SPY×FAMILY 心に響く名言・名シーン15選

「少年ジャンプ+」で連載中の漫画『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)。

主人公ロイド・フォージャーがとある人物と接触するため、子供を作って難関名門校に入学させる任務を受ける。

苦肉の策として、ロイドは孤児院からアーニャという女の子を引き取って育てることに。

アーニャは生き物の心を読める超能力者だった。

そして、母親役を依頼したヨル・ブライアは影で殺し屋を営んでいた。

スパイと殺し屋と超能力者という、それぞれの肩書を隠しながら、3人は偽装家族として日夜奮闘を続ける。

家族の温かさを知らずに生きてきた3人が、困難を乗り越えるたび絆を深める姿は笑いと感動が尽きない。

そんな愛おしいキャラクターたちが放った、選りすぐりの名言を一挙紹介する。

目次

子ども(じぶん)が泣かない世界 それを作りたくてオレはスパイになったんだ(ロイド・フォージャー)

ロイドは涙を流すアーニャに対して、何故か腹立たしい感情が生まれる。

それは幼い頃、東西の戦争によって、両親を失った光景を思い出すきっかけになったからだ。

小さかった頃に味わった孤独と絶望。

ただ泣くことしかできない無力感を味わったロイド。

そんな捨て去ったはずの過去の自分と、アーニャを無意識に重ねていたのだった。

大人になったロイドは今や頭脳明晰、圧倒的な戦闘力を誇るスパイに成長した。

スパイになったのは「子ども(じぶん)」が泣かない世界を作りたい」からだと、ロイドの信念が判明する印象的なシーンだ。

アーニャおうちにかえりたい ちちとアーニャのおうち(アーニャ)

アーニャが誘拐されたのはロイドの責任で、自分に子どもを育てる資格はない。

孤児院へ送り返そうと考えたロイドに気づいたアーニャが、涙ながらに「ちちとアーニャのおうちにかえりたい」と訴えたシーン。

アーニャは誘拐された自分を助けたロイドの姿に、父として信頼できる人物だと確信したのだった。

アーニャの訴えに、ロイドも父として娘を守ろうと決意したのだった。

血が繋がっていなくとも、他人同士は信頼で繋がっていけることを感じられる名シーンだ。

誰かのために何かのために過酷な仕事に耐え続けることは、普通(なみ)の覚悟では務まりません 誇るべきことです(ロイド・フォージャー)

職場の後輩からパーティーに招かれたヨルは、偶然出会ったロイドに恋人のふりを依頼する。

スパイの仕事をこなした直後パーティーに現れたロイドは、ヨルの夫だと名乗ってしまう。

ヨルに「こんなスマートイケメンダンナがいるわけない!」と嫉妬した後輩は、恥をかかせようと「ヨルは以前男の人に呼ばれてホテルでマッサージする仕事をしていた」と明かす。

(実際は鍼灸マッサージと謳った殺し屋の仕事である)

その言葉にロイドは、「素敵です!」とさわやかな笑顔で返答したのだった。

肩書や職業で卑しい、尊いという違いはない。

幼い弟を1人で養うため、過酷な仕事を耐えてきたヨルの生き様を評価したロイド。

同じく両親を失い、苦労を重ねたロイドの本心から出た言葉だったのだろう。

ヨルさん。病める時も、悲しみの時も、どんな困難が訪れようとも、共に助け合おう(ロイド・フォージャー)

パーティーの帰り道、ヨルとロイドは密輸組織の追手の襲撃に巻き込まれる。

ロイドは手榴弾のピンを指輪に見立てて、ヨルに「病める時も悲しみの時もどんな困難が訪れようとも 共に助け合おう」とプロポーズをしたのだった。

ただしロイドは「任務が」、ヨルは「殺しが」続く限りと、条件つきの偽装結婚である。

スパイの夫、殺し屋の妻という最強夫婦が生まれた記念すべきシーン。

手榴弾のピンという物騒なアイテムが指輪代わりになる。

まさにスパイの夫と殺し屋の妻という夫婦にふさわしいとも言えるプロポーズである。

子どもの気持ちを軽んじるのが貴校の教育理念なのでしたら、選ぶ学校を間違えました(ロイド・フォージャー)

名門イーデン校の面接試験にて、面接官はヨルが再婚であること、炊事が苦手であることを馬鹿にする言葉を浴びせてくる。

最後には「今のママと前のママ、どっちが高得点だ?」と、アーニャにまで無神経な質問を投げかけてきた。

質問に感情がオーバーヒートし、アーニャは涙を流してしまう。

その姿を見たロイドは、殺気立ってテーブルを叩き割った。

「子どもの気持ちを軽んじるのが貴校の教育理念なのでしたら、選ぶ学校を間違えました」と面接官に告げて会場を後にしたのだった。

苦労して辿り着いた面接試験だったが、アーニャとヨルの尊厳を守ったロイドは父親として頼もしい。

たとえ任務のためでも家族が不当な扱いを受けることは許さない。

ロイドの情の厚さと信念を感じる名シーンである。

アーニャつよくてかっこいい はは すき!ははみたいになりたい!(アーニャ)

ヨルが少し目を離した隙にアーニャが不良から誘拐されそうになる一幕。

「とっとと田舎へ帰りなクソメイド!!」とメイド扱いをされたヨルは、「私はその子の母親ですッ!」と言い放つ。

ヨルは不良を追い払うが、代わりにスーパーで購入した食材がダメになってしまった。

炊事もこなせないと母としての自信をなくすヨルに、アーニャは「はは すき!」と気持ちを伝えるのだった。

ヨルはアーニャの言葉で自信を取り戻す。

世間一般の母親らしさに囚われていたヨルだが、「そのままの自分で母親になる」と前を向くようになった。

読者にとっても「親はこうでなければ」「常識はこうだから」と世間に縛られなくても良いと、気持ちが軽くなるシーンである。

あたしたちもっと仲良くなりたいな!あたしだけはアーニャちゃんのいいとこちゃんと知ってるもんね!(ベッキー・ブラックベル)

学校入学当日に、自分をバカにしてきたデズモンド家の次男ダミアンを殴ってしまったアーニャ。

翌日から入学早々男子を殴ったと、クラスメイトの「学校やめろ」「死ね」といった心の声が大量に聞こえてしまう。

しかし、隣の席のベッキーが「人間ってアサハカよね ヒョーメン的な情報でしか物を見れない」と、アーニャを庇った。

そしてアーニャともっと仲良くなりたいと、笑顔で話しかけてくれたのだった。

アーニャはベッキーの笑顔と言葉に救われ、まわりの心の声から気が逸れた。

周りが敵でも自分を理解してくれる味方がいれば、どれだけ心強いか理解できるシーンである。

ボクは姉さんのいるこの国を守るためだったら何だってする 何だって だ(ユーリ・ブライア)

ヨルの弟のユーリが秘密警察であることが明かされるシーン。

国家反逆罪の容疑者を尋問するユーリは、容疑者自身は「女と遊ぶ金ほしさ」にした犯罪だったが、その行為が国民の多くを危険にさらすリスクがあったと問い詰める。

その国民の中には、唯一の家族であるヨルがいる。

ユーリは「ヨルがいる国を守るためなら何でもする」と容疑者を問い詰めるのだった。

姉を守るために、汚れ仕事もやると秘密警察になったユーリの強い意志を感じられるシーンだ。

彼女はボクにとってももう家族です たとえ槍が降ろうと核爆弾が降ろうと ボクは生涯をかけて彼女を守り抜きます(ロイド・フォージャー)

弟のユーリがロイド一家を訪ね、食事と酒を振舞われて泥酔。

早く立派になって姉を守る男になると決めていた中、ロイドとヨルは結婚してしまう。

ロイドに姉をとられた気持ちがわかるかと、ロイドを睨みつけたのだ。

「わかりますか?そんな世界で一番大切な家族をどこぞの馬の骨に奪い去られてしまったボクの気持ち」

と、すごむユーリにロイドは「生涯をかけて彼女を守り抜きます」と宣言したのだった。

「生涯=スパイの任務が終わるまで」が真相ではあるが、熱のこもった言葉に心を打たれたユーリ。

相手から逃げずに、真剣に気持ちを伝えることの重要性を学ぶことができる。

演じてばかりでは疲れてしまうこともありますからね(ロイド・フォージャー)

ユーリが秘密警察だと知ったロイドは、ヨルにスパイの可能性がないか試すことに。

秘密警察に偽装したロイドは、ヨルに暗号文書の協力者ではないかと疑いをかける。

弟が秘密警察であることも知らないヨルは、はっきりと「売国行為などしていない」と否定する。

弟と夫に危害を加えようとするなら許さないと、ロイドのことも守ろうとしたのだった。

危うく逮捕されかけて「良き妻」には程遠いと落ち込むヨルに、ロイドは「妻はこうあるべき」「親なんだから」と理想の追及が自分を見失う可能性があると諭す。

「演じてばかりでは疲れてしまうこともありますから」と、アドバイスをしたのだった。

スパイとして誰かを演じ、変装することが多いロイドの経験から生まれた本心だろう。

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