西加奈子おすすめ小説ランキング【読書好き29人に聞いた!】

西加奈子おすすめ小説ランキング【読書好き29人に聞いた!】

イラン ・テヘランで誕生し、エジプト・カイロ、大阪で育った稀有な生い立ちを持つ作家・西加奈子。独特の感性や文章のリズム、様々な国籍やバックグラウンドの人物が登場するのが特徴的です。

今回は読書好きの方29名に最大5冊まで西加奈子のおすすめ作品を選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

11位:ふる 1票

池井戸花しす、28歳。職業はAVへのモザイクがけ。誰にも嫌われないよう、常に周囲の人間の「癒し」である事に、ひっそり全力を注ぐ毎日。だが、彼女にはポケットにしのばせているICレコーダーで、日常の会話を隠し録るという、ちょっと変わった趣味があった―。(Amazon商品説明より)

ふるの感想

ふっかー復活委員長

【思い出し笑いできる一日って、いいな】
わかりみが深くても、そうでなくても、人はどこかで共感を求めている。
自分のことを、忘れないでほしいと思っている。
それは決してカッコ悪いことではない。
生きていく中で、すれ違い、言葉を取りこぼし、やがて名前すら忘れてしまった人たちの総称を「新田人生」というのかもしれない。
職場の会話を録音して聴き浸るという、奇妙な趣味を持つ主人公。
しかし、自分も読書会やインタビューのテープを再生してニヤける性質なので、シンパシーを覚えた。

『ふる』の基本情報
出版社 河出書房新社
出版日 2012/12/06
ページ数 256ページ
発行形態 単行本、文庫

11位:ふくわらい 1票

暗闇での福笑いを唯一の趣味とする編集者の鳴木戸定。愛情も友情も知らず不器用に生きる彼女は、愛を語る盲目の男性や、必死に自分を表現するレスラーとの触れ合いの中で、自分を包み込む愛すべき世界に気づいていく。第1回河合隼雄物語賞受賞作。(Amazon商品説明より)

『ふくわらい』の基本情報
出版社 朝日新聞出版
出版日 2015/09/07
受賞 第1回河合隼雄物語賞受賞/「キノベス! 2013」1位
ページ数 304ページ
発行形態 単行本、文庫

11位:まにまに 1票

「彼にさえ可愛く見られたらいいのだ!」とデート前に般若の形相で化粧直ししていた32歳の頃から、「体の声を聞くことができるようになってきた」という40代の入り口までー西加奈子の喜怒哀楽の変遷を綴ったエッセイ集。「まにまに」という言葉の如く、なすがまま正直に自分の感情と向き合う日常、世界各地への旅、大好きな音楽や本に寄せる熱き思い。文庫化にあたり近年のエッセイ13編を追加収録。(Amazon商品説明より)
『まにまに』の基本情報
出版社 KADOKAWA
出版日 2019/02/23
ジャンル エッセイ
ページ数 320ページ
発行形態 単行本、文庫

11位:おまじない 1票

さまざまな人生の転機に思い悩む女子たちの背中をそっと押してくれる魔法のひとことー。著者の新境地をひらく10年ぶりの短編集。(Amazon商品説明より)

『おまじない』の基本情報
出版社 筑摩書房
出版日 2018/03/01
ページ数 240ページ
発行形態 単行本、文庫

11位:通天閣 1票

『さくら』で彗星のように華やかなデビューを飾った西加奈子の第4作にあたる長編小説。冬の大阪ミナミの町を舞台にして、若々しく勢いのある文体で、人情の機微がていねいに描かれていく。天性の物語作者ならではの語り口に、最初から最後までグイグイと引き込まれるように読み進み、クライマックスでは深い感動が訪れる。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。この作品で第24回織田作之助賞を受賞している。(Amazon商品説明より)

『通天閣』の基本情報
出版社 筑摩書房
出版日 2009/12/09
ページ数 270ページ
発行形態 単行本、文庫

11位:こうふく みどりの 1票

「お前んち、いっつもええ匂いするのう。」そう言った転校生のコジマケンが気になる緑は、まだ初恋を知らない十四歳。夫(おじいちゃん)が失踪中のおばあちゃん、妻子ある男性を愛し緑を出産したお母さん、バツイチ(予定)子持ちの藍ちゃん、藍ちゃんの愛娘、桃ちゃん。なぜかいつも人が集まる、女ばかりの辰巳一家。そして、その辰巳家に縁のある、謎の女性棟田さん。それぞれの“女”が人知れず抱える、過去と生き様とはー。二ヵ月連続リリース第一弾。大阪のとある街を舞台に、さまざまな形の“女のこうふく”を描いた、著者渾身の一作。(Amazon商品説明より)

『こうふく みどりの』の基本情報
出版社 小学館
出版日 2011/04/06
ページ数 276ページ
発行形態 単行本、文庫、オーディオブック

11位:こうふく あかの 1票

結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の俺の妻が、ある日、他の男の子を宿す話。二〇三九年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼン・スコットの闘いの物語。この二つのストーリーが交互に描かれる。三十九歳の俺は、しだいに腹が膨れていく妻に激しい憤りを覚える。やがてすべてに嫌気がさした俺は、逃避先のバリ島で溺れかけ、ある光景を目にする。帰国後、出産に立ち会った妻の腹から出てきた子の肌は、黒く輝いていた。負けることなど考えられない王者、アムンゼン・スコットは、物語の最後、全くの新人レスラーの挑戦を受ける。
(Amazon商品説明より)

『こうふく あかの』の基本情報
出版社 小学館
出版日 2011/05/10
ページ数 179ページ
発行形態 単行本、文庫、オーディオブック

8位:まく子 2票

少女の秘密が、ぼくの世界を塗り替えた。信じること、与えること、受け入れること、そして変わっていくこと…。これは誰しもに宿る「奇跡」の物語。(Amazon商品説明より)

まく子の感想

ふっかー復活委員長

【拝啓、おかわりありまくりですか?】
生物学者の福岡伸一さんによると、宇宙の物質は常に入れ替わっているという。
きっと私たちは無意識のうちに、何かを「まいて」生きている。
良いものも、悪いものも。
時代に目を向ければ、綺麗な言葉では、どうにもならない状況に気付く。
例えば、いくら「寄り添っ」ても、痛みは分け合えないじゃないか?とか。
それでも「自分が他の誰かでありうる可能性」を想像できれば、内的世界は拡がるのだと感じた。

『まく子』の基本情報
出版社 小学館
出版日 2019/02/12
ページ数 256ページ
発行形態 単行本、文庫

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8位: 円卓 2票

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