お笑い要素多めなイメージがある『クレヨンしんちゃん』。
おませな5歳児、野原しんのすけを主人公にした物語であるが、作中では、家族愛や友情に涙を誘われることも。
今回は、『クレヨンしんちゃん』から生まれた、大人だからこそ心に響く名言を10個紹介する。
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目次
オラの未来はオラが決めるんだゾ!
映画「嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」でしんのすけが言った一言。
妹ひまわりとのケンカをきっかけに、突然謎の男たちが現れ、野原家全員「ヒマワリ星」に連れていかれてしまう。
その星で、ひわまりがお姫様にならなければ、ヒマワリ星も地球も消滅することに。
地球を守るか、妹を取り戻すかの選択に迫られたしんのすけは、どんな未来になろうと、どちらにするのか決めるのは自分しかいないと考え、大声であの言葉を叫ぶ。
私たち人間の未来だって、先は見えない。
人生の帰路に立ったとき、つい他人の意見や考えに惑わされてしまうが、大事なのは自分がどんな人生を歩んでいきたいかということ。
人生という船を操縦するのは、自分自身。
しんのすけの言葉からは、そんなことを考えさせられる。
行けば、何かが、どうにかなるゾ
先ほどと同じ映画の中で、しんのすけが放った一言。
自分がどうなってしまおうとなりふり構わず、ひまわりを助けようと一心不乱に駆けまわるしんのすけの姿に心動かされる。
大人になると目の前にあることで、気持ちがいっぱいになったり、将来のことを考えてリスクあることをさけてしまったりする。
そう思うのは、仕方ないこと。
しかし、何もせず現状維持をしていても、自分が思い描く理想の未来を手に入れることはできないのだ。
しんのすけの言うように、先に進めば、何かが変わると信じてチャレンジすることが、大人にとっても必要なことだと考えさせられるセリフである。
好きになったもんは、しょーがないゾ
映画「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦」でしんのすけが武士に言った言葉。
戦国時代にタイムスリップしてしまったしんのすけは、ある1人の武士と出会う。
その武士は、仕えている殿の娘を好きになってしまうが、身分の違いから、好きという気持ちを姫には隠すようになる。
現代に身分制度はないが、自分は、相手にとってふさわしい人間なのだろうかと悩む人もいるのではないだろうか。
しかし、大切なのは、相手を想う心であって、見た目や年齢は二の次。
心の底から相手を大事にしたいという気持ちがあれば、それ以上のことは何も必要ない。
そんなことを教えてくれた一言である。
お前逃げるのか?お前えらいんだろ?
お前逃げるのか?お前えらいんだろ?
だから、こんなことになったんだゾ!
なのに、逃げるのか?
全部お前のせいでこうなったんだゾ!
逃げるなんて許さないゾ!
同じ映画の中での一場面。
戦の隙をついて、逃げようとした相手の大将に向かってしんのすけが叫んだセリフ。
自分に都合の悪いことが起こると、逃げようとしてしまうのが人間の弱さである。
しかし、その弱さに向き合わなければ、人は成長しない。
力がある人間が強いわけではなく、弱さに立ち向かえるのが真の勇者であると気づかされる言葉だ。
母ちゃん!平凡が1番だぞ!人間普通に生きたいと思っても簡単にいくもんじゃないないゾ!
しんのすけがみさえに言った言葉。
人間、生きていると、平凡な毎日に飽き飽きしてくる。
すると、つい、「何かいいことはないかな〜」と現実離れした生活を思い浮かべる。
それが悪いことではないが、世界を見渡すと、普通の生活をしたいと思っても、戦争や貧困などで、明日命があるのかどうかさえ分からない環境で過ごしている人もいる。
日本に生まれ、衣食住がきちんと整った場所で生活できるのは、幸せなことであると思わせてくれるセリフである。
強い人は弱い人を助けてあげるもんだから!
映画「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ ブリブリ 3分ポッキリ大進撃」で怪獣に立ち向かう前にしんのすけが叫んだセリフ。
大好きなアクション仮面の姿を思い出して口にした言葉なのだろう。
自分には、怪獣を倒せないかもしれないと思いながらも、敵に立ち向かうしんのすけの姿に勇気をもらえる。
人は守りたいものがあるとき、たとえ自分に力がなかったとしても、「守り抜くんだ」という強い信念さえあれば、大きな壁も乗り越えて行ける。
力も大事であるが、それとともに強い意志も持ち合わせなければならないという心を学べる言葉である。
強い人は弱い人をお助けするもんだけど、強い人も弱い人も関係なくお助けできればいいと思って…
1つ前のセリフと同じ映画でしんのすけが言った言葉。
攻撃によるダメージで、タワーから落ちそうになった敵を助けたしんのすけ。
どうしてそんな無茶なことをするのかとみさえに問われ、自分がケガを負いながらも敵を助けた理由を話す。
先ほどのセリフとは少し矛盾してしまうが、助けるという行為において、本来は強いも弱いも関係ない。
私たちの生活に置き換えても、立場が上の人や著名人だったとしても、助けが必要になることがある。
そんなとき、自分が同じ立場でなかったとしても、困った人がいれば助けるのが、思いやりというものである。
大切なのは力の差ではなく、相手を想う気持ちだということを教えてくれる一言である。
父ちゃん母ちゃん仲直りしたいときは、ごめんなさいっていうんだゾ!幼稚園じゃそうするゾ!そうすれば仲良くなれるんだゾ!
ひろしとみさえがけんかした場面でしんのすけが2人に向かって言ったセリフ。
大人になると自分が悪いと思っていても、プライドが邪魔をして素直に謝れないことがある。
しかし、それではますます人間関係が悪化するばかり。
自分の誤ちをすぐに認めて、素直な心を持つことは、大人も子どもも関係なく大切にしなければならない。
父ちゃんが思っているほどみんな気にしてないゾ
映画「クレヨンしんちゃん暗黒タマタマ大追跡」で、野原家の一大事のため、仕事を休んでしまったひろしに対して、しんのすけが言った一言。
大人になると評価や体裁を気にして、周りから、どう見られているのか意識することが多くなる。
それは、人と良好な関係を築いていくために必要なことであるが、度を越えると自分の考えを上手く伝えることができず、ふさぎ込んでしまうことがある。
大切なのは、他人の意見を聞いた上で、その意見に流されるのではなく、自分はほんとうはどうしたいのかを考えるということを教えてくれるセリフである。
努力することだって才能だ!のろまなカメは努力で、うさぎに勝ったんだ!
努力を否定されたしんのすけが言った一言。
努力をする過程は、長く地味な練習を続けることが多い。
はたからみれば、そんなムダなことをやって何になる、と思われても仕方ない。
しかし、イチローが「小さなことを積み重ねるがとんでもないところに行く、ただ一つの道」と 言うように、努力を続けていくことで、これまでとは違った世界にたどり着ける。
だからこそ、努力も才能のうちと言うことができるのだろう。
まとめ
『クレヨンしんちゃん』に出てくる名言・名シーン10個を厳選して紹介した。
お笑い要素強めのアニメから、こんなにも多くの心動かす名言が繰り出されているとは、驚きである。
人生経験をたくさん積んだ大人だからこそ、しんのすけの言葉にハッと気づかされるものがあるのではないだろうか。
『クレヨンしんちゃん』では、しんのすけの他の登場人物も数々の名言を残している。
気になる方は、ぜひ本編を見ていただきたい。
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