目次
- メロディなきメロディを奏で 道なき道へ行こう そこに俺にとって一番の金ピカがあるのだ(南波六太の名言)
- 「運も実力のうち」だ(オジー・スミスの名言)
- 諦めんなよ もし諦め切れるんなら そんなもん夢じゃねえ(南波日々人の名言)
- ここまで来たんだ 自分の”年”なんて忘れよう 私の夢は年をとっていない(福田直人の名言)
- 知りたいことのおおよそ半分は ネットや本で調べればわかることだ どこにも載っていない「もう半分」を知るためには……自分で考え出すか 経験するしかない(真壁ケンジの名言)
- グーみたいな奴がいて チョキみたいな奴もいて パーみたいな奴もいる 誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?(南波六太の名言)
- そうだな 世の中に”絶対”はないかもな でもダイジョブ 俺ん中にあるから(南波日々人の名言)
- 本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある(南波六太の名言)
- 個人の願いが集まって・・・"みんなの夢"って呼べるようになったらそれはきっと叶うわ(シャロンの名言)
- 行動無き自問自答は不毛だぞ 答えは常に”踏み出した先”だ お前の考えが正解かどうか 答え合わせをしてみろ(イヴァン・トルストイの名言)
- 迷ったときはね『どっちが正しいか』なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ(シャロンの名言)
- 「空」は誰のもんでもない「人生」は自分のもんだ 人生はコントロールが効く(デニール・ヤングの名言)
- いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど–––––失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ(難波六太の名言)
- 俺の敵はだいたい俺です(難波六太の名言)
- ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ 仕事が無事に終わった後に “緩める”ためだ(ピコ・ノートンの名言)
- It’s a peice of cake!(シャロンの名言)
- 今のは“心のノートにメモっとけ”(デニール・ヤングの名言)
- ちょっとだけ 無理なことに挑戦してこーぜ(難波六太の名言)
- リーダーというのはやはり 安心と興奮を同時にくれる(難波六太の名言)
- 人の人生にはいくつもの“夢のドア”がある(ブライアン・Jの名言)
- 自分のやっていることの“意味”を探す必要はない やったことの結果が誰かの“意味あること”になればいいんだ(難波六太の名言)
- 「上には上がいる」ってことを痛感した時––––打ちのめされるのかワクワクするのか……実はあなたは選べるのよ(エミーリア・トルスタヤの名言)
- 「真面目に」「緊張感を忘れずに」「大胆かつ繊細に」「素早くかつ正確に」「余裕を持って」楽しくいくぜ(紫三世の名言)
- まとめ
迷ったときはね『どっちが正しいか』なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ(シャロンの名言)
迷ったときはね『どっちが正しいか』なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ
あなたのことなら あなたの胸が知ってるもんよ 『どっちが楽しいか』で決めなさい
「宇宙兄弟5巻39話」
宇宙飛行士選抜試験で、共に生活を送ったメンバーの中から、宇宙飛行士として「ふさわしいと思う者」つまり試験に合格する人間を自分たちで選べという酷な指令が下される。
メンバーへ対しての信頼もあり、誰かを選び誰かを落とす、ましてや自分以外も選択肢として存在している中で…。
六太にとって、この選択は苦渋の選択。
どのように合格者を選ぶべきか、悩んでいる時、シャロンのこの言葉を思い出す。
正しいことなど、誰にも分からないものだ。
しかし、自分の胸に聞けば、どちらが楽しそうかはすぐに分かる。
その気持ちに正直に生きていく方が、悩んでいる時間を過ごすよりずっといい。
「空」は誰のもんでもない「人生」は自分のもんだ 人生はコントロールが効く(デニール・ヤングの名言)
宇宙兄弟7巻61話。
晴れている日もあるが、時には曇りの日もあるし、雨の日もある、雷が落ちる時もあるだろう。
人生は空みたいに面倒臭いものだと、デニール・ヤングは六太へ伝える。
続けて「空」と「人生」の一番の違いはわかるか?と問いかけ、このセリフを伝えた。
この言葉を初めて漫画で読んだ時、とてもハッとしたのを覚えている。
空は誰のものでもないから、コントロールは難しい。
つまりどうしようもできない外的要因である。
しかし、人生はどうだろうか…。
自分の行動次第でなんとでも未来を変えることができるのではないだろうか。
それなのに多くの人が、自分を取り巻く環境などの外的要因に不満を抱き、不平不満を言葉にする。
けれどそれは、空に文句を言うのと同じようなものだ。
変えられない部分ではなく、変えられる部分に目を向けよう。
そうすれば、少なからず結果は前向きなものへとつながるはずだ。
いい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ だけど–––––失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ(難波六太の名言)
宇宙兄弟10巻104話。
六太が課題に向き合いながら、ローバーの開発へ携わった際、モノ作りに対しての彼の価値観が現れた名言。
今の世の中、素晴らしい素材を使った高級品は山ほど存在する。
しかし、それらは本当に「いいモノ」なのだろうか?
もちろん、素材にもこだわった上で、情熱を注いで失敗を繰り返した上に完成したモノも多くあるのだろうが、そのかけた情熱と素材の良し悪しは関係がない。
どれだけ限られた予算の中や制限された環境の中でも、本気で向き合い失敗を繰り返しながら試行錯誤して生まれた製品は、きっと素晴らしいモノとなるはずだ。
ありとあらゆる事象において、ワープゾーンは存在せず、地道に愚直に歩むしかないのだと、そう感じさせられた。
俺の敵はだいたい俺です(難波六太の名言)
宇宙兄弟11巻107話。
有人で宇宙へ行ってこその宇宙開発だという考えを持つビンス教官。
そんな彼に対して、「宇宙が好きでやっている人々だから仲間でいいじゃないか」と話をする六太。
その発言に対して、「君には敵はいないと……?」と質問するビンス。
その時、六太が発言したのがこちらの名言。
失敗を繰り返していると、どうしても周りが敵に見えてしまうこともある。
他責にしたい気持ちも分からないではない。
それでも、本当の敵は気が付かないだけで一番近くにいるのかもしれない。
ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ 仕事が無事に終わった後に “緩める”ためだ(ピコ・ノートンの名言)
宇宙兄弟12巻114話。
宇宙飛行士が、宇宙から無事に帰ってくるためのパラシュート展開システム。
その開発・製造サブプロジェクト総合責任者こそ、このセリフの主ピコ・ノートンだ。
彼はNASAの下請け会社であるデンバー社で働くエンジニア。
普段は酒を飲み酔っ払っている印象しかないが、それは「恐怖心を酒で克服している」状態なのだとか。
彼が戦っている恐怖心とは、自分が手がけた設備を使う宇宙飛行士が無事に地球へ帰還できるかどうかという果てしない重圧。
このセリフは、ピコ自身が手がけたパラシュート展開システムを搭載する宇宙船が帰還する際、宇宙船の帰還は『厳かな儀式』であると考え、身なりを正し管制室で帰還を見守った際に、自分の子供に対して放ったものである。
スーツを着て働く男性なら分かると思うが、ネクタイを締めると心なしか気が引き締まり、スイッチがオンになるような感覚になる。
つまり、ネクタイには「要所を締める」という効果があるのかもしれないとこのセリフを読んだ時に感じた。
ピコはこの言葉を通じて、“緩める”ためには、締めなければならない。
普段、どれだけだらしない人間でも締めるべきタイミングとポイントを逃してはいけないと教えてくれているのではないだろうか。
It’s a peice of cake!(シャロンの名言)
宇宙兄弟13巻120話。
六太が小学生の頃にシャロンから教わった言葉。
当時の六太は「自分のことをダメ人間だ」と考えており、そういう英語をシャロンに教えてくれと頼んだ。
その際、シャロンが教えてくれたのが言葉が「It’s a piece of cake !」だった。
ただ実はこの英語表現、本来は「楽勝だよ!」という意味だった。
シャロンは将来の六太に、どんなことも楽勝だ!と笑って困難を乗り超えていける人間になって欲しかったのかもしれない。
そして時は経ち、六太が宇宙飛行士としての夢を順調に歩んでいた時、シャロンがALS(筋萎縮性側索硬化症)を患ったことを知り、難病と戦う彼女に、何を伝えるべきか悩む六太。
そんな時、シャロンからこんなメールが届く。
「私も、3年後か、4年後かに、あなたに別面望遠鏡建設計画のすべての説明を伝えに行く予定です 覚えることだらけよ 覚悟はいい?」
そのメールに対して、六太は一言「It’s a piece of cake !」と返信した。
今のは“心のノートにメモっとけ”(デニール・ヤングの名言)
宇宙兄弟13巻123話。
クセの強い教官、デニール・ヤングから六太が言われた言葉。
知識を教えてくれる時、ヤングは「頭のノートにメモっとけ」と表現する。
基礎的な内容は、その頭のノートだけで片付いてしまうことも多いだろう。
しかし、ヤングは本当に大切なことは「心のノートにメモっとけ」という表現を使う。
人を指導する際、大概の人間は頭のノートの方を重要視するだろう。
しかし、頭のノートを使う時、必ず心ノートに書き留めた「心意気」がセットで必要になるとヤングは教えてくれているのだ。
ちょっとだけ 無理なことに挑戦してこーぜ(難波六太の名言)
宇宙兄弟16巻157話。
宇宙飛行士訓練中、自分の立ち振る舞いや考え方について、深く悩んでいたケンジ。
そんな彼に対して、六太は自分の考え方を真っ直ぐに伝えることにした。
互いにライバル視しながらも、相手を大切に考える六太らしさが全面に出たセリフ。
ケンジはこの言葉で前を向き進む気力が湧いてくることになった。
突然だがあなたは、ゴールフォーカスとタスクフォーカスという言葉をご存知だろうか。
ゴールフォーカスは、将来的な目標に意識を向けること、タスクフォーカスは目の前のすべき事に意識を向けること。
今回の六太の名言はまさにタスクフォーカスを言い表している。
目的に向かうまでの間に起こり得る事象の中で、自分がコントロールできるのは自分の思考と行動だけである。
だからこそ、常に目の前の一つ一つに全精神を注ぎ込んでいこう。
リーダーというのはやはり 安心と興奮を同時にくれる(難波六太の名言)
宇宙兄弟18巻176話。
六太が所属するチームに、最年長のエディというリーダーが入った際の六太の心境がこの言葉である。
結成当初には、個性派揃いの凸凹メンバーばかりで、全く噛み合わないチームだったが、エディの加入により、全員が足並みを揃え、同じ方向に向かい歩き出すことができた。
「器の大きさ」「人心掌握力」「士気を高める言葉選び」
圧倒的なリーダーシップを持つ人間というのは、人を鼓舞しながらも器の大きさを感じさせるような素養を持っている。
口数は少なくとも、優秀なリーダーは組織をまとめあげる。
これは、会社などのいかなる組織においても同じはず。
志を持ち、仲間の意欲を引き上げるマインドを持ち合わせるリーダーこそ、良い組織を作っていくのだと思えたセリフだ。
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