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【これさえ読めば、読書感想文なんて怖くない!?】読書感想文を書きやすいおすすめ本56選(永久保存版)

みなさん、こんにちは。

読書感想文が大の苦手だった、ReaJoyライターのうぐはらです。

夏になると毎年やってきますよね。

お店で配られる小冊子や、学校のプリントを相手ににらめっこして、どの本を選べばいいのかわからなくなってしまった経験はありませんか?

ただやみくもにカタログから本を選べばいい…。ちょっと待ってください。その判断は危険です。

冊子や雑誌などで紹介されている本は、ほとんどがある程度、読書の経験を持った方に向けて書かれているということをご存知でしょうか。

今回は、読みやすく、なおかつ読書感想文にうってつけの本をセレクトしました。
難しいと感じる方もいらっしゃると思いますが、ご心配なく。

記事の最後の方に、解説代わりの手引書をご用意しました。これさえ読めば、読書感想文も怖くありません!

(※ここで紹介している書籍は、読書初心者向けです。内容に至らない点も多々あると思いますが、ご了承ください。)

本を選ぶ前に、ぜひ目を通しておきたい三か条

①あまりにも分厚い小説は避ける

いくら面白くても、分厚いと夏休み中に読み切ることができないかもしれません。よほど面白い本でない限り、分厚い小説に手を出すのは止めましょう。

②「流行っている本」=「自分にとって面白いとは限らない」ことを頭に入れておく

いくら多くの人に読まれているとはいえ、巷で流行っている本が、必ずしもあなたにとって面白い本とは限りません

例えば村上春樹さんの本は人気が高いですが、初めて本を読む方が手に取るとなると、少々骨が折れます。

彼の小説は場面の変化が激しく、また登場人物の言動も特徴的で暗喩が含まれているため、有名な「ノルウェイの森」でさえも読みなれていないと内容が理解できないということが大いにあり得ます。読むのなら短編小説が良いでしょう。

同様に、伏線の回収が鮮やかな伊坂幸太郎さんの小説も面白いですが、初めて読む方にはおすすめしません。(一部、例外もあります)

➂感想が書きにくい小説は避ける(難解な文体、グロテスク、エロティックな小説など)

純文学には、古語に近い文章や、反対にひらがなばかりを多用する作品も数多く見受けられます。

古典などとは異なり、出てくる用語についてのまとめも書かれていない作品がほとんどです。(文庫本ではあとがきや補足情報を入れていただける場合がありますが、単行本の場合は追加情報はほぼゼロととっていいでしょう。)

一から調べるのは、たとえ今はネット環境があると言っても、非常に疲れます。なるべくなら避けましょう。

なお、グロテスクな作風や、エロティックな作品も読書感想文には向いていません。

具体的に、どのような作品が向いてるの?

一冊のボリュームが少なく、

読みやすいもの です。

文豪作品なら、解説がしっかりしているものを選びましょう。

人によって好みの文体が異なるので、いくつか読み比べして、自分に合った文体の小説を選ぶのがコツです。

下の方に読みやすい作家さんをまとめましたので、宜しければ目を通してみてください。

おすすめ出版社

さまざまな出版社が本を上梓していますが、そのなかでも私が特におすすめする出版社をご紹介します。

  1. ポプラ文庫(ほっこり温まる作風の小説が多い。とてもおすすめ
  2. カドブン(読書感想文向けの本もあり。文豪作品が読みやすい)
  3. 新潮文庫(古典はここを読めばだいたい分かる。岩波文庫より読みやすいのでおすすめ)

ポプラ文庫はお子様から大人の方まで、幅広く良質な本があるのでおすすめです。

小学校低学年~高学年のお子様には、ポプラポケット文庫が良いですよ。

メディア化などで今注目されている小説や、文豪をはじめて読みたいと思っている方は、カドブンがおすすめです。

堅実に名作を読みたいのなら新潮文庫です。古今東西、新旧問わず名作を手軽に入手できます。

調べ物朝日文庫ちくま文庫文春文庫がおすすめです。

古典を読むなら、角川ソフィア文庫が良いですよ。

読みやすい作家(現代作家編・順不同・敬称略)

↓こちらにまとめました。
おすすめ作家(その1)【 ほっこり優しい気分になれる現代作家(初級編)】 おすすめ作家(その2)【一気読みしたい!少し切なくて心温まる現代作家(中級編)】 おすすめ作家(その3)【最低限、これだけは知っておきたい!文豪(初級編)】 おすすめ作家(その4)【みんなに伝えたい、描写が美しい文豪(中級編)】 おすすめ作家(その5)【世代を超えて愛される海外作家(初級編)】 おすすめ作家(その6)【一生に一度は味わってみたい海外作家(中級編)】 おすすめ作家(その7)【とっておきの詩人の一行に、触れてみませんか?】

  • 赤川次郎(「ふたり」「午前0時の忘れもの」「セーラー服と機関銃」)
  • 瀬尾まいこ(「卵の緒」「幸福な食卓」、「春、戻る」などほっこり系)
  • 額賀澪(「タスキメシ」「完パケ!」「ヒトリコ」、「風に恋う」など)
  • 村山早紀(「コンビニたそがれ堂」シリーズ、「海馬亭通信」「百貨の魔法」など)
  • 東直子(「ゆずゆずり」「とりつくしま」、「いとの森の家」など)
  • 森沢明夫(「ライアの祈り」「夏美のホタル」、「たまちゃんのお使い便」「きらきら眼鏡」など)
  • 有川浩(自衛隊三部作は初心者には不向き。「レインツリーの国」「阪急電車」など)
  • 朝井リョウ(「もういちど生まれる」、「チア男子!」「世界地図の下書き」「星やどりの声」など)
  • 江國香織(「きらきらひかる」「ぼくの小鳥ちゃん」「雪だるまの雪子ちゃん」「つめたいよるに」、「すいかの匂い」など)
  • 梨木果歩(「僕は、そして僕たちはどう生きるか」「りかさん」「西の魔女が死んだ」など)
  • 森絵都(「カラフル」、「アーモンド入りチョコレートのワルツ」「つきのふね」など)
  • 筒井康隆(「旅のラゴス」「時をかける少女」など)
  • 小路幸也(基本的にほっこりする作風。「壁と孔雀」、「蜂蜜秘密」「東京バンドワゴン」シリーズなど)
  • 吉田篤弘(知名度は低いがお勧めできる作家。「つむじ風食堂の夜」、「それからはスープのことばかり考えて暮らした」、「空ばかり見ていたなど」。)
  • 菅野仁(「友だち幻想」)

中級者~上級者向け

    • 辻村深月(ほぼ全年齢向けの白辻村と、残酷な内容を含む黒辻村がある。紹介するのは前者の「家族シアター」、「ハケンアニメ!」「図書館で暮らしたい」、「サクラ咲く」など)
    • 重松清(上に同じ。「疾走」「木曜日の子ども」は黒重松なので厳禁。白作品として「せんせい。」「流星ワゴン」、「青い鳥」、「くちぶえ番長」、「とんび」、「十字架」など)
    • 中脇初枝(「世界の果てのこどもたち」、「きみはいい子」、「神に守られた島」など)
    • 上橋菜穂子(「鹿の王」、守り人シリーズ、「獣の奏者」など)
    • 原田マハ(分厚い絵画ミステリもあるので注意。「翔ぶ少女」、「永遠を探しに」、「カフーを待ちわびて」、「一分間だけ」、「あなたは、誰かの大切な人」、「ジヴェルニーの食卓」、「奇跡の人」、「旅屋おかえり」など)
    • 乙一白乙一黒乙一があるのでこちらも注意。おすすめは「失はれる物語」、「しあわせは子猫のかたち」、「さみしさの周波数」、「陽だまりの詩」(ZOO1収録)、「僕のつくった怪物」など。)別名義に「くちびるに歌を」「百瀬、こっちを向いて。」「私の頭が正常であったなら」)
    • 宮本輝(「星々の悲しみ」、「錦繍」、「青が散る」、「五千回の生死」、「三千枚の金貨」など)
    • 田辺聖子(「おちくぼ姫」、「新源氏物語」、「文車日記」、「田辺聖子の小倉百人一首」など)
    • 須賀しのぶ(一冊が分厚く、読みごたえがあるがおすすめ。「革命前夜」、「雲は湧き、光あふれて」、「夏の祈りは」など)

文豪編

  • 太宰治(有名どころは「人間失格」、「女生徒」。「トカトントン」、「ダス・ゲマイネ」「待つ」など。文春文庫は最も収録されている作品が多い。読みやすいのは角川文庫。)
  • 夏目漱石(坊ちゃんが最も読みやすい。「吾輩は猫である」、「こころ」は初心者には読みづらいので注意。読むのであれば、新潮文庫版がおすすめ。)
  • 芥川龍之介(「蜜柑」、「トロッコ」、「蜘蛛の糸」「羅生門」など、教科書にも載っているので読みやすい。)
  • 小林多喜二(蟹工船は、労働者の過酷な環境を描いているため残酷だが、それ以上に洗練された文体なので、意外とサクサク読めることに驚くだろう。)
  • 山本有三(最近改めて発売された、「心に太陽を持て」が読みやすくておすすめ。)

中級~上級者向け

    • 遠藤周作(「海と毒薬」、「沈黙」はキリシタン側から日本人の罪を描いているので読むのが苦しいかもしれない。私にとって神とは、眠れぬ夜に読む本がおすすめ。
    • 三島由紀夫(「金閣寺」が読みにくいと感じた人は、まずは「潮騒」と「青の時代」から読んでみよう。比較的読みやすい。)
    • 吉野源三郎(「きみたちはどう生きるか」。教科書に掲載されてもいい傑作。)
    • 中勘助(銀の匙)
    • 宮沢賢治(まずは「銀河鉄道の夜」から読んでみよう。そのあとは「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」などを読んでいこう。おすすめは新潮文庫版。収録作品が多いのでお得。角川文庫・集英社文庫は収録作品が少ない分、初心者でも読みやすい。)

文豪編(海外)

  • サン・テグジュペリ(「人間の土地」「夜間飛行」。「星の王子さま」はいろんな人が翻訳しているので、お気に入りの訳者を見つけよう。)
  • リチャード・バック(「かもめのジョナサン」は通常版と、新たな章を追加した新訳版がある。好きな方を選ぶといい。)
  • ヴェルヌ(「十五少年漂流記」、「海底二万哩」などがおすすめ)
  • ケストナー(「飛ぶ教室」「エーミールと探偵たち」)
  • アンデルセン(「絵のない絵本」)
  • ヘミングウェイ(名作が多いが、まずは「老人と海」から。)
  • ダニエル・キイス(「アルジャーノンに花束を」)
  • モンゴメリ(「赤毛のアンシリーズ」「青い城」)
  • ウェブスター(「あしながおじさん」「続・あしながおじさん」。)
  • ツルゲーネフ(「はつ恋」)
  • オスカー・ワイルド(「幸福な王子」が有名。美しい描写と風刺が効いた作品を多く出している。)

中級者~上級者向け

  • ヘルマン・ヘッセ(「少年の日の思い出」「車輪の下」「デミアン」、「郷愁」)
  • ゲーテ(「若きウェルテルの悩み」)
  • ニーチェ(「ツァラトゥストラかく語りき」)
  • サリンジャー(「ナイン・ストーリーズ」「フラニーとゾーイー」「大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-」で三部作は完結。村上版もあるが、こちらは「フラニーとズーイ」になっているので注意。ほかに「ライ麦畑でつかまえて」など。)
  • シェイクスピア(「夏の夜の夢」「オセロー」「ロミオとジュリエット」など)
  • スティーブンソン(「宝島」「ジキルとハイド」)

番外編:詩集はどうですか?

詩集を読むのも立派な読書です。渾身の一行に触れてみませんか?

  • 谷川俊太郎(「あたしとあなた」「バウムクーヘン」「二十億光年の孤独」など)
  • 八木重吉(ひらがなが多く非常に読みやすい。おすすめは「永遠の本棚」シリーズ。)
  • 笹井宏之(「えーえんとくちから」が、文庫本で入手できる。)
  • 中原中也(「中原中也詩集」が新潮文庫、角川文庫で手に入る。)
  • 茨木のり子(ちくま文庫で、「寄りかからず」が入手できる。)

おまけのおまけ:古典の手引き、初めての古事記・日本書紀・万葉集など

学校で習う古典は難解な言い回しが多く、現代を生きる私たちには読みづらい部分が数多くあります。

一から古典を学び直したいときや、はじめて古典に触れる方におすすめの本を集めました。

文庫本が多いので、鞄に入れて持ち歩けますよ!

おまけ1【文豪好きにはたまらない!古典を読むための手引書・切り口が違う本など】 おまけ2【これさえ読めば、古典が早わかり!古事記・日本書紀・万葉集など】 おまけ3【世界一わかりやすい古典の指南書!阿刀田高の古典ものシリーズ】

最後に:読書感想文の書き方指南本

最後に、読書感想文の書き方を分かりやすく書いた指南書をご紹介します。書きあぐねている方は必見ですよ。

おまけ4【もう失敗したくない!読書感想文の書き方・参考書】

まとめ

今回は、読書感想文にうってつけの本というテーマで、初心者の方でも読みやすい作品を集めてみました。

読書感想文だけでなく、はじめて本に触れる人、古典を学ぶ人にもおすすめです。

ぜひ、あなたにあったお気に入りの一冊を探してみてください。

感想文を書くことに苦戦していたみなさんにとって、心強い味方となれば嬉しいです。

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