本
読書メディアなので、本の話に。
私の中では、音楽に似合う本を引っ張ってくるイメージ。
「REM」×貴志祐介「ダークゾーン」
「出口を探しているんですが、あなた知らないか?僕はなぜ血を流してるの?」
(作詞:桜井和寿)
かっこいい、これには、「異世界ワープ」、「流血」「戦う」というワードが浮かぶ物語があいそう。
貴志祐介「ダークゾーン」
おーこれ。
うん、全部読み終わると、よりタイトルも含めてしっくりくる歌だ。
本と音楽の仲人になった気分。
「箱庭」×江國香織「神様のボート」
「重力と呼吸」の中で、歌詞と曲調のギャップがあったNo.1。
「乱暴なまでに僕はまだ 君を好きで
残酷なまでに温かな思い出に生きてる」
(作詞 桜井和寿)
ぞっとするほど、思い出に縛られている。
だけど、悲壮感がない(ポップな曲調や、綺麗な文体など)ところも、この恋愛小説にあっている。
「himawari」×住野よる「君の膵臓をたべたい」
あれです、好きな子が読んでいる本、って普段読まないジャンルでも読んだりするでしょ?私はする。
ミスチルの歌を知りたくなって、普段は手を出さない「病気の女の子モノ」を読んでみた。
冒頭で女の子の名前を見た瞬間、あぁこういうタイトルになるわけだと。
ただ、アルバムのhimawariがとても恰好よいあまり、正直この本以上に、もっと合う本が、どこかにあるのでは?と思ってしまう。(この小説のファンの方には申し訳ありません、が。)
さて、もう一度、本書「Your Song」の冒頭文を引用。
「誰かにとっての傘であり、太陽光発電機であり(略)~、マシンガンであり、防弾チョッキであり、(略)あなたが主役の、あなたの『歌』になりたい」と。
「どんな人生も、どんな命も、どんな出来事も素晴らしいのだと、その『歌』を歌っている間は思えるような、そんな歌になりたい。」
「終わりなき旅」
高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな
(作詞:桜井和寿)
まとめ(未完)
「皮膚呼吸」
と、ある日 こめかみの奥から声がして
「それで満足ですか?」って尋ねてきた
(作詞 桜井和寿)
ミスチルの歌詞が詰まった一冊。
思い入れが強くて、どう書いても、自分自身で満足できるはずがないし、むしろ、自分の「偏愛」が、実はちっぽけと気づいて悔しくなる。
桜井さんほど上手に、「きっと」「もっと」をうまく使えないなとか。
初回の記事なんて、まだBB弾レベルの偏愛だったな…
でも 皮膚呼吸して 無我夢中で 体中に取り入れた
微かな酸素が 今の僕を作ってる そう信じたい
(作詞:桜井和寿)
BB弾レベルの偏愛だって、きっと、大事なスタート。
サスティンは不十分で今にも消えそうであっても
きっと僕にしか出せない特別なきっと音がある
きっときっと
編集者や書店員でもなく、読書量も世間より少々多い程度。
それでも、私にしか発信できない何かがあるはず。
ミスチル図鑑を妄想し、放たれる偏愛…
その向こうへ行こう♪
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