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ボカロの歌詞と音楽が頭の中で鳴り出すティーンズ向け小説10選【動画あり】

ハチ『ドーナツホール』

簡単な感情ばっか数えていたら
あなたがくれた体温まで 忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
(作詞:ハチ)

米津玄師の名でも有名なボカロP『ハチ』による楽曲。
情緒的で切なくありながら、思わず何度も再生ボタンを押したくなる独特的で洗脳性の高いメロディー。
それはハチの持つ独創的な音楽性のそれとしか言いようがなく、もはや他になんと表現をいれていいかわからない。
歌詞もよく聴いてみると、これまでの楽曲を示唆していると思われるものが混ぜ込まれており、考察のしがいがある一曲となっている。
『少年漫画っぽいのを目指して作った』という主コメも合わせて見てみれば、少年漫画のような物語をかけていく主人公の姿が浮かぶような歌詞にも見えてくる為、ハチの曲であり、少年漫画でありと、一曲の筈なのに二つの別々の食べ物を一気に食べさせられているような気持ちになる。

そんな異質さに溢れる独創的なこの曲に、この本を組み合わせさせて頂きたい。

ドーナツホール×櫛木理宇『ホーンテッドキャンパス』

前紹介同様、大学が舞台の作品だが、こちらは『ホラー』というゾッとする世界観で構築された小説。
その上で大学生ならではの胸キュン恋愛事情も描かれており、なんとも異色な展開の一冊だ。
そんな異色さに見惚れ、ドーナツホールと組み合わせさせて頂いた。

櫛木理宇『ホーンテッドキャンパス』あらすじ

八神森司は、幽霊なんて見たくもないのに、「視えてしまう」体質の大学生。片思いの美少女こよみのために、いやいやながらオカルト研究会に入ることに。ある日、オカ研に悩める男が現れた。その悩みとは、「部屋の壁に浮き出た女の顔の染みが、引っ越しても追ってくる」というもので…。次々もたらされる怪奇現象のお悩みに、個性的なオカ研メンバーが大活躍。第19回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞の青春オカルトミステリ。
(BOOKデータベース引用)

 40mP『キミボシ』

僕らが今、見つけたもの
この場所でずっと
光り続けるから
(作詞:40mP)

『少しだけ不似合いな二人の歌』だというこの楽曲。
制作者は上記のみきとPに続く、ボカロファンであればその名を知らない人はいないであろうボカロP『40mP』
40mPの特徴とも言える爽やかな曲調に加え、涙を誘うぬくもりも伴われた曲となっている。ニコニコ動画内でも『切ない』『愛しい』『綺麗すぎて泣ける』などの賛辞が送られている一曲だ。
くわえ、MVもこの曲の世界観を美しく仕上げさせている要因だろう。
明け方近くの真夜中の街中。曲が進むほどに徐々に風景の時間も経過し、空に赤みがさし、その赤みが青になり、そうして朝があけていく。
まるで、不似合いな二人がその出会いから少しずの心を通わせていく光景を比喩しているような、美しいMVだ。

キミボシ×大沼 紀子『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』

年齢幅をまた一つステップアップさせてみようと思う。

タイトルからお仕事小説に見えるかもしれないが、実はいじめに育児放棄といった重い話が描かれる、ヒューマンドラマ。
人生と不似合いな登場人物達が、真夜中のパン屋を中心に心通わせ始めていく光景にこの曲が被り、選曲。

大沼 紀子『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』あらすじ

都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
(BOOKデータベース引用)

The Egoistic Garden『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』

舞い上がる想いと夢は光の中へ
悠遠を乗せて飛び立つ
(作詞:ダルビッシュP・Keisuke.N)

ここいらで、現代からファンタジックな現実へ舞台を移したいと思う。
というわけで、ファンタジックな現実から生まれたとある一曲の紹介。

ダルビッシュPKeisuke.Nの二人が組んでいるユニット『The Egoistic Garden』にて制作されたこちらの楽曲。
重圧感のあるギターメロが目立つロックバラードな一曲だが、その歌詞は叙事詩のような幻想的な言葉で制作されたものとなっている。
けれど、ただ美しい言葉を連ねているというよりは、まるで何か決まった光景が見えており、それをモデルに書かれているような印象も覚える。
それもその筈。実はこの楽曲は、とある小説がモデルとなって作られているのだ。
その作品とは……。次の項目で紹介させて頂こう。

ブランコ乗りのサン=テグジュペリ×紅玉いづき『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』

SFチックな未来を舞台に、ブランコ乗りという職種に魅了された少女達の話。
憧れなんて綺麗なものだけではなく、渦巻く才への嫉妬や絶望。
だがそれ故に、それでも咲き誇ろうとする少女達の姿は美しく、私達の感情を揺さぶってくる。
そしてその揺さぶりこそが、この楽曲が生み出されたその理由なのである。

紅玉いづき『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』あらすじ

20世紀末に突如都市部を襲った天災から数十年後、震災復興のため首都湾岸地域に誘致された大規模なカジノ特区に、客寄せで作られたサーカス団。花形である演目を任されるのは、曲芸学校をトップで卒業したエリートのみ。あまたの少女達の憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけで舞台へと躍り出る、少女サーカス。天才ブランコ乗りである双子の姉・涙海の身代わりに舞台に立つ少女、愛涙。周囲からの嫉妬と羨望、そして重圧の渦に囚われる彼女を、一人の男が変える。「わたし達は、花の命。今だけを、美しくあればいい」。
(BOOKデータベース引用)

HarryP(はりーP)ft.初音ミク 『声』

時間よ止まれ 止まれば戻れ
叶わないと分かっていても
(作詞:HarryP(はりーP))

繊細なバラード曲を作り上げる事で名高い『HarryP(はりーP)』。
2012年に投稿した『ぼくらのレットイットビー』が涙腺崩壊曲として大きな反響があり、以来、その名をボカロ界に轟かせ続けている。
この楽曲は、そんな彼が『針原 つばさ(現在は『翼』)』名で制作した小説『ぼくらは、そっとキスをした』、その執筆中に思いついたメロディーを基に完成させた楽曲だという。
執筆中の気持ちを連ねた歌詞となっており、一度でも小説を読んだ事がある者ならば思わずその物語を思い出す楽曲となっている。が、反面、読んだ事もない者の心にもまた響くものがあり、『涙が止まらない』『鳥肌が立った』『心がグワッとくる』などといった感想がよせられている。
そんなこの曲。私は初めて聴いた時、ある少女達の物語を思い出した。

声×伊藤計劃『ハーモニー』

見せかけのユートピアに馴染めないまま大人になってしまった、三人の元少女達。
世界に反抗したいという気持ちでつるんでいた三人だが、物語の最後では対立する形で終わってしまう。物語の展開上避けられない結果だが、彼女達が共に過ごしていた少女時代の事を思うと、苦い気持ちを感じざる得ない。
そんな戻らない友情へ。
私はこの曲を送りたいと思う。

伊藤計劃『ハーモニー』あらすじ

21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択したーそれから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰にただひとり死んだはずの少女の影を見るー『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。第30回日本SF大賞受賞、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門受賞作。
(BOOKデータベース引用)

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