村田沙耶香 おすすめ小説ランキング【読書好き18人に聞いた!】

コンビニアルバイト歴18年目の独身女性を描いた『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香。同作以外にも『殺人出産』や『地球星人』など、読者の価値観を揺るがす衝撃的な作品が多いのが特徴です。

今回は読書好きの方18名に、Twitter上で村田沙耶香おすすめの1冊を選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

4位:タダイマトビラ 1票

母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか?「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。
(Amazon商品説明より)

『タダイマトビラ』の感想

ゲンノウン

読後の衝撃は凄まじく、水をグラスで1杯飲んでもまだ心臓の鼓動が止まらなかった…。
愛情の欠如した家庭に生まれた女の子。
彼女が求める家族愛、理想の家族、その追求の過程だけでも少し狂っていて面白いのに、後半は更に覚悟が必要になるレベル…。

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『タダイマトビラ』の基本情報
出版社 新潮社
出版日 2016/10/28
ページ数 229ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

4位:授乳 1票

受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「―ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。
(Amazon商品説明より)

『授乳』の感想

金のシャチホコ

3作入っているので村田さんを3パターン楽しめる嬉しさ😆
独自の価値感を繰り広げる各ストーリーの女性に引き込まれていきます…

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『授乳』の基本情報
出版社 講談社
出版日 2010/04/15
ページ数 240ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

4位:消滅世界 1票

セックスではなく人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、「両親が愛し合った末」に生まれた雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。清潔な結婚生活を送り、夫以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園で一変する…日本の未来を予言する傑作長篇。
(Amazon商品説明より)

『消滅世界』の感想

xxx

既存概念設定を抜本的に変えてくるところが面白い。

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『消滅世界』の基本情報
出版社 講談社
出版日 2018/07/05
ページ数 288ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

3位:殺人出産 2票

今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。
(Amazon商品説明より)

『殺人出産』の感想

木下すなす

眉を顰めながらも、ページを捲る手が止まらなかった。
今ある常識が全く異なる世界で何もかも肯定して生きる人達を、完全に否定する気になれなかったのが面白い。
どんな世界になっても全員が生きやすくなることはないのだと思った。

ミィ

10人生めたら1人殺してもいいという非現実な話。
何が正義で、何が正常なのか考えさせられます。
今自分が持っている価値観は本当に正しいのか。
時代によって変化していく概念。
狂った世界観をぜひ体験してほしいです。
『殺人出産』あらすじと感想【問題作!10人産んだら1人殺してもいい⁉】『殺人出産』あらすじと感想【問題作!10人産んだら1人殺してもいい!?】

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『地球星人』の基本情報
出版社 講談社
出版日 2016/08/11
ページ数 208ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

3位:しろいろの街の、その骨の体温の 2票

クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持ちが高まり、結佳は伊吹にキスをするのだが―女の子が少女へと変化する時間を丹念に描く、静かな衝撃作。第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作。
(Amazon商品説明より)

『しろいろの街の、その骨の体温の』の感想

作田 優

西加奈子さんの帯に惹かれて購入。
村田さんは全てをさらけ出す覚悟でこの作品を書いたのではないかと思うほど、心に刺さる息苦しさがあった。
書いていて傷つかないのかな、と思うほどの熱量があり、心が揺さぶられた。
素晴らしい青春小説。

竹本ピストンピアノ

思春期の少女の心中を巧く捉えた1冊。
スクールカーストと性と、なんとも表現し難いところを書くのが上手いなぁ、と感心するばかり。

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『しろいろの街の、その骨の体温の』の基本情報
出版社 朝日新聞出版
出版日 2016/08/11
ページ数 320ページ
受賞 第26回三島由紀夫賞受賞/第1回フラウ文芸大賞受賞
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

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