ジャンプでは決して王道とは言えないジャンルの『デスノート』。
名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート「デスノート」を使い、理想の世界を作り上げようと、犯罪者の名前を書き続ける夜神月(やがみ らいと)と、世界の名探偵たちが戦いを繰り広げる漫画だ。
それぞれの正義を持ち、命がけでぶつかり合う超天才たちの頭脳戦。
そんな『デスノート』の印象に残る名言を紹介していく。
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目次
新世界の神となる(夜神月)
月は死神のノートを拾い、犯罪者と一般人の名前を書き、ノートが本物だと知る。
その日の夜、人を2人殺害してしまったことで精神的に追い詰められるが、次の日には、世界を変えると言い、凶悪犯罪者の名前をすぐに書きつくしている。
自分が認めた真面目で心の優しい人間だけの世界をつくると言う月。
自分の思う正義を信じて疑わない、月の性格が現れた描写だ。
人生に役立つポイント
夢や目標があるなら「自分は○○になる」と宣言しよう。
漠然と、夢や目標を持つのではなく、周りに宣言することで、自分の中でそれが明確になるはずだ。
また周りに宣言することで退路を絶つことにもなるので、覚悟が生まれるだろう。
そうすることで、実現に大きくつながるだろう。
さあ、私を殺してみろ!(L)
キラを探し出すために日本警察に依頼された世界一の探偵、Lが、キラを挑発するために放った名言。
キラである月は興奮してしまい、Lの作戦にはまってしまう。
見事作戦が成功し、日本の関東に在住する人間ということを把握されてしまう。
普段は感情の起伏が全くないLだが、うまく人の心を揺さぶり、隙を炙りだすことで捜査を進めていくのだった。
人生に役立つポイント
トラブルがあっても、一度深呼吸しよう。
対人関係で、何かトラブルがあったときに、感情に任せて行動すると結果的に良くない行動をしてしまう場合が多くある。
まずそういった場合は、一度深呼吸しよう。
一旦考えるようにすることで、冷静になり、ミスをすることが防げるはずだ。
正義は必ず勝つという事を(L)
警視庁捜査本部でキラを探しだすために残った6人の捜査官とLが初めて顔を合わせた時にLが言った名言。
Lは一見正義感が強いような雰囲気ではなく、合理的で、淡々としているタイプだ。
だがキラに恐怖と不安を覚える警視庁の6人の捜査官に対して、このセリフを話し、一気に士気が上がるのであった。
人生に役立つポイント
リーダーは抽象的な考え方を伝えることが大事だ。
社会に出ると、リーダーとして数人のメンバーを率いることもあるだろう。
具体的に数字の話だけをすることも重要ではあるが、そもそもの目的を、抽象的に話すことがリーダーには大切だ。
理念を話すことで、メンバーは目的を再認識できるのだ。
今から警察庁に辞表を出しに行くんだ(夜神総一郎)
第二のキラが現れ、政治家、政府へ莫大な献金を受けていることが判明する。
その結果、政府は警察庁へキラ捜査を打ち切るよう圧力をかける。
これ以上捜査を続けるとクビにすると圧力をかけられる夜神総一郎は、キラを追うために今のポジションを捨て、退職を決意する。
生活を捨ててまでキラを追い続ける夜神総一郎の正義感、責任感が現れた名言だ。
人生に役立つポイント
やりたい仕事をやろう。
働くうえで、サービス残業やパワハラで精神を病んだり、やりたいことをあきらめて働いている人がかなり多いはずだ。
だがあなたに本当にやりたいことがあるのなら、やりたくない仕事を無理にやる必要はない。
人生は一回きりだ。辞めたいなら辞表を出してしまってもいいのだ。
どんな事でも事実はどんどん発言しろ。人が言いにくいことなら尚更だ(夜神総一郎)
捜査本部での会議で、キラが現れた事によって、「犯罪が減っている」と擁護とも取られかねない松田の発言に対して話した名言だ。
全員が警察としての立場であり、キラのおかげで犯罪が減っていると分かってはいるが口に出すことは出来ない中、発言した松田を夜神総一郎は褒める。
言いにくいことは皆もまた言いにくいので、それを言えるという事は意味のある事なのだ。
人生に役立つポイント
言いにくい事は進んで話してみよう。
会議や話し合いの場面で、思いついた事を、言おうか言わないか考えて言わなかったことがあるはずだ。
だが思いついた意見を言うことに対して何も悪いことはない。
その意見が適用されるかどうかは二の次。
誰もが言いづらい事を進んで言うことに意味があるのだ。
幸子・・・私はキラ事件の捜査本部長だ・・・(夜神総一郎)
日々の捜査での過労により、入院をする夜神総一郎。
いつキラに殺されるかわからない恐怖と戦い、上司との関係に葛藤し、夜神月が疑われている中で壮絶なストレスを受けているのだ。
病院のテレビでキラの番組が流れ、テレビを消す妻の幸子に対して言った名言。
どれだけ心身ともにダメージを追っても、自分の信念を曲げず、キラに向かい続ける夜神総一郎の精神力の強さが表されている。
人生に役立つポイント
疲れた時は、思い切って休んでみよう。
肉体的に疲労していると、自ずと精神的にも疲労してしまうもの。
そういったときは思いっきり寝たり、休むことで、まずは身体を回復させよう。
そうすれば身体も心もリフレッシュされる。一度リセットしてしまおう。
心の底からキラを悪だと思ってますか?(松田)
物語で、ついにアメリカ大統領までもキラに屈してしまった際、その中継を見た松田の発言。
キラが大量殺人犯で、殺戮によって生まれた治安だと言うことは理解している。
だが今まで弱者として生きてきた松田は、今の世の中は弱者には確実に良いものになっていることを人よりも分かっているのだった。
周りの捜査官も今まで信じて疑わなかったキラが悪だという認識が、ブレてしまう場面である。
人生に役立つポイント
一度、取り組んでいる事を客観的に考えよう。
自分が今取り組んでいる、仕事などの物事に対して、一度手を止め、客観的な視点で考えてみよう。
自分が信じて疑わなかった事が、周りをよく見ることで実は間違っていた、ということもある。
信じて突き進むことも大切だが、客観的に一度考えてみよう。
どうしてもあなたに会いたかった(ミサ)
両親を強盗によって殺害されたミサ。
両親の仇である強盗を裁いたキラに憧れの感情を抱き、警察官を数名殺害することにより月に自分の存在を知らせるのであった。
月は罪のない警察官を殺したのは、両親を殺害した強盗と同じじゃないかと言われた際の名言である。
「自分の存在を知ってもらい、感謝を伝えたい」その一心でここまでするミサを月は認め、手を組むことになる。
ミサの異常な一途さを表す名言である。
人生に役立つポイント
一目惚れしたら、臆さずに積極的にアプローチしよう。
もし、街で見かけた人に、一目惚れしてしまったら、積極的に行動しよう。
まずは話しかけることで、普通では出会うはずのない人と知り合うことが出来る。
自分から積極的にアプローチすることで相手はその行動を認めてくれて、心を開いてくれるかもしれない。
デスノートを使った人間が天国や地獄に行けると思うな(リューク)
リュークが、月にデスノートの使い方を説明する際に話した名言である。
デスノートを使う上で唯一の代償とされている。
普通の人間は天国や地獄に行くとされているなかで、デスノートという殺人ノートを使い、人を殺害すると、普通の人間のように天国や地獄に行けない。
物語最後でこのセリフを月は思い出す。
きっと行く先は恐ろしい世界なのだろう。
人生に役立つポイント
自分のした行いは、自分に返ってくる。
社会で生きていく中で、人に対して不義理をしてしまうこともあるだろう。
それに慣れ、当たり前のように過ごしていると、必ず自分のした悪行は返ってきてしまうだろう。因果応報だ。
逆に言うと正しい事をし続けていれば必ず自分に返ってくる。
日頃から自分が正しいと思った行動をとるようにしよう。
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天国にも地獄にも行けると思うなよが、一番怖い。