恩田陸おすすめ小説ランキング【読書好き71人に聞いた!】

恩田陸おすすめ小説ランキング【読書好き71人に聞いた!】

天才たちがぶつかり合うピアノコンクールを描いた『蜜蜂と遠雷』で直木賞/本屋大賞をダブル受賞した超人気作家・恩田陸。ファンの間では「ノスタルジアの魔術師」と呼ばれることも。

今回は読書好きの方71名に、Twitter上で恩田陸作品の中のおすすめ作品を最大5作品まで選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

1位:夜のピクニック 22票

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにー。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。(Amazon商品説明より)

夜のピクニックの感想

yurika

ひたすら80kmを1日かけて歩く歩行祭。
ただ歩いているだけで、ドラマチックな場面があるわけではありません。
しかし、みんな普段話さないことを話し出します。
それが何だかドラマチックに感じるのです。

にしざわ

登場人物は歩いているだけなのに私たちの心を大きく動かしてくれます。
青春時代を懐かしく思い出せる作品です。

りんごっと

過ぎていく日々の中にある学校行事、その中での少年少女の考え、想いが恩田陸さんならではの物凄い描写力で描かれていて、その気持ち分かる!とかこんな青春送りたかったなどと思いました。

あっきー

主役の高校生、貴子と融は複雑な関係で溝も深くそれぞれずっと悩みを抱えてきていたが、高校の伝統行事・歩行祭によってその悩みの紐は解けていく。
青春小説と呼ばれているが、2人の葛藤する描写とかは、大人になった私も共感するところもたくさんある。
学生の方だけでなく社会人を経験したあなたにも読んでほしい1冊です。

サナ

高校生が、夜を徹して歩くことでこそ、湧き上がってくる独特な感情があるんだろうなぁ、と思い、その熱量に心打たれました。
最後のシーンがすごくさわやかで、印象に残っています。
私の学校にもこんな行事があったらいいのに、と読むたびに思います。

ひなの@読書垢

高校生最後のイベント、「歩行祭」。
ただ歩いているだけなのに、どうしてこんなにも引き込まれるのか。
登場人物の言動や思考1つ1つに、私達にもあった懐かしい青春を思い出させるきらめきを詰め込んだ、何度でも読みたくなる作品です。

ダイゴ@読書垢

お互い知らなかった事が夜が明けていくにつれて段々見えてくる。
そんな夜の大移動は、人間関係の難しさを教えてくれた。
こんな「ピクニック」してみたい!

主題歌つき書評はこちら

『夜のピクニック』あらすじと感想【第2回本屋大賞受賞作。歩くことが特別な日になる】『夜のピクニック』原作小説あらすじと読書感想文【歩くことが特別な日になる】第2回本屋大賞受賞作
『夜のピクニック』の基本情報
出版社 新潮社
出版日 2006/09/07
ジャンル 青春
ページ数 455ページ
受賞 2005年本屋大賞受賞/第26回吉川英治文学新人賞受賞
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

2位:蜜蜂と遠雷 17票

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。(Amazon商品説明より)

蜜蜂と遠雷の感想

yurika

文字から音が聞こえてくる!?と勘違いしてしまうほど、美しい文章だと思いました。
また、コンクール出場者たちのコンクールに臨むときの感情や審査員達が演奏聞いた感情がなんとも鮮やかで何度も読みたいと思いました。

うぐはら

恩田さんは、目と耳が優れた作家です。
本書は、音をひとつひとつ丁寧にかき集め、宝石に変化させ、1ページずつ散りばめた作品と言った方が正しいでしょうか。
音楽をここまで美しく描写した作品は、ほかにありません。
内容についてはこれ以上、何を語っても陳腐になりそうなので語りません。
ぜひともあなたの目と耳で、宝石を味わってみてください!

りんごっと

私はこの本を、音楽と読書をこよなく愛す人達に絶対の自信を持っておすすめします。
この本の舞台であるピアノコンクールは芸術に勝ち負けがつき、緊張、努力、限られた才能、個々の音楽性、様々な思いが入り混じる。
もし皆さんがこの『蜜蜂と遠雷』を開いた時、登場人物ひとりひとりの音楽が文字により響き出すと思います。

主題歌つき書評はこちら

『蜜蜂と遠雷』あらすじと感想【才能のぶつかるピアノコンクールの世界へ】『蜜蜂と遠雷』あらすじと感想【才能のぶつかるピアノコンクールの世界】
『蜜蜂と遠雷』の基本情報
出版社 幻冬舎
出版日 2019/04/10
ページ数 454ページ
受賞 第156回直木賞受賞/2017年本屋大賞受賞
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

3位:チョコレートコスモス 10票

芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかをー。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。(Amazon商品説明より)

チョコレートコスモスの感想

ふっかー復活委員長

【舞台の獣は、甘い宇宙の夢を見る】

女優オーディションの小説、と聞けば、どうしても「足の引っ張り合い」「スキャンダル」を連想する。
ところが、今作はそんなドロドロとは無縁!
たった1つの椅子を巡る演技バトルは、嫉妬も欲も渦巻くけれど、間違いなくフェアな戦い!
なんといっても、文字だけで脳内を劇場にしてしまう、描写の凄味を感じます。

『チョコレートコスモス』の基本情報
出版社 KADOKAWA
出版日 2011/06/23
ページ数 562ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

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