大人気高校野球漫画『ダイアのA』。
王道野球漫画とは違い、主人公・沢村栄純はチームの絶対的エースではない。
しかし、彼が一歩ずつ着実に成長していくところを見れるのがこの漫画の醍醐味。
今回はそんな『ダイヤのA』から、あなたの心にきっと響く名言を10個紹介する。
目次
- これからもずっと・・俺の誇りであってくれ(片岡鉄心の名言)
- そこまで意地貫くなら最後まで貫け、勝ってから倒れろ(倉持洋一の名言)
- 苦しい時ほど顔には出すなよ キャプテンが迷うとチームが揺らぐぞ(結城哲也の名言)
- 諦めることは1番簡単で1番つまんねぇことだ(梅宮聖一の名言)
- ラッキーな勝利でも泥臭い勝利でも何でもいい 俺はアイツらを甲子園に連れて行ってやりたい(片岡鉄心の名言)
- 要求したボールが要求以上のボールで返ってくる・・捕手としてこれ以上ない喜びだな(御幸一也の名言)
- いつからだ・・・自分より頑張ってる奴に引け目みたいなモンを感じ始めたのは・・・(麻生尊の名言)
- 自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある(片岡鉄心の名言)
- 焦らずじっくり磨いていこうぜ 欲しいモノは簡単に手に入らねぇってことだ(御幸一也の名言)
- みんなが休んでる時にやらなきゃ…いつまでたっても一軍には行けねーっスから……(沢村栄純の名言)
- まとめ
これからもずっと・・俺の誇りであってくれ(片岡鉄心の名言)
夏の大会のベンチメンバーから漏れてしまった3年生に片岡監督が送った言葉。
部員が100人を超える強豪青道高校野球部ではどんなに頑張っても枠に入れない選手が出てきてしまう。
片岡監督にとってはベンチに入ろうが入るまいが共につらい練習を乗り越え、チームが強くなるために支えてくれた選手たちは心からの誇りだったのだろう。
この時キャプテンの3年結城哲也も「俺達にできることはただ一つ・・・・ 選ばれなかったあいつらの分まで強くなることだ」と言うように、選ばれなかった選手がいるからこそチームというのはさらに強くなっていくのだ。
そこまで意地貫くなら最後まで貫け、勝ってから倒れろ(倉持洋一の名言)
秋大会準決勝成孔高校との試合でのこと。
ホームでのクロスプレーの際、かなり危険な衝突が起こった。
相手のランナーは1年生ながら身長193cm、体重95とかなり大柄であったためチームメイトも御幸を心配する。
「全身が痛いっす」と冗談っぽく言いうものの実際はわき腹に激痛が走っていた。
そんな中、同じ2年生の倉持は唯一怪我の存在に気付くのであった。
普段から仲が良く一緒にいる時間が長い倉持。
無理をしてでも試合に出ようとする御幸には何を言ってもベンチには下がらないことが分かっていたのだろう。
だからこそあえて怪我をしているのが分かっていても発破をかけるようなことを言ったのだ。
苦しい時ほど顔には出すなよ キャプテンが迷うとチームが揺らぐぞ(結城哲也の名言)
結城哲也から御幸へとキャプテンが引き継がれたときに言い渡された言葉。
チームでキャプテンかつ4番という重役をこなしてきた人物から言われるからこそ御幸にはかなり心に響いているようにみえる。
御幸は自分の感情をあまり出さないように見えるが実際はかなりプレッシャーを感じていた。
結城は今までずっとぶれることなく突き進んできたからこそチームは常に一つになっていたのだろう。
諦めることは1番簡単で1番つまんねぇことだ(梅宮聖一の名言)
梅宮聖一は『ダイアのA』の中で最も野球漫画の主人公らしい人物といえるガッツあふれる選手。
今まで無名だった鵜久森高校が優勝候補の稲城実業高校に逆転勝利することができたのもこのエースで4番の梅宮のおかげであるといえる。
どんなに格上の相手でも挑戦し続ける彼の姿勢には読者もかなり惹きつけられたのではないだろうか?
人間つい簡単で楽な方にながれがちだが実は難しいことに挑み続けることのほうが楽しいのである。
ラッキーな勝利でも泥臭い勝利でも何でもいい 俺はアイツらを甲子園に連れて行ってやりたい(片岡鉄心の名言)
片岡監督が夏大会前に言った言葉。ここには監督の人情味があふれている。
普段の厳しい言葉も練習もすべてはこの目的のためだったのである。
人に厳しく自分に厳しくというのはとても難しいもの。
この信念を貫き通すことができる監督だからこそ球児たちもついていくことができるのだろう。
片岡監督のこういう一面がまれに見えるのもこの人が愛される理由の一つなのかもしれない。
要求したボールが要求以上のボールで返ってくる・・捕手としてこれ以上ない喜びだな(御幸一也の名言)
秋大会準決勝で御幸が川上憲史に対して言った言葉。
この試合で御幸は怪我をしつつも試合に出続け最終延長10回まで戦った。
自分はわき腹を痛め、つらい状態で試合に出つつもチームのことを第一に考えピッチャー川上にも思いやりの言葉をかける。
そしてその裏、御幸は「そろそろ点とってやらねぇとお前ら投手陣に申し訳なくてよ」と言いサヨナラホームランを打つことでキャプテンとしての責任を果たした。
自分のことだけでなくチームメイトにまで常に気を向けている彼の姿はまさにキャプテンそのものである。
いつからだ・・・自分より頑張ってる奴に引け目みたいなモンを感じ始めたのは・・・(麻生尊の名言)
中学時代4番を任されていた麻生は青道高校に入部してからはずっと2軍生活。
周りは自分よりも野球がうまい選手がほとんどでいつしか文句ばかり口にし努力を怠るようになってしまった。
自分よりうまい選手が自分より何倍も頑張っている姿を見ているうちに引け目を感じるようになったのである。
そんな時にふとこぼしたフレーズだが、だれしも一度は感じたことのある感情ではないだろうか。
麻生はその後1軍入りを果たすが、彼のような感情を抱いたら成長のチャンスかもしれない。
自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある(片岡鉄心の名言)
もともとは俳優やナレーターで有名な大滝秀治さんの言葉で「決して、自信に堕ちるな、謙遜に満ちるな」という言葉がこのフレーズの後にくる。
日々生徒たちは野球ノートにて監督と意見交換をしている青道高校野球部。
めきめき力をつけてきた沢村に対して片岡監督はこの言葉を贈ったのだ。
成長を認めつつも、まだお前ならできるということが言いたかったのだろう。
そのノートと向き合っているときの片岡監督は普段の厳しい一面が見えつつも、表情には生徒たちの成長を喜んでいるようにも見える。
焦らずじっくり磨いていこうぜ 欲しいモノは簡単に手に入らねぇってことだ(御幸一也の名言)
それまでストレート一辺倒だった降谷暁。
次のステップへ進むためスライダーを覚えようとするも思うようにストライクに入らない。
もしかしたらその変化球のせいで調子を崩してしまうのではと思うような描写をあったほどだ。
そんなこともあり焦りを見せる降谷であったが、そんなときにキャプテン御幸はこの言葉をかける。
御幸は降谷に対して、変化球がそんな簡単に身につくものではないという事とそこで落ち込む必要はないということを言いたかったのだろう。
思い通りに進まないところを一緒に頑張っていこうともとれるこのフレーズは降谷を救ったに違いない。
みんなが休んでる時にやらなきゃ…いつまでたっても一軍には行けねーっスから……(沢村栄純の名言)
第7話にて沢村栄純が言った言葉。
同学年で同じピッチャーの降谷が一軍に帯同する一方で、二軍で過ごすことになった沢村は他よりも焦燥感を覚えていた。
実力をつけ、さらに上にいる人を抜き去るにはその人が休んでいる間にも努力をしなければならない。
ただ青道高校では常に上の選手たちが努力をしている。
そんな中で沢村がどのように成長してチームの一員となっていくのか、この物語の本格的な始動を告げるフレーズである。
まとめ
以上、『ダイアのA』より心に響く名言を10個厳選して紹介した。
球児たちが青春を捧げているからこそ出てくる、心にダイレクトに響くようなフレーズばかりだったはずだ。
もちろん漫画だけではなく、アニメ化もされているのでぜひチェックしてみてほしい。
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