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アンディ・ライリー『自殺うさぎの本』
『自殺うさぎの本』は、イギリスで20万部以上売れた絵本の日本版です。
かわいらしいうさぎが、色々な方法で自殺をしようとします。
例えば、ジャンボジェット機のスクリューに入ったり、ノアの方舟にわざと乗らなかったり、DVDプレーヤーで首を挟むなどとソフトな表現で笑わせてくれます。
この本を読めば、”自殺”とは何なのかについて考えさせられるはずです。
”自殺”と聞くと悪いイメージがあると思いますが、うさぎが自殺をしながら一生懸命生きようとしているのを見ればイメージが変化するでしょう。
生きるのに疲れた方に、読んで欲しい絵本の1つです。
他の絵本に比べて少し刺激が強いので、子どもと読むのではなく大人だけで読みましょう。
ヨシタケシンスケ『りゆうがあります』
『りゆうがあります』は、「第6回MOE絵本屋さん大賞第1位」「第61回産経児童出版文化賞美術賞」などの様々な賞を受賞した人気の絵本です。
子どもたちがついついやってしまう「癖」について、それぞれ言い訳をします。
例えば、貧乏ゆすりをする理由や、椅子の上でジタバタしてしまう理由、ストローをガジガジしてしまう理由など子どもがよくやっている”癖”について紹介されています。
なので、子どもを育てている方には共感できる内容です。
子どもの言動に理解できないことも多いと思いますが、この本を読めば子どものユーモアあふれる言動を理解できるようになるでしょう。
5歳頃の子どもを育てている方に、読んで欲しい絵本の1つです。
本作と同じシリーズで、『ふまんがあります』という絵本があります。
こちらの本は大人がついついやってしまうことについて触れているので、『りゆうがあります』を気に入った方は『ふまんがあります』も読んでみてはいかがでしょうか。
ジュディ・バレット『どうぶつにふくをきせてはいけません』
『どうぶつにふくをきせてはいけません』は、アメリカでロングセラーの人気絵本の日本版です。
ヘビやニワトリ、キリンなどに服を着させます。
しかし、どの動物も上手く服を着ることができないという本の内容です。
この本の作者が伝えたいことは1つだけ、‟動物には服を着せる必要はない”ということです。
最近では、犬などのペットに服や帽子などの衣類を着させることもあるでしょう。
そのようなことをする方に向かって、
「ね?ペットに服を着させる必要はないでしょ?」
と問いかけています。
この本を読んで、ペットに服を着させるのか、着させないのかはあなた次第です。
ペットを飼っている方に、読んで欲しい絵本の1つです。
おわりに
大人だから楽しめる、”大人だからこそ”読んで欲しい絵本をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
大人でも楽しめる絵本といっても、子どもと一緒に楽しめる絵本、大人になると考え方が変わる絵本、子どもでは刺激が強い本などと様々な種類の絵本があります。
「この絵本を読んでみたい!」と思ったならば、家にいる時間が多い今だからこそ、絵本を読んでみませんか?
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