伊坂幸太郎おすすめ作品ランキング23選!【ファン67人が選ぶ傑作は?】

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大人気エンターテインメント小説作家・伊坂幸太郎。起伏に富んだプロットや魅力的なキャラクター、すべてが繋がる伏線回収などが特徴です。

今回は読書好きの方67名に、最大5冊まで伊坂幸太郎のおすすめ作品選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

MEMO
陽気なギャングシリーズは3作品をまとめて『陽気なギャングシリーズ』として集計しました。

今回の企画で投票された作品を出版年順に並べました。

  • 2000年12月
    オーデュボンの祈り 
  • 2002年7月
    ラッシュライフ 
  • 2003年1月
    陽気なギャングが地球を回す 
  • 2003年4月
    重力ピエロ 
  • 2003年11月
    アヒルと鴨のコインロッカー 
  • 2004年5月
    チルドレン 
  • 2004年7月
    グラスホッパー
  • 2005年6月
    死神の精度 
  • 2005年10月
    魔王
  • 2005年12月
    砂漠
  • 2006年3月
    終末のフール
  • 2007年1月
    フィッシュストーリー
  • 2007年11月
    ゴールデンスランバー
  • 2008年10月
    モダンタイムス 
  • 2010年3月
    オー!ファーザー 
  • 2010年6月
    バイバイ、ブラックバード
  • 2010年19月
    マリアビートル
  • 2012年12月
    残り全部バケーション 
  • 2013年3月
    ガソリン生活 
  • 2014年9月
    アイネクライネナハムトジーク 
  • 2015年2月
     火星に住むつもりかい? 
  • 2015年6月
    ジャイロスコープ 
  • 2016年3月
    サブマリン 
  • 2017年7月
    AX 
  • 2017年9月
    ホワイトラビット
  • 2018年11月
    フーガはユーガ 

伊坂幸太郎は現代日本を代表するミステリー作家

読者を物語に引き込む独特の疾走感が特徴的な、現代日本を代表するミステリー作家、伊坂幸太郎。

東北大学法学部を卒業後、2000年に『オーデュポンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューを果たし、以降数々の人気作を排出してきたベストセラー作家である。

新潮ミステリー倶楽部賞以外にも、日本推理作家協会賞短編部門など推理小説作家として数々の賞を受賞しており、多くの作品が映像化されているため作品の認知度が高い。

堅苦しくなく、カジュアルで読みやすい文体で書かれており、「所々で見られるちょっと面白い表現」で読者を飽きさせないので、普段あまり本を読まない人にも人気が高い作家である。

伊坂幸太郎作品の特徴を2つ紹介

伊坂幸太郎の作品には、日常的に読書をする習慣のない人々をも虜にする不思議な魅力がある。

もちろん作品によって違いはあるものの、「伊坂幸太郎作品の特徴」と言われるのは大きく下記の2つだ。

後半で一気に伏線を回収する、高度で緻密なミステリー設計

伊坂幸太郎の作品を「一冊読んで、ハマる」人が多いのは、おそらく彼の作品を読み進めると感じる、「後半の急速なストーリー展開」が非常にスリリングで爽快だからであろう。

『重力ピエロ』にしろ『グラスホッパー』にしろ、前半は複数の登場人物の視点でそれぞれの物語が語られ、一見それらは何の関連もない事象のように見える。

しかし後半、点と点とが糸で繋がれるかのように話の全体像が見え始め、そこから一気に物語が展開していく様は見事としか言いようがない。

一見普通に見える登場人物たちの中に見えるそれぞれの人生観

伊坂幸太郎作品に登場する人々は、物語前半、一見普通に暮らしているどこにでもいそうな人物に見えることが多い。

よくある探偵物やミステリーだと、最初から明らかに「こいつ怪しいだろう」と思われる人物が登場することがあるが、伊坂作品にはそれがあまりない。

ところが後半、登場人物たちは心の中の闇や壊れた部分を突如剥き出しにしてくるので、読者は驚き引き込まれる。

人間善人と悪人が存在するのではなく、誰もが心の中に二面性を抱えていることを思い知らされ、背筋が寒くなるのだ。

【読者タイプ別】伊坂幸太郎作品の選び方

ここからは読者のタイプ別でおすすめの伊坂幸太郎作品について紹介する。

【映像化作品】普段本を読まない人におすすめ

普段本を読む習慣がないが伊坂作品にトライしたい場合、映像化作品がお勧めだ。

まず映画を見てから本を読んでみることで新たな発見があることもあるし、同じストーリーであっても映像と本では感じ方がまるで違う。映画を見てから本へ移行することで、挫折もしにくくなるだろう。

2009年に映画が公開された『重力ピエロ』は伊坂作品1作目としておすすめの代表作である。

連続放火事件と、その現場近くで毎回発見されるグラフィティ・アートの奇妙なリンク。二人の兄弟と家族の過去が絡んで複雑になっていくストーリーで、「究極のどんでん返し」と「魅力的な登場人物」という伊坂幸太郎の魅力が詰まった作品となっている。

映画キャストは加瀬亮、岡田将生、吉高由里子等、今となっては大人気の役者が揃い踏みとなっており、映画単体でも見応えのある作品だ。

アヒルと鴨のコインロッカー』も映画から入って楽しめる伊坂作品である。

こちらもまたどんでん返し系の作品で、一回読むと他の作品も読みたくなるので伊坂幸太郎1冊目におすすめ。

映画の方がコミカルな印象が強いので、映画を楽しめた人が後から本で詳細を回収するもの面白いだろう。

「とにかく秀逸な事件モノ」を楽しみたい人におすすめ

伊坂幸太郎といえば、細部まで作りこまれた緻密なミステリー。

面白い事件モノを求めている方におすすめなのが『グラスホッパー』である。

妻を殺された恨みを晴らすため復讐を試みる「鈴木」の他、「蝉」「鯨」「押し屋」ら殺し屋たちがそれぞれの事情を抱えて繰り広げるドラマとなっており、重めのテーマの割に軽快に読み進められる一冊となっている。

陰鬱な雨の日に読んでもスカッとした気分になれる、不思議な殺し屋小説だ。

そして、もう一冊、お勧めなのが『AX アックス』である。

伊坂幸太郎の「殺し屋シリーズ」3冊目としても知られる本作。ちなみに第一弾は先ほどの『グラスホッパー』なので、そちらが気に入った方には是非この『AX アックス』も続けて読んでいただきたい。

恐妻家であり腕の立つ殺し屋、という謎の肩書きを持つ主人公「兜」が、仕事と家族の間を行ったり来たり。

殺し屋としての驚異的な能力と、家族との日常に翻弄される普通すぎる一人の男のギャップが何とも引き込まれる。

伊坂作品らしく、スピード感に飲まれて一気に読めてしまうのだが、所々で垣間見える兜の家族への愛で心が温かくなるのもこの作品の魅力。

物語としての重厚さもある作品を好むなら、『AX アックス』から読んでみるのをお勧めしたい。

「今はただただ笑いたい」人におすすめ

どれだけシリアスな作品にも、どこか「クスッ」と笑える要素があるところが魅力の伊坂作品だが、より「面白さ」が色濃く描かれている人気シリーズについて紹介しよう。

ロマンを感じられる事件モノ、例えば『名探偵コナン』や『ルパン3世』が好きなあなたにおすすめなのが、「陽気なギャングシリーズ」である。

既刊3巻で『陽気なギャングは地球を回す』『陽気なギャングの日常と襲撃』『陽気なギャングは三つ数えろ』がある。

「人の嘘を見抜ける男」「完璧な体内時計を持つ女」「天才的に口がうまい男」「スリの達人」の4人からなる銀行強盗集団が、「絶対に人を傷つけないこと」をポリシーに横取りされた現金を奪い返す話となっている。

登場人物たちの会話のテンポがよく、ちょっとした表現が重要な伏線になっていたり、騙し合いあり、人間ドラマあり。犯罪小説なのに実に明るくオシャレなのである。

「陽気なギャングシリーズ」とは違う雰囲気ながら、とても楽しく読めるのが『チルドレン』である。

『チルドレン』の魅力は、主人公「陣内」の独特の正義感とキャラクターだ。普通の日常が、彼の手にかかれば、心あたたまる、そして「クスッ」と笑えるようになる。

温かい笑いを求めているなら、まずは『チルドレン』にトライしてみよう。

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