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辻村深月おすすめ小説16選【ファンが本気で選んだ!絶対に外せない作品とは?】

今や「辻村深月」という作家を知らない人はいないのではないでしょうか。

映画『ツナグ』の原作者として知っていた人も、『かがみの孤城』『ドラえもん のび太の月面探査記録』(脚本)の作者としても知っているかと思います。

彼女は15年以上のキャリアで多くの作品を書いてきましたが、そうなってくると何から読んでいいかわからなくなってしまいます。

そこで今回はこれだけは外せない辻村作品を16作に絞りました。「この流れで読めば2倍楽しめる!」という順番で紹介するのでお楽しみあれ。

辻村深月作品を読むおすすめの順番とその理由を解説!

今から辻村深月作品を読み始める方、まだ辻村作品を多く読んでいない方は、是非「読む順番」を意識してみましょう。

辻村作品の大きな特徴として「登場人物が作品を跨いで登場する」ことが挙げられます。

この作品のあの人物がここで主人公になっている!など、読み方によって面白さが倍増し、作品の枠を超えて伏線回収を楽しめることもあるのです。

ここでは「辻村深月作品をより高いレベルで楽しむための順番」についてご紹介します。

  1. 『冷たい校舎の時は止まる』
  2. 『ツナグ』
  3. 『かがみの弧城』
  4. 『子どもたちは夜と遊ぶ』
  5. 『スロウハイツの神様』
  6. 『ぼくのメジャースプーン』
  7. 『鍵のない夢を見る』
  8. 『盲目的な恋と友情』
  9. 『ハケンアニメ!』
  10. 『映画ドラえもん のび太の月面探査機』
  11. 『ロードムービー』
  12. 『光待つ場所へ』
  13. 『きのうの影踏み』

まず読みたい6冊はこちら。

  • 『冷たい校舎の時は止まる』
  • 『ツナグ』
  • 『かがみの弧城』
  • 『子どもたちは夜と遊ぶ』
  • 『スロウハイツの神様』
  • 『ぼくのメジャースプーン』

この6冊は、辻村深月を理解する上で絶対に欠かせない作品となっています。

『冷たい校舎の時は止まる』は彼女のデビュー作であると同時に、定番のミステリ要素を綺麗に織り込んでおり、彼女の作風に初めて触れる際にふさわしい一冊です。ぜひ最初はこの作品からはじめましょう。

2番から6番までに挙げた作品は、重厚なテーマで読み応えがあり、かつ不快なほどの人間の暗さが感じられにくいものを羅列しています。

『鍵のない夢を見る』『盲目的な恋と友情』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』『傲慢と善良』の4作品は人間の闇の部分が色濃く書きあらわされているため、上記6タイトルを読んで辻村深月の魅力に気が付いてからのほうが読みやすいでしょう。

番外編として、気分が暗くなったときには前向きな気分になれる『ハケンアニメ!』『映画ドラえもん のび太の月面探査機』を挟むのがおすすめです。

そしてホラーがほしくなったときは『きのうの影踏み』をお忘れなく。

ここまでくるとおよそ辻村深月作品は網羅できたといっても良いでしょう。

いよいよスピンオフに取り掛かりましょう。

『冷たい校舎の時は止まる』を軽く復習して『ロードムービー』を読み、最後に『光待つ場所へ』で締めるように読むと、すべての伏線を理解して、辻村深月の魅力を存分に堪能することができるでしょう。

『冷たい校舎の時は止まる』

冷たい校舎の時は止まる
#第31回メフィスト賞受賞

デビュー作。「SF(少し不思議)」と「ミステリー」が合わさっている辻村深月作品の始まりです。

校舎に閉じ込められた8人の高校生たちによる、学園祭中に死んだ同級生を巡るミステリー。

作者のデビュー作を知ることによってほかの作品がさらに楽しむことができます。

このときは大人への反抗がうかがえますが、『かがみの孤城』になるとただ反抗するだけでなく……と、この作品を読んでおくと作者の変化を楽しむこともできます。

全体を通して、思春期の子供たちの心内が鮮やかに表現されているのが特徴となっています。

本作は作者自身が大学受験期に勉強から逃れるようにして執筆を始め、就職活動の辛さで後半を書き進め、そして就職してOLとなってからも手を加えてようやく完成にこぎつけた作品だそうです。

辻村さん自身が多感な時期に感じたことがギュッと詰まっており、若者の悩みや人生への迷いが感じ取れる、とても爽やかな仕上がりのミステリーとなっています。

まだ辻村作品に触れたことがないなら、この作品から読み始めることをお勧めします。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろうー。第31回メフィスト賞受賞作。

『ツナグ』

ツナグ
#第32回吉川英治文学新人賞 #松坂桃李主演映画の原作

死んだ人に一度だけ会うことができる話。「もしあの人にもう一度だけ会えるなら」という叶わぬ願いを小説という形で叶えてくれます。

イチオシは、会えた友だちに、親にバレないようにBL本や同人誌を捨ててほしいと頼まれる場面。

拍子抜けしそうですが、その人間らしさが懐かしくも、そのようなことを頼むのは死んでしまったからということを思わせて一層切ないです。

執筆開始当初は、「叶うはずのない望みを叶える不思議な力」をテーマに書くつもりで構想をはじめたという辻村さん。

その結果としてたどり着いた設定が「生きている人間と死者を繋ぐ者、使者(ツナグ)」でした。

大事な人を喪うとき、心ゆく迄お別れを伝えられることなどごくわずかの恵まれたシチュエーションであり、そうでない別れを迎えた場合、生きている人側に何らかの後悔の念等マイナスの感情を残すこともあるでしょう。

「命の誕生と喪失」という誰もが一度は想いを馳せるテーマについて、新たな視点を開拓する助けになる名作です。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

『かがみの孤城』

かがみの孤城
#2018年本屋大賞 #アニメ化

不登校という言葉に当てはめず「学校に行かないと決めた」子どもたちを書いた作品。

主人公の視点を通してさまざまな人物を書ききり、子どもの反発・反抗を単に書くだけでなく、大人についても言い訳せず書いてあります。

本屋大賞受賞も納得の良書。学校へいかない子供たちと、彼らの周りの大人の立場で、それぞれの本音が鮮明に描かれています。

この作品のポイントは、ファンタジー要素もありながらミステリーとしても一流であり、「伏線回収のワクワクを楽しませてくれながらもただのミステリ小説で終わらない凄さ」にあります。

追い込まれた時の人間が発揮するパワー、生物としての人間の凄さを知りこれからの自分の可能性さえ信じたくなるような、そんな力を持った物語です。

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー

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『子どもたちは夜と遊ぶ』

子どもたちは夜と遊ぶ
辻村深月作品の中でも、全体を通して重苦しい空気が漂っている物語であり、読み進めるのが辛く感じる方もいるでしょう。

一見ただの残忍なミステリ小説に見えて、この物語の本質は「他人とどう関わっていくか」という人間関係にテーマがあるように思えます。

殺人者の心のうちにスポットが当てられたエンターテイメントは珍しく、そこも本作が非常に新鮮にみえる所以かもしれません。

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番―」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。

『スロウハイツの神様』

スロウハイツの神様
かつての「トキワ荘」のように、若い才能が集まって何かを作り出す、そんな過程を覗き込んでいるようで前半はまさに青春小説として楽しむことが出来ます。

辻村深月作品としては登場人物の善良な面を大きく見せてくれるため、後味の悪さもなく楽しんで読めるのも本作の魅力です。

サスペンス小説ではないものの、後半、特に最終章での伏線回収は圧巻で、人のやさしさに触れられる魅力的な青春ストーリーです。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

『ぼくのメジャースプーン』

ぼくのメジャースプーン
主人公の少年は、まだ小学校4年生の設定ながら、子供ならでは思考の豊かさや思いやりの描写が非常に丁寧に描かれており、読むと辻村深月という作家の凄さを実感します。

人間、そして動物の命の重さに違いはあるのか。復讐とは何を目的として何のために行うのか。

正義とは、道徳とはなんなのかなど子供たちが感じる疑問を、登場する秋山先生の言葉を通して子供が直面する疑問に答えを提示していく様子からは学べるものがたくさんあります。

最後はポジティブな気持ちで読み終わることができるファンタジーです。

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

『鍵のない夢を見る』

鍵のない夢を見る
#第147回直木賞 #ドラマ化
地方の「犯罪」や地方特有の閉鎖感について、嫌になるほど書かれています。

普通に人が犯罪に手を染めてしまう、些細なきっけから大きく人生の歯車が狂っていく様子は圧巻です。

一通り読み終わってから振り返ると、タイトルの「鍵のない夢を見る」の意味がよくわかり、それがまた恐ろしいのが本作の魅力の一つです。

人間は皆過剰な自意識と勘違いの中で生きています。

くだらない、小さなきっかけで心は狂い、まるで終わりのない夢の中をさまようかのような人生。

誰もが持っているであろう、「人を見下す部分」や「プライドの高さ」がこうも恐ろしく化けることもあるのだと警告されているような読み心地で、読み終えた後に肝が冷える一冊です。

どうして私にはこんな男しか寄ってこないのだろう?放火現場で再会したのは合コンで知り合った冴えない男。彼は私と再会するために火を?(「石蕗南地区の放火」)。夢ばかり追う恋人に心をすり減らす女性教師を待つ破滅(「芹葉大学の夢と殺人」)他、地方の町でささやかな夢を見る女たちの暗転を描き絶賛を浴びた直木賞受賞作。

『盲目的な恋と友情』

盲目的な恋と友情
おそらくもっとも人の裏側を上手に書いた作品です。

辻村さんは『かがみの孤城』の影響もあり、優しい救いのある温かい小説のイメージが強いかもしれませんが、人の裏側もおそろしいほど書いています。まったく正反対のものなので最初は度肝をぬかれるかもしれせん。

恋と友情の2つの視点から「女」を書ききっています。

良くも悪くも人間の持つ本質を露わにした表現がうまい、辻村さんならではの作品となっています。

人間の暖かさにスポットを当てた作品と闇の部分を照らす作品が見受けられますが、本作は完全に後者。

「盲目的な恋」と「盲目的な友情」の2部で構成されており、どちらも女性なら特に身に覚えのある感情が丁寧に描かれているのですが、より恐ろしいのは友情のほう。

仲のいい者同士だからこそ生まれる嫉妬や敵対心など、いつ自分が巻き込まれるかわからない感情を臨場感たっぷりに楽しむことができます。

自分はこうはなりたくない、もしこうなってしまったらどうしよう。そんなゾクゾク感を感じながら読書を楽しみましょう。

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近が、彼女の人生を一変させる。茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。蘭花の友人・留利絵の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実がー。男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。

『ハケンアニメ!』

ハケンアニメ!
#吉岡里帆主演映画の原作
アニメ好きを公言する作者が書いたのだから間違いのない「アニメ制作仕事小説」。

アニメの覇権を目指すアニメ業界をさまざまな視点から書かれています。

アニメというとオタクというレッテルを貼られてしまったり、世代によって受け入れられなかったりしますが、それらをただ反発するのではなく、相手に向き合わせてくれる小説です。

アニメが好きな全人類、世の働くすべての人が楽しめる、そんなお仕事小説です。

熱量を込めた仕事が、結果人の心を動かしていく。

その過程がとても丁寧に描かれており、読み進めるごとにワクワクが加速します。

驚くべきはその緻密な取材力とそれらを文章として形にする表現力。

読み始めると明るい気持ちで一気に読める作品です。

1クールごとに組む相手を変え、新タイトルに挑むアニメ制作の現場は、新たな季節を迎えた。伝説の天才アニメ監督・王子千晴を口説いたプロデューサー・有科香屋子は、早くも面倒を抱えている。同クールには気鋭の監督・斎藤瞳と敏腕プロデューサー・行城理が手掛ける話題作もオンエアされる。ファンの心を掴むのはどの作品か。声優、アニメーターから物語の舞台まで巻き込んで、熱いドラマが舞台裏でも繰り広げられるー。

小説『映画ドラえもん のび太の月面探査記』

小説映画ドラえもん のび太の月面探査記
大のドラえもん好きの辻村深月さんが脚本を手がけた映画ドラえもんのノベライズ。

この小説のすごいところはたとえドラえもんを書いても文章が辻村深月であるところ。

最初の1ページだけで、もうすでに辻村深月全開の文章になっています。

今まで「SF(少し・不思議)」を書いてきた作者と「ドラえもん」の相性は悪いはずありません。

「ドラえもん映画?子供向けでしょ?」と侮ることなかれ。

内容はドラえもんでありながらも、最初から最後まで辻村ファンなら満足できる内容となっています。

ドラえもんと言えば子供向けの漫画ながらに、キャラクターそれぞれの心理描写や思いやりの心などの表現がとても丁寧で豊かです。

本作では作家辻村深月がその本領を遺憾なく発揮し、藤子・F・不二雄さんさながらに人間の心の暖かさに触れられる作品に仕上がっています。

月面探査機が白い影を捉えたという大ニュース。のび太は影を「月のウサギだ!」と主張するが、クラスメートに笑われてしまう。そこで、ドラえもんのひみつ道具『異説クラブメンバーズバッジ』を使い、月の裏側にウサギ王国を作ることに。月に興味を持つという謎の転校生・ルカとウサギ王国へ向かったのび太たちは、エスパルという不思議な力を持つ一族と仲良くなる。しかし、そこに彼らを狙う宇宙船が現れて…。のび太はエスパルたちを救い出すことができるのか!?

『ロードムービー』

ロードムービー
『冷たい校舎の時は止まる』のスピンオフという設定になっていますが、それを読まずとも単体で十分に楽しめる物語です。

子供ならではの穢れのないで純粋な気持ちがまっすぐ心に入ってくるので、3作品を通して心が洗われるような清涼感が感じられます。

細かいネタまで楽しみたい方は、『冷たい校舎の時は止まる』を復習してからトライすると細部の繋がりを楽しむことが出来るでしょう。

運動神経抜群で学校の人気者のトシと気弱で友達の少ないワタル。小学五年生の彼らはある日、家出を決意する。きっかけは新学期。組替えで親しくなった二人がクラスから孤立し始めたことだった。「大丈夫、きっとうまくいく」(「ロードムービー」)。いつか見たあの校舎へ、懐かしさを刺激する表題作他、4編。

『光待つ場所へ』

光待つ場所へ
辻村深月の長編小説のスピンオフとして書かれた作品です。

『冷たい校舎の時は止まる』『ぼくのメジャースプーン』『凍りのくじら』を読んでから本作に挑戦することをお勧めします。

もちろん、いきなり読んでも楽しめますよ。

これぞ青春小説といった若者の心理描写が巧みな作品です。

大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。

『きのうの影踏み』

きのうの影踏み
こちらは怪談小説。作者の多彩さをここでも感じます。

短編集となっており、どれも日常と非日常が地続きになっていることによる怖さがあります。

赤ん坊を書いた短編はちょうど自分の子どもが生まれた時なのに、自分で書いてて怖くないのかと思ってしまいます。

どの作品も明確な答えがない、独特の恐ろしい後味を感じさせて終わります。

何が怖いって、どの短編にも日常の中に潜んでいそうな、いつか自分がこんな怪奇現象に遭遇するのではないかと思わせる「妙なリアリティ」が漂っていること。

夜中に1人で読むのはお勧めできませんが、スリルとドキドキを求めている方は是非トライしてみると良いでしょう。

小学生のころにはやった嫌いな人を消せるおまじない、電車の中であの女の子に出会ってから次々と奇妙な現象が始まり…、虫だと思って殺したら虫ではなかった!?幼い息子が繰り返し口にする謎のことば「だまだまマーク」って?横断歩道で事故が続くのはそこにいる女の子の霊が原因?日常に忍び寄る少しの違和感や背筋の凍る恐怖譚から、温かさが残る救済の物語まで、著者の“怖くて好きなもの”を詰め込んだ多彩な魂の怪異集。

『凍りのくじら』

凍りのくじら
章題がドラえもんの道具になっていることでお馴染みの作品。

どんな相手にも合わせてしまう、合わせられてしまう芦沢理帆子。藤子・F・不二雄の「SF(少し・不思議)」のように友達など周りの人に「少し・〇〇」とつけていきます。そして自分は「少し・不在」。

さまざまなドラえもんの道具が出てくるところや「少し・〇〇」がどのように変化していくかというところにおもしろさがあります。

読み終わったあとに必ず「少し・〇〇」と周りの人や自分につけたくなってしまうと思います。

主人公の少女の独特な感性と世界観が若々しくフレッシュで非常に魅力的。

困った時に助けてくれる未来のロボットらしく、随所でドラえもんが手を差し伸べてくれるような演出に心が温まり、優しい物語に仕上がっています。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすときー。

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『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ
女性同士の複雑な関係性にスポットライトを当てた長編小説です。描かれているのは女性特有の「格差意識」について。

仕事、年齢、結婚の有無、子供の有無など、様々な項目で自分と他人を比較する現代の女性たち。

自らの幸せと世間からの見られ方のギャップに苦しみ狂った女性がたどり着いた悲劇が非常にリアルで恐ろしく、誰しも自らの自尊心と卑屈さでこのような事件に巻き込まれる可能性を考えると読み進めるのが怖くなるほどのゾクゾク感に襲われます。

オンナの生態を垣間見ることができるという意味では、性別に関係なく読んでほしい作品です。

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。

『傲慢と善良』

傲慢と善良
最後に紹介するのは「婚活小説」。

婚活で知り合った婚約者が失踪し、探していく中で彼女との過去に向かい合う話。

婚活婚活をしていくなかで、知らないうちに生まれてくる傲慢さが書かれています。

婚活アプリ等が増えているこの時代を切り取った作品になっています。

現代版『高慢と偏見』といったところか、現代女性の悩み苦しみをこれでもかと詰め込んだ一冊です。

婚活という現代的なテーマを通して、辻村深月の得意とする「人間の真実」を醜くもわかりやすく見せてくれます。

結婚を追い求める意味と目的、そしてそれに気付いたときに感じる「婚活」の滑稽さが実直に描かれており、婚活中の女性に限らず気付かされることが沢山あります。

結婚を焦る焦燥感や客観的視点を見失った際の傲慢さ、そのリアリズムに思わず舌を巻くでしょう。

婚約者が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになるー。作家生活15周年&朝日新聞出版10周年記念作品。圧倒的な“恋愛”小説。

おわりに

今回は辻村深月作品で、絶対外せない16選を紹介しました。

もちろん他にもいい作品はありますが、これらの作品を読めば幅広い辻村作品をおさえられますし、辻村さん好きとの会話も楽しめると思いますので、ぜひ順番を意識して読んでみていただけると幸いです!

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