料理漫画おすすめ15選【幸せいっぱいごちそうさま。よだれが滝になって流れ落ちそう!】

世間が不況やらなにやらで元気をなくすと、動物漫画とご飯漫画の二強が流行るらしい。

キャラクターたちがご飯を頬張る姿を見ているだけで、お腹と心が満たされていく感覚はよくわかる。

今回は口の中にじゅわっとよだれがわく料理漫画、15選を紹介したい。

『ダンピアのおいしい冒険』【海洋ロマンとサバイバル飯】

トマトスープによる漫画。

17世紀を舞台にイギリス出身の若き航海士・ダンピアが、私掠船の海賊たちと共に南海の島々でくり広げる冒険を描く。

世界史マニアもおすすめしたい海洋ロマン+サバイバル飯が見所。

カートゥーンタッチの絵柄は頭身が低く可愛らしいが、意外に内容は本格的で勉強になる。

トドやサメも現地調理して食らい尽くす野性味あふれる食事風景が素敵だし、17世紀欧州における調味料や保存食の作り方も興味深い。

『高杉さん家のお弁当』【お弁当で深まる絆】

柳原望による漫画。

ふとしたきっかけで同居することになった温巳と中学生の従妹・久留里が絆を深めていく姿を描く。

最初はぎくしゃくしていた叔父と姪が、お弁当作りを介して互いへの思いやりを持ち、不器用に近付いていく様子がほのぼの心温まる。

ちょっぴり意地っ張りで頑固だけど、家事に料理に一生懸命な久留里を応援したくなること必至。

セーラー服+エプロン+JC、最強の組み合わせに萌えてほしい。

『ホクサイと飯さえあれば』【同居人はぬいぐるみ】

鈴木小波による漫画。2017年にドラマ化されている。

足立区北千住にアパートを借りた主人公・山田文子ことブンが、家計をやりくりしながら楽しく炊事にいそしむ姿を描く。

個性的な学友やご近所さんから生活の知恵を取り入れ、倹約の工夫を怠らず一人暮らしを満喫するブンのポジティブさが初々しく、上京してきた頃を思い出す。

ブンの相棒となるぬいぐるみ・ホクサイの、シュールとユニークが紙一重の存在感にも注目。

庶民的な街並みや生活感あふれる部屋の様子なども、リアリティがあって好感触だ。

『めしぬま。』【食べるってエロティック】

あみだむくによる漫画。

主人公は冴えないサラリーマン・飯沼。

彼が昼休みや出先、あるいは会社終わりにただひたすら食べる姿に焦点を当てている。

本作最大の見所は、飯沼がものを食べている時のエロティックな表情。

仕事の憂さを晴らすようにガツガツとカツ丼を食らい、コンビニのピザまんをはふはふ頬張る飯沼の表情は、たまたま居合わせた店員さんもガン見で生唾飲んでしまうほど艶っぽく、性欲と食欲の分かち難い結び付きを実感させてくれるのだった。

『まどろみバーメイド』【屋台でカクテルをいかが?】

早川パオによる漫画。

月夜にのみ現れる屋台にて、極上のカクテルを提供する美人バーテンダー・雪。ミステリアスな彼女と、それぞれの事情を抱えた客たちの一期一会のドラマを描く。

料理に欠かせないものといったらなんといっても酒。

雪が淹れるカクテルはどれもおいしそうで、最高の一杯を淹れる為にかける手間には脱帽。

雪のカクテルを飲んで心のしこりがほぐれた客たちの、陶酔した表情が余韻を残す。

『こぎつね、わらわら 稲荷神のまかない飯』【かわいいこぎつねとおさんどん】

職場のトラブルで休職を余儀なくされた料理人・加ノ原秀尚。

気分転換に京都で神社巡りをしていたところ、稲荷神たちが暮らす里に迷い込み、お腹を空かせたチビ狐たちに懐かれてしまって……。

まっすぐでおせっかいな青年が、得意の料理でこぎつねたちの胃袋を掴んでいく漫画。

彼が作るご飯はどれも愛情たっぷり、食べる相手への心遣いに満ちている。

仕事で失敗した主人公が、人外の存在との交流を通し立ち直っていく癒し系ファンタジーとしても楽しめる。

『座敷娘と料理人』【座敷童は食いしん坊】

佐保里による漫画。

守銭奴の料理人・菅波多緒は職場の先輩から短期高収入のバイトを紹介され、田舎の古い屋敷に移り住み、座敷娘へのお供え物を作ることになるのだが……。

食いしん坊の座敷娘とツンデレ青年の交流が愛おしい。

ご近所の農家の人々や子狐も温かい心の持ち主で、悪人がいないので安心して読んでいられる。

多緒が作る現代の料理にいちいち目を輝かせる、座敷娘のチャーミングさにときめく。

『水曜日のトリップランチ』【理系女子と家庭派男子のラブコメクッキング】

たじまことによる漫画。

秘書課勤務の真面目な好青年・岸田と、白衣がトレードマークの研究者・十和のラブコメを中心に、カジュアルなランチ風景を描く。

マイペース全開でしばしば寝食を疎かにしがちな十和の為に、おいしいランチを手作りする岸田が男前すぎて養ってほしい。

各回のレシピもバリエイションに富み、異国情緒にあふれているのがポイント。

作る人・食べる人が互いを意識し、距離感を縮めていく様子がじれったくも尊いのだった。

『花のズボラ飯』【ずぼらでもいいじゃない】

原作・久住昌之、作画・水沢悦子による漫画。

夫が単身赴任中で一人暮らしのアラサー主婦・花さんが、できるだけ手抜きしておいしいご飯を作ろうとする姿を描く。

タイトル通り、どれだけサボっておいしいものを作れるかに挑戦したある意味とても実用的な漫画。

仕事と家事に追われる女性陣は、主人公の省エネスタイルに共感せずにいられない。

ご飯風景のみにあらず、家庭や仕事の悩みなども取り入れられているのがリアリティを増す。

『ワカコ酒』【居酒屋でお一人様】

新久千映による漫画。

自他ともにのんべえと認める26歳のОL・村崎ワカコが、仕事終わりに数々の居酒屋を渡り歩き、美味しい酒と肴を堪能する姿を描く。

「ぷしゅー」と至福の吐息を吐き、次々と新たな肴に箸を伸ばすワカコの健啖ぶりがイイ。

これを読んでいると下戸でも飲みたくなるので、お酒好きなら余計に止まらなくなるのではないか。

だし巻きたまごやポテトサラダなどサイドメニューのチョイスが庶民的で、注文の敷居が低いのも親切。

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