヒロインが登場する。

全て挙げていてはキリが無いが、女子大生からメイドさん、剣術家、武闘派少女と、その特徴は余りにも豊富だ。

そして何より忘れてはならないのが、〈人類最強の『請負人』〉こと〈哀川潤〉。

何を為すにも派手で破天荒なこのキャラクターは、異様な力強さをもって物語を牽引していく。

その生き様は、〈虚無〉と呼ぶのが相応しい〈戯言遣い〉にすら影響を与えるほどだ。

様々なキャラクター達が織りなす人間模様を見ているうちに、きっとお気に入りのキャラクターが見つかることだろう。

ただしこのシリーズ、『萌えキャラ』だろうが何だろうが平然と死ぬ。

そのため、感情移入し過ぎると後がしんどいかもしれないので、気を付けながら読んでみてほしい。

キャラクター達をとり巻く、壮大な世界設定

殺して解して並べて揃えて晒してやんよ

今作が今尚愛される人気作品である理由は、上記で挙げた個性的なキャラクター達の魅力と、そんなキャラクター達を取り囲む世界設定の壮大さにあるのではないだろうか。

特に、一般人が暮らす〈表の世界〉の裏側に、〈暴力の世界〉〈政治力の世界〉〈財力の世界〉という3つの世界が存在してある、という設定は秀逸だ。

これにより、物語を構成する範囲が広がっており、多くの外伝作品を生み出すに至っている。

また、其々の世界に〈殺し名〉や〈呪い名〉、〈四神一鏡〉、〈玖渚機関〉が位置している、という設定も、物語に魅力的な非日常感を演出している。

物語の構成にも様々な想像の余地があるため、作中で描かれる事件の裏側を妄想しながら読むのもまた一興だ。

徐々に激化していく戦い

―ハッピーエンド以外は認めねぇっつーの

そして物語の大きな見どころは、徐々に激化していく戦いの様子にあるだろう。

ミステリー的な事件から、〈殺し名〉や〈呪い名〉との戦いに発展していく様子は、読んでいて非常に緊張感がある。

主人公の〈戯言遣い〉が、戦闘においては(一般人の中では強いものの)人並みであることもまた、物語に漂う緊張感に拍車をかける。

戦闘において圧倒的に勝る相手に、〈戯言遣い〉が如何にして挑むのかも、今作の大きな見所だろう。

更に物語の終盤に現れる、〈人類最悪〉と〈十三階段〉、そして〈人類最終〉。

〈世界の終わり〉を望む彼等との最終決戦は、目眩く展開を見せ、読者の読む手を止めさせない。

〈戯言遣い〉の戦い方と、その戦いの果てに導く答えは、今シリーズの要注目ポイントだ。

まとめ

奇才・西尾維新氏のデビューである今作。

個性的なキャラクターと、それを取り囲む壮大な世界設定、そして激化していく戦いという其々の要素が絡まりあい、唯一無二の作品となっている。

更に現行でも外伝作品が描かれ続けているほどの人気作品であるため、氏の小説に興味のある人はぜひ一度、手に取って読んでみてほしい作品だ。

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