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恩田陸おすすめ小説ランキング29選【読書好きが選んだ!】

天才たちがぶつかり合うピアノコンクールを描いた『蜜蜂と遠雷』で直木賞/本屋大賞をダブル受賞した超人気作家・恩田陸。ファンの間では「ノスタルジアの魔術師」と呼ばれることも。

今回は読書好きのみなさんに、恩田陸作品の中のおすすめ作品を最大5作品まで選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

恩田陸のプロフィール

1964年、宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒。デビュー作は1992年『六番目の小夜子』。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞を受賞。2006年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞。2017年には『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞をダブル受賞!

※2022年3月発売の文庫『本からはじまる物語』に掲載された紹介文を参考に編集したプロフィールです。

1位『夜のピクニック』

夜のピクニック

歩を進め、ページを進めるうちに心はどんどん青春のただ中に

2005年本屋大賞受賞/第26回吉川英治文学新人賞受賞/多部未華子主演映画の原作

yurika

ひたすら80kmを1日かけて歩く歩行祭。ただ歩いているだけで、ドラマチックな場面があるわけではありません。

しかし、みんな普段話さないことを話し出します。それが何だかドラマチックに感じるのです。

にしざわ

登場人物は歩いているだけなのに私たちの心を大きく動かしてくれます。

青春時代を懐かしく思い出せる作品です。

りんごっと

過ぎていく日々の中にある学校行事、その中での少年少女の考え、想いが恩田陸さんならではの物凄い描写力で描かれていて、その気持ち分かる!とかこんな青春送りたかったなどと思いました。

あっきー

主役の高校生、貴子と融は複雑な関係で溝も深くそれぞれずっと悩みを抱えてきていたが、高校の伝統行事・歩行祭によってその悩みの紐は解けていく。

青春小説と呼ばれているが、2人の葛藤する描写とかは、大人になった私も共感するところもたくさんある。学生の方だけでなく社会人を経験した人にも読んでほしい1冊です。

サナ

高校生が、夜を徹して歩くことでこそ、湧き上がってくる独特な感情があるんだろうなぁ、と思い、その熱量に心打たれました。

最後のシーンがすごく爽やかで、印象に残っています。私の学校にもこんな行事があったらいいのに、と読むたびに思います。

ひなの@読書垢

ただ歩いているだけなのに、どうしてこんなにも引き込まれるのか。

登場人物の言動や思考1つ1つに、私達にもあった懐かしい青春を思い出させるきらめきを詰め込んだ、何度でも読みたくなる作品です。

ダイゴ@読書垢

お互い知らなかった事が夜が明けていくにつれて段々見えてくる。

そんな夜の大移動は、人間関係の難しさを教えてくれた。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにー。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。

ページ数 455ページ
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2位『蜜蜂と遠雷』

蜜蜂と遠雷

本から聞こえる旋律と喝采!圧倒的臨場感で描くコンクールに心震える

第156回直木賞受賞/2017年本屋大賞受賞/松岡茉優主演映画の原作

yurika

文字から音が聞こえてくる!?と勘違いしてしまうほど、美しい文章だと思いました。

また、コンクール出場者たちのコンクールに臨むときの感情や審査員達が演奏聞いた感情がなんとも鮮やかで何度も読みたいと思いました。

うぐはら

恩田さんは、目と耳が優れた作家です。

本書は、音をひとつひとつ丁寧にかき集め、宝石に変化させ、1ページずつ散りばめた作品と言った方が正しいでしょうか。

音楽をここまで美しく描写した作品は、ほかにありません。

内容についてはこれ以上、何を語っても陳腐になりそうなので語りません。ぜひともあなたの目と耳で、宝石を味わってみてください!

りんごっと

私はこの本を、音楽と読書をこよなく愛す人達に絶対の自信を持っておすすめします。

この本の舞台であるピアノコンクールは芸術に勝ち負けがつき、緊張、努力、限られた才能、個々の音楽性、様々な思いが入り混じる。

もし皆さんがこの『蜜蜂と遠雷』を開いた時、登場人物ひとりひとりの音楽が文字により響き出すと思います。

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

ページ数 454ページ
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3位『チョコレートコスモス』

チョコレートコスモス

舞台の獣は、甘い宇宙の夢を見る

ふっかー復活委員長

女優オーディションの小説、と聞けば、どうしても「足の引っ張り合い」「スキャンダル」を連想する。ところが、今作はそんなドロドロとは無縁!

たった1つの椅子を巡る演技バトルは、嫉妬も欲も渦巻くけれど、間違いなくフェアな戦い!なんといっても、文字だけで脳内を劇場にしてしまう、描写の凄味を感じます。

芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかをー。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。

ページ数 562ページ

4位『六番目の小夜子』

六番目の小夜子

とある高校のとある風習。6代目サヨコはヤバさ満点!

紅葉@読書垢

サヨコという不思議な言い伝えがある高校に、津村小夜子という転校生がやってくることから始まります。

校庭にある津村小夜子の碑と転校生は関係あるのか?偶然?もしや幽霊?

少し怖いのに、同時に高校生たちの懐かしく輝く青春を感じられる小説です。

津村沙世子ーとある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。

ページ数 339ページ

5位『ネバーランド』

ネバーランド

少年時代が終わる予感を胸に、僕たちは秘密を共有したんだ

ふっかー復活委員長

【楽園を去ろう、胸を張って】
碧野圭さんの『書店ガール7』で、この本がビブリオバトルで紹介されるシーンがあり、興味を惹かれて読みました。

過去の傷を隠し、寮生活を続ける男子学生たち。その秘密が明らかになっていくにつれ、次第に彼らの友情は深まっていきます。

しかし、同時に「別れ」も近付き… 青春系が苦手、という方にこそ読んでほしい、切なく前向きな名作です。

紅葉@読書垢

冬休みに帰省せず寮に残って生活する男の子たちの物語です。

どこにでもいるような男の子たちだけど、実は色んなものを抱えて、そしてそれを吐露して、聞いた子達は受け入れる。ザ・青春小説だと思います。

舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。

ページ数 277ページ

6位『木洩れ日に泳ぐ魚』

木洩れ日に泳ぐ魚

夜中の傑作は朝日と共に色あせる。最後の一夜を過ごす2人の恋も

40代女性

同棲していた男女が、別れの夜にアパートの一室で語り合います。

緊張感のある2人の心理戦にドキドキし、様々な事実が明らかになっていく過程に引き込まれました。

想像していなかった結末の余韻が凄すぎて、読了後現実に戻ってくるまでに時間がかかりました。

舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿-――。共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始め、〝最後の夜〟に濃密な心理戦が繰り広げられる。かつての恋人は、ひょっとして殺人犯なのか?

ページ数 298ページ

7位『光の帝国 常野物語』

光の帝国 常野物語

あなたの隣にそっといる。不思議な力をもった常野一族の人々

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちからー「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。

ページ数 288ページ

8位『禁じられた楽園』

禁じられた楽園

60代女性

キュンキュンする恋愛ドラマやハッピーな家族小説もいいけれど、何だかぞわぞわしたり、不安感を伴って読み進むことで日常のあれこれを忘れて没入できるという本もあります。

これはそんな本の1つで、カリスマ性のある芸術家が導いて行く道の先にあるおぞましさが独特です。

最後にやれやれとは思えず、不安感を持ったままという描き方も余韻が味わえて良かった。

平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。そこは、むせかえるような自然と奇妙な芸術作品、そして、得体の知れない“恐怖”に満ちていた。現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。

ページ数 518ページ

9位『ライオンハート』

ライオンハート

yurika

「輪廻転生小説」という言葉がぴったりです。

恩田陸さん作品には珍しい恋愛小説に分類できるかもしれないですが、エドワードとエリザベスには必ず別れがあるので、むなしさや寂しさが溢れる作品です。

40代女性

美しい世界が透けて見えるかのよう。この小説を読んでいる間は、非日常の美しい空間に連れて行ってもらえます。

愛し合っているのに結ばれない2人のラブストーリーは、切なくて胸が苦しいです。

SFロマンスなのだろうけど、結ばれることだけが愛ではないのだと、美しい愛の形を見せてもらったような気がします。

60代女性

昔の歌に「会うは別れのはじめとて」といった歌詞があります。

「恋」というのは本当に不思議で、会っているその時は幸せですが、時間が過ぎるとともに別れの寂しさが増えてくる。

会えない時間がそれぞれの持つ愛を大きく育てるのはもまた「恋」のなせる技かもしれません。エドワードとエリザベスも時空を超えて出会いと別れを繰り返します。エドワードとエリザベス両方の気持ちに感情移入できる極上の恋愛小説です。

いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの。会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ…。17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ。時を越え、空間を越え、男と女は何度も出会う。結ばれることはない関係だけど、深く愛し合ってー。神のおぼしめしなのか、気紛れなのか。切なくも心暖まる、異色のラブストーリー。

ページ数 397ページ

10位『三月は深き紅の淵を』

三月は深き紅の淵を

その本は、一晩だけ読むことが許される

ザレ

第1部は、デューク・エリントンの名曲からとって名付けられる『黒と茶の幻想』と。

旅のテーマは「非日常」。人生で起きた美しい謎を持ち寄り過去の森をさまよい、答えを探し求める。大人版『夜のピクニック』です。

恩田さん得意の独白形式。『ネバーランド』『夜のピクニック』が好きな人はきっと気に入るはずです!

原田龍一

4つの短編はどれもおもしろいが、この本のおもしろさは仕掛け。

何を言ってもネタバレになるので言えないが、読後に感じる感覚は、もう1度最初から読み直したくなる。

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

ページ数 448ページ

11位『木曜組曲』

木曜組曲

30代男性

恩田陸作品特有の仄暗い恐怖が感じられる、真骨頂ともいえる作品です。

つまらなく紹介すると、ただ5人の女性が会話をしているだけの作品なのですが、それなのに全編から「とんでもない何か」が起こりそうな気がします。ここが本作の醍醐味であり、ポイントと言えるでしょう。

基本的にワンシチュエーションなので、どちらかというと舞台好きの方に勧めたい小説です。

耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死を遂げて四年。時子に縁の深い女たちが今年もうぐいす館に集まり、彼女を偲ぶ宴が催された。ライター絵里子、流行作家尚美、純文学作家つかさ、編集者えい子、出版プロダクション経営の静子。なごやかな会話は、謎のメッセージをきっかけに、告発と告白の嵐に飲み込まれてしまう。重松時子の死は、はたして自殺か、他殺かー?

ページ数 269ページ

12位『麦の海に沈む果実』

麦の海に沈む果実

私は、学園に破滅をもたらす転入生?

原田龍一

単独で読んでもおもしろいが『三月は深き紅の淵を』を読むと「ああ、あれね」となるので続けて読むことをおすすめ。

40代女性

閉鎖された学園での話。三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園に、二月に転入した主人公。

主人公の転入後に不思議な出来事が頻発します。不穏な世界観と青春ミステリー、その年代特有の不安定さがリアルに描かれていて引き込まれます。

思春期の子どもの不安定さを知るために、大人も読むべき本だと思います。

60代女性

ファンタジーの世界に引き込まれて読み進む楽しさや怪しさ。読む年代によって違ってくる読後感は、この本の持つ魔力です。

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?

ページ数 512ページ

13位『ユージニア』

ユージニア

日本推理作家協会賞受賞

りお

ある1つの「事件」を核にした物語。

既に「解決」した事件についての本と、事件に関わる当事者達の「当時と今」が対比して描かれる中で、事件の真相があぶり出されていきます。

それぞれの立場から見る、事件。当時は見えなかった物事が、少しずつ見えていく。その過程が気になってつい読み進めてしまいます。

ほそみち

1つの事件に関するお話を、登場人物の視点を章ごとに変えて謎を解き明かしている構成が興味深いです。

また、映画にもあるような最初に犯人と思しき人物を提示するシーンの使い方が不気味さを演出しているミステリ好きなら必読の1冊だと思います。

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だー。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?

ページ数 420ページ

14位『Q&A』

Q&A

貴方はいま話したことを「真実」と証明できますか?

晴れ女のMoeco

Q.この本の醍醐味は?
A.人々へのQ&Aのみで、物語が完結しているところ。
Q.なぜいろんな人に質問をしているの?
A.ショッピングモールで大きな事故が起きて、証言を聞いていくんだけど、みんな答えが食い違うんだよね。
Q.どんなふうに?
A.読めばわかる。
Q.その答え、書評の禁じ手では?
A.だよね

都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できずー多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?

ページ数 382ページ

15位『黒と茶の幻想』

黒と茶の幻想

「美しい謎」を解き明かす4人だけの旅物語

タイトルの響きが好きです。内容も「幻想」とあるだけに幻想的で神秘的な印象の話でした。

4人の男女が卒業してから10年後に島を旅行し、ある謎に迫っていきます。4人の会話や島の雰囲気やゆったりする中にもピンと張り詰めたものがあり好きです。

太古の森をいだく島へー学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。

ページ数 400ページ

16位『エンド・ゲーム 常野物語』

エンド・ゲーム 常野物語

「オセロゲーム」は終わっていなかった。常野一族・ダークサイド編

たっきー

常野物語シリーズの第3作目 (光の帝国→蒲公英草紙→エンドゲームの順)。

独特な世界観と表現方法で描かれた1作。正体不明の存在と「裏返す」力を繰り返しながら戦っていく物語。

超能力を扱う主人公や家族のドラマに、迫力ある展開。読み進めていくたびに、奥深くなっていく作品です。

『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。そして今、母が倒れた。ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?

ページ数 368ページ

17位『MAZE』

MAZE

SFとミステリーとホラーとイケメンオネエ?その建物、入っちゃダメ

りお

人が消える場所、という怪談めいた不思議な話から始まる物語。

もうこの設定だけでぐいぐい引き込まれます。何より主人公・神原恵弥の格好良さと言ったら!強くてかっこいい、けど女性的な言葉で話す、独特のキャラクターがかなり魅力的。

周囲の登場人物も謎があり、丁々発止のやり取りあり、読んでいて本当に楽しい作品です。

アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知り得たのか?めくるめく幻想と恐怖に包まれる長編ミステリー。人間離れした記憶力を持ち、精悍な面差しで女言葉を繰り出す、魅惑のウイルスハンター・神原恵弥を生み出した、シリーズ第一作!

ページ数 264ページ

18位『ネクロポリス』

ネクロポリス

唯一無二の世界観!パラレルな日本で生者は死に、死者は還る

りお

亡き人に会える土地で繰り広げられる物語。

日本の習俗(お彼岸など)をベースにした世界で、ファンタジーかな…と思いながら読んでいるとミステリーでもあり。

独特の行事が描かれていたり、日本ぽいけど日本でないような?世界観にぐいぐいと飲み込まれます。何年も前に読んだ作品ですが、未だに印象深いです。

懐かしい故人と再会できる場所「アナザー・ヒル」。ジュンは文化人類学の研究のために来たが、多くの人々の目的は死者から「血塗れジャック」事件の犯人を聞きだすことだった。ところがジュンの目の前に鳥居に吊るされた死体が現れる。これは何かの警告か。ジュンは犯人捜しに巻き込まれていくー。

ページ数 478ページ

19位『ドミノ』

ドミノ

新喜劇 at Tokyo Station.加速感にスッキリ!

空津歩

初めて読んだ恩田先生の作品でしたが、キャラクター数が多いにもかかわらず、全キャラクターが魅力的でそれぞれのストーリーが気持ちよく絡み合い、タイトル通りドミノのようにラストまで連鎖していく作品!

グランドホテル形式の王道です!まさか!の連続。

一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット。もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!

ページ数 384ページ

20位『月の裏側』

月の裏側

ほそみち

恩田陸さんは「水」の描写が誰よりも優れていると感じた作品です。

というのも、この小説において水というものが「不完全なモノ」「常に形を変えるモノ」の象徴として表現されています。

常に不穏な雰囲気を抱える、この物語の結末はいかに…。何度も再読した作品です。

人類学者の眼差しが捉えた日本、日本人、日本文化。20世紀後半の思想界をリードした知の巨人は、かくも深く日本を理解し、そして愛した。

ページ数 461ページ

21位『象と耳鳴り』

象と耳鳴り

30代男性

引退した裁判官・関根多佳雄が主人公の短編集。

好きなポイントは、1編ごとに関根の印象が変わっていくことです。元裁判官の推理力は抜群で、それでいて厳格な部分と優しい部分が共存しているキャラクターも魅力的でした。

怖いものみたさで何度か読んでみたくなるのは、恩田陸作品特有の魔力だと思いました。

「あたくし、象を見ると耳鳴りがするんです」退職判事関根多佳雄が博物館の帰りに立ち寄った喫茶店。カウンターで見知らぬ上品な老婦人が語り始めたのは、少女時代に英国で遭遇した、象による奇怪な殺人事件だった。

ページ数 318ページ

22位『雪月花黙示録』

雪月花黙示録

櫂/佐伯黒百合

実を言うとこれが初めて読んだ恩田陸作品で、題名のインパクトに惹かれて読み始めました。

最初は舞台背景や設定に驚きましたが、段々と世界観に魅了され、読み終わったあとは「こういう近未来物もありなんだ!」と感じました。

ポップでいながらも少し不穏な空気を漂わせ、少し特殊な「近未来」を描いた最高のSFです。

ミヤコの最高学府、光舎の生徒会長選挙。それはミヤコ全体の権力者を決定する伝統と狂騒のイベント。美形剣術士で春日家の御曹司、紫風は三期目の当選を目指していた。ある日、紫風は立会演説会中に選挙活動を妨害される。それは反体制勢力、「伝道者」の宣戦布告だった。彼といとこの女子高生剣士、蘇芳は次第に巨大な力に巻き込まれていきー。

ページ数 420ページ

23位『ねじの回転』

ねじの回転

冬野花火

2.26事件を題材に、時間溯行がテーマのSF小説です。

国連職員たちが歴史の修正という大仕事に立ち向かいます。

時々挟まれる、登場人物も時代も関係ない不思議な話も挿絵のようで印象的。ミステリーでもあり、ほんの少しだけホラー要素もあるかも?

また同じ2.26事件で時間溯行という題材を元に、宮部みゆきさんの『蒲生邸事件』もあるので、読み比べるのも楽しいです。

過去を変えることはできるのか。人類を悲惨な運命から救うため、時間遡行装置による歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。歴史を修正すべき安藤大尉には別の思惑が…。

ページ数 280ページ

24位『いのちのパレード』

いのちのパレード

りお

『蝶遣いと春、そして夏』

「蝶遣い」を生業とする主人公の物語。春から夏へ移り変わる様子や、季節の風景が描かれた美しくも儚い小説。

風景や蝶、山々の空気、まるでその場にいるかのように五感で感じられます。そして、良い蝶遣いになるための条件とは… 切なくも美しい短編です。

30代男性

読み進めると、こんな展開が待っているだろうと予想するのですが、それが良い意味で裏切られるのでワクワク感が最後まで止まりません。

1編ごとに恩田ワールドが繰り広げられますが、全体を通してしっかり1つの世界観にまとまっている点も評価できます。

「パレード」というタイトルが、それぞれの物語の共通性と独自性をうまく表現していると思いました。

あちこちから指や手の形をした巨岩が飛び出す奇妙な村に、妻と私はやって来た(『観光旅行』)。主人公フレッドくんが起き抜けから歌うのは、ミュージカルだから(『エンドマークまでご一緒に』)。「上が」ってこの町を出るために、今日も少女たちはお告げを受ける(『SUGOROKU』)。小説のあらゆるジャンルに越境し、クレイジーで壮大なイマジネーションが跋扈する恩田マジック15編。

ページ数 384ページ

25位『私の家では何も起こらない』

私の家では何も起こらない

入居者募集!眺望良好、築年数不明。殺人犯と幽霊志望者向き!

30代男性

女性作家の住んでいる古い家は、実はちょっと訳あり。幽霊屋敷だったのですから驚きです。

その歴史と現在について、読み進めるにつれ謎が明かされていきます。最初は怖い話なのかと思ったのですが、死者との共存について考えさせられる作品でした。

「全ての家は幽霊屋敷である」というセリフも印象的で心に響くものがありましたね。

小さな丘に佇む古い洋館。この家でひっそりと暮らす女主人の許に、本物の幽霊屋敷を探しているという男が訪れた。男は館に残された、かつての住人たちの痕跡を辿り始める。キッチンで殺し合った姉妹、子どもを攫って主人に食べさせた料理女、動かない少女の傍らで自殺した殺人鬼の美少年ー。家に刻印された記憶が重なりあい、新たな物語が動き出す。

ページ数 224ページ

26位『蛇行する川のほとり』

蛇行する川のほとり

30代男性

非常に繊細な表現が魅力的。川のほとりに建つ家の様子や周囲の風景、登場人物が明瞭に想像できるのが素敵です。

ゾクッとするような怖さと、物語に引き込まれるワクワク感が共存していて読み応え抜群。

3人の少女の視点や心理描写が、それぞれ書き分けられている点も評価できます。終わり方も意外性があって好きです!

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。

ページ数 352ページ

27位『スキマワラシ』

スキマワラシ

物の記憶が視える僕。令和版遠野物語のノスタルジックファンタジー

30代男性

近年はやや低調気味に思えた恩田陸ですが、久しぶりにノスタルジーの魔術師の真骨頂といえる作品となっています。

氏の多彩な作品群のなかでは「民俗学」の要素が強いタイプで、何気ない日常の風景のなかに不思議が宿っており、ファンタジー、SF、ミステリーの要素が絡みあう独特の雰囲気が楽しめます。

それでいて、この国がすでに落陽の時代に入り込んでいることを感じさせる、ノスタルジックな1冊です。

白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?

ページ数 472ページ

28位『図書室の海』

図書室の海

恩田陸を感じたいならこれ!予告・番外編を集めた十編十色の短編集

30代男性

なかなか類を見ないタイプの短編集。

『夜のピクニック』の前日譚や『六番目の小夜子』『麦の海に沈む果実』の番外編など、他の長編に連なる作品で構成されており、恩田陸ファンであればあるほど楽しめる1冊です。

収録ジャンルはホラー、SF、青春、ミステリーなどとにかく多彩で、断片的であるがゆえに想像力を掻き立てられます。

恩田陸初心者の方は、本作で多彩な恩田陸作品のどのジャンルが好みかを探ってみてほしいです。

あたしは主人公にはなれない――。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる〈サヨコ〉伝説に関わる使命を……。

ページ数 304ページ

29位『愚かな薔薇』

愚かな薔薇

30代男性

吸血鬼になって、地球以外の星を探して移住を計画するという壮大な物語。

展開が比較的早く、あっという間に世界観に引き込まれます。

SFとしての要素がありながら、謎の木霊にはホラー要素、両親の死にはミステリーを感じ取れます。最初から終わりまで恩田陸ワールド全開です!

これは21世紀の「地球幼年期の終わり」だ。山間の夏祭りの中で少年や少女が変化していく。進化なのか? 人類はどこへ向かうのか?巡る星々。過去と未来。愛、愛はどこへ行くのか?

ページ数 592ページ

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本屋大賞の『夜のピクニック』『蜜蜂と遠雷』が多くの票を集め1位、2位という結果になりました!

自分の大好きな一冊、懐かしい一冊、再読してみたくなった一冊、気になってはいたが読めていない一冊など、ランクインしていましたでしょうか?

この記事を読んで新たな作品との出会いのきっかけになればと願っております。

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