あなたは最近声を出して笑っているだろうか?
もし仕事や生活に疲れて笑ってないなら危険信号、心が活力を失っているかもしれない。最高に面白い漫画を読むことで、心はちょっと前向きになる。
今回は古今東西の傑作ギャグ漫画おすすめ30選をジャンルごとのランキング形式でご紹介!
目次
初心者におすすめのギャグ漫画
まずは初心者におすすめのギャグ漫画を3作紹介していく。国民的な人気を集めている作品なので気軽に楽しむことが出来るだろう。
1位『ギャグマンガ日和』増田こうすけ
基本的には一話完結型となっており、その時々で登場人物も変化するのが特徴だ。
著者による独創的な世界観となっているが、歴史的偉人や有名人がモチーフになっていたり有名作品のパロディだったりするので、気軽に読み進めることができる。
最大の読みどころは一話ごとに世界観が変わっていく点。そのため基本的には飽きることがないのだが、「続きが気になる」ということにはならないので、ゆっくり読み進めていくことをオススメする。
また、セリフ中心のやり取りとなっているので全13巻ながらもボリュームは多い。増田こうすけ先生のボケを存分に堪能できる。
2位『斉木楠雄のΨ難』麻生周一
超能力者の高校生・斉木楠雄が主人公。超能力のレベルは最高クラスで、本当の意味で「何でも出来る」超人的なキャラクターだ。
他にも個性豊かなキャラクターが斉木楠雄の周りに集まっていき、非日常的な学園コメディが繰り広げられる。
最大の魅力は、超能力を最大限に活かした斉木楠雄のシュールなツッコミ!
基本的に相手の心を読むことが出来るので、例えばセリフと心の中が一致していない時に、それに対するツッコミが可能となっている。
終始、斉木楠雄はツッコミ役に回っていることもあり、他の登場人物はほとんどボケに回る。
そのためか、様々なレパ―トリーのギャグが展開され、飽きずに読み進めることが出来る。
3位『銀魂』空知英秋
江戸時代末期、「天人」が地球を襲撃したことにより、地球は開国することに。
江戸時代を感じさせる風景に宇宙人やSF要素が混ざり込む世界となった。そんな世界で万事屋を切り盛りする主人公の坂田銀時と、剣術道場の跡取りの志村新八、最恐の種族として恐れられる夜兎族の神楽の3人が暴れまくる!
最大の特徴はなんといっても型破りなギャグにあるだろう。
少年漫画とは思えない下ネタや、「そこまで切り込んじゃっていいの?」という時事ネタが容赦なく展開される。
また、基本的にはギャグ全振りのエピソードが延々と続くが、たまにシリアスなパートもあり、それも高い評価を受けている。
大長編シリーズとなっているが飽きずに楽しむことが出来るだろう。
青春ギャグ漫画のおすすめ
学校生活をメインに据えた青春ギャグ漫画を5作紹介していく。学校特有のネタから、キチガイすぎるシュールなネタまで、多種多様なギャグが揃っているので飽きずに楽しめるだろう。
1位『日常』あらゐけいいち
舞台はとある街。ゆっこ・みお・まいの3人の高校生と、はかせ・なの・阪本の2人+1匹が主な登場人物で、非日常な日常が繰り広げられていく…。
他にも囲碁サッカー部など奇想天外な設定が多く導入されている。
ギャグ漫画史上最もシュールなギャグがてんこ盛りで、読んでいるこちらもついていけなくなるときがある問題作!
「非日常だけど登場人物にとってはそれが日常だよね」というようなメッセージがコンセプトとなっており、頻繁に意味不明な出来事が発生するのが面白い。
収拾がつかなくなることも多い。ギャグ漫画上級者の方にオススメしたい作品だ。ちなみにTVアニメはもっと面白い。
2位『あそびあそばせ』涼川りん
本田華子はスポーツ万能で勉強もできる超優等生だったが、友達が一人もいなかった。
そんな彼女のクラスにオリヴィアが転校してくる。華子はオリヴィアとはすぐに友達になることができた。そこに野村架純が加わり、「遊び人研究会」として学校生活をエンジョイすることになるのだが…。
最大の魅力は、少女漫画テイストの作画から急変するギャップ!
登場人物たちは細い線で描かれていて非常に可愛らしい。そんな雰囲気の中で急に、雰囲気をぶち壊しにくる強烈なギャグが仕込まれる。
その度に作画の雰囲気が大幅に乱れ、それがあまりにもシュール過ぎて笑いが止まらなくなる。可愛らしい表紙からは想像もできない壮絶なギャグを堪能してほしい。
3位『暗殺教室』松井優征
進学校「椚ヶ丘中学校」の成績・素行不良者を集めた3年E組の元に、防衛省の人間と意味不明な生命体「殺せんせー」が現れる。
3年E組の生徒で殺せんせーを暗殺しなければ、地球は滅ぶと伝えられ…。
最大の魅力はシュールすぎる設定の殺せんせーと、3年E組の生徒たちによる駆け引き。
暗殺というテーマがあるが、他愛もない日常が終盤の感動的なラストに繋がる。
本作に関してはぜひラストまで読んでほしい。全体的にシナリオの完成度は高いので、サラッと読み進めることができるだろう。
4位『坂本ですが?』佐野菜見
県立学校で入学早々、主人公の坂本は注目を集めていた。一つ一つの行動がとてもエレガントかつスタイリッシュで非常に美しいのだ。
そんな坂本を中心に繰り広げられるギャグシナリオが中心のギャグ漫画。
最大の読みどころは坂本を中心としたシュールすぎるギャグにある。
椅子をすっぽ抜かれてもエレガントに空気イスを決め、超エレガントに掃除箱に収まる坂本に思わず笑ってしまう笑。
これを超真面目にやる坂本もそうだし、その度に女性生徒が「キャーキャー」叫び、男子生徒が真面目に相手するのだから、これが面白くないわけがない。
どことなく異常な学園コメディの世界を楽しんでほしい。
5位『行け!稲中卓球部』古谷実
稲豊市稲豊中学校が舞台。この中学校の男子卓球部の6名+顧問1名によるギャグシナリオが展開されていく。
変態呼ばわりされる前野、前野の親友の井沢、卑劣しか言わない田中、ワキガの激しい田辺などのクソ人間達によって、思春期特有のくだらなすぎる展開となり…。
最大の読みどころは、青年漫画だからこそのくだらなすぎるギャグ!
中学高校の時には誰もがしょうもないことで笑えていただろう。それを漫画に落とし込んだのが本作の魅力となっている。
また、卓球部といえば陰キャなイメージがあるが、本作に登場する卓球部員は陰キャを一周通り越して陽キャのような立ち振る舞いをしている点にも注目してほしい。
シュールなギャグ漫画のおすすめ
シュールな設定が光るギャグ漫画を4作紹介していく。あまりにもシュールな設定がために、序盤は読み進めるのが難しいかもしれないが、慣れたときには作品の虜になっているだろう。
1位『聖☆おにいさん』
中村光による漫画。世紀末を乗り越えたブッダとイエスの至聖コンビが、東京の立川にバカンスとして降臨し、安アパートで同居を営む姿を描く。
信者ならずとも知っている有名エピソードを「実はあれってこうだったんだよ」とネタに落とし込み、「な、なんだってー!?」とツッコまずにいられないギャグに仕上げる手腕が見事。
立川で送る日常をすっかりエンジョイしてるブッダとイエス、二人のとぼけたやりとりは脱力と癒し満点。たびたび賑やかしにやってくる、愉快な使徒たちにも注目。
2位『女の園の星』
和山やまによる漫画。とある女子高の現国教師・星が、日常のちょっとした問題に取り組む姿を描く。
何故か生徒に観察日記を付けられ漫画の添削を請け負うはめになったりと、ちょっとしたトラブルやハプニングに行き当たっては、「どうしようこれ……」と無表情のまま困惑する星の真面目さがじわじわくる。
会話のセンスも抜群で、思わず真似したくなるフレーズが盛りだくさん。腐女子センサーが反応する、同僚教師との関係にも注目だ。

3位『ボボボーボ・ボーボボ』
澤井啓夫先生による漫画。TVアニメも放送されている人気作。近未来の地球が舞台となっており、その世界はマルハーゲ帝国によって支配されており、人類は丸坊主にさせられようとしていた。
そこに鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボが立ちはだかり、世界を救う物語となっている…。
「小学生向けなのではないか」と言われるぐらい、くだらないギャグが連続して続くので、とにかくバカになりたい人にオススメの作品だ。
マルハーゲ帝国との戦いの最中でも、敵キャラがボケてボーボボもボケるので、読者が置いてけぼりになるほど収拾がつかなくなることも度々ある。
また、ジャンプ作品をパロディネタとして扱うことも多いので、ジャンプ作品が好きな人はより楽しめる内容となっている。
4位『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』
仲間りょう先生による漫画。浮世絵のような作画で展開されるギャグ漫画だ。
江戸時代に住む青年・磯部磯兵衛が主人公。彼は口では「武士を目指す」と言うものの、とにかくだらけ切っている毎日を過ごしていた。そんな彼がひたすらグダグダしているところを眺める作風となっている。
本作の最大の魅力はその革新的な設定だ。浮世絵にセリフがついているというだけでもオリジナリティがありシュールさが生まれている。
そのためか、ボケやツッコミという概念があやふやになっていて、磯兵衛などの登場人物たちの行動を眺めながら楽しむ、独特な体験ができるのが良い。
画風も画風なので最初は慣れるのが大変だが、ギャグセンスは抜群なので慣れてしまえば十分笑える作品だろう。
癒やし系ギャグ漫画のおすすめ
癒やされる萌え要素たっぷりのギャグ漫画を3作紹介していく。とにかく癒やし要素がほしい人にオススメの作品だ。癒やし成分が多いので安心して読み進めることができる。
1位『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』
100回連続で失恋した主人公の恋太郎は、今まで最悪だった恋愛運の救済措置として、インチキ臭い縁結びの神に「高校で100人の彼女に出会うが、彼女達を幸せにできなければ死ぬ」と予言される。
その言葉通り、彼の前にはタイプが千差万別のヒロインたちが次々登場するのだが……。
今一番エッジの利いたラブコメ漫画。
ギャグのセンスが恐ろしくキレッキレで、3ページに1回は声を出して笑ってしまった。
ハーレム構成員のバリエイションも豊かすぎ、ツンデレツインテールや小動物系文学少女、クールビューティーな理系彼女から何と未亡人と、あらゆる全方位に向けた性癖の需要を装備している。
本当に100人ヒロインが登場するのか、キャラ被り回避や描き分けは可能なのか、一話で意味深に登場して別れた友人が伏線なら男の娘やТSもこの先でてくるのか興味が尽きない。
2位『姫様“拷問“の時間です』
原作:春原ロビンソン、漫画:ひらけいによる漫画。総閲覧数が5300万を突破している人気Web漫画。
主人公の姫様は騎士団長をやるほどの腕前で強気な性格だったが、魔王軍に捕まり捕虜にされてしまうことに。
そこで拷問の毎日を送るようになるのだが、その拷問の内容がとにかく甘ちゃんで…。
従来のギャグ漫画は強い当たりや理不尽な仕打ちによる「毒」がテーマになっていたが、本作ではそのような要素は排除されており、癒やしに全振りされた漫画となっている。
タイトルに拷問と入っているものの、実際は美味しそうなスイーツや可愛いぬいぐるみを目の前にチラつかせる程度のもので、しかもそれに屈服して姫様が王国の秘密を喋ってしまうのだから、もうどうしようもない作品に仕上がっている。
3位『魔王城でおやすみ』
熊之股鍵次による漫画。アニメ化もされた。魔王城の牢に人質として幽閉されているスヤリス姫が、ただひたすらに快適な安眠を求めて奮闘する姿を描く。
割とシリアスな状況下にも関わらず、睡眠欲の権化なスヤリス姫が、ハンドメイドの安眠グッズを整え、いかに気持ちよく眠れるか求道する姿がほのぼのおかしい。
魔王城の住民たちもキャラが立っており、スヤリス姫との交流を温かい眼差しで見守りたくなる。
ファンタジー系ギャグ漫画のおすすめ
ファンタジー要素が多いギャグ漫画を6作紹介していく。どれもファンタジーな舞台設定から物語がスタートしており、オリジナリティ溢れるギャグが詰まっている。個性派な設定ではあるものの、ギャグはシュール過ぎることはないので誰にでも楽しめる作品が多い。
1位『異世界おじさん』
殆ど死んでいる先生による漫画。アニメ化もした2022年夏の話題作。
17年の昏睡状態から目を覚ました叔父を尋ねることになった甥のたかふみ。そこでたかふみは、おじさんが17年間異世界に転生していたことを聞かされる。
最初は疑っていたたかふみだったが、実際におじさんが魔法を使っているところを見て、YouTuberとして生活をすることを勧めた…。
従来の異世界転生といえば異世界に転生してからの物語なのだが、本作は異世界に転生したのちの現実世界でのお話となっていて、異世界でのエピソードは後日談として語られる形式となっている。
今までの異世界転生にウンザリしていた人にはオススメの内容だ。
また、本作の異世界エピソードは結構エゲツないのもあるのだが、後日談ということもあり笑い話のように語られているのでコメディ感覚で楽しむことが出来る。
2位『鬼灯の冷徹』
江口夏実による漫画。アニメ化もした。閻魔大王の信任篤い部下にして地獄の獄卒である鬼灯が、ブラックな職場で起こる様々なトラブルに対処する。
仏頂面がデフォルトの鬼灯が、鬼の金棒の一振りで迷惑クレーマーを撃沈させていくのが痛快。
古今東西の神話や民話を彩る神々や妖怪、さらには歴史上の実在の人物に至るまでが、天国と地獄を股にかけわちゃわちゃ馬鹿をやらかすのも楽しい。
様々なハラスメントがはびこって問題山積みの地獄を、時に閻魔大王の代理として統括する、鬼灯の苦労は絶えないのだった。
3位『テルマエ・ロマエ』
ヤマザキマリによる漫画。古代ローマの浴場設計士・ルシウスが現代日本にタイムスリップし、そこで得た様々な知識や経験をもとに、斬新な風呂をデザインしていく姿を描く。
仕事に行き詰まったルシウスが現代日本の常識に触れ、オーバーリアクションで驚愕や脱帽するのが笑える。
リアル寄りで渋めの絵柄もシュールな温度差を生んでおり、一度ハマるとなかなか抜け出せない。
歴史考証などが案外しっかりしてるのもポイント。
4位『ヒナまつり』
大武政夫先生による漫画。2018年にはTVアニメも放送されている。
若手ヤクザの新田は金融企業やコンサルで成功しており、マンションで豪遊しながら生活する毎日だったが、そこに突如、超能力者のヒナが現れる。
最初はお互いに警戒しあっていたが次第に信頼関係が形成されていき、それをきっかけにドタバタな日常が展開されるようになる…。
本作では様々なシリアスパートっぽいシーンがあるのだが、それもなんだかんだギャグで一蹴され結果オーライな感じになる。
終始そんな雰囲気が続くのが本作の最大の特徴だ。シュールなギャグも多く、笑いながら読み進めることが出来るだろう。
また、非常にシンプルな作画となっているので、とても見やすくスラスラと読み進める。
5位『天地創造デザイン部』
蛇蔵&鈴木ツタ&たら子による漫画。アニメ化もした。世界の創造主たる神から、地球に生息する動物たちのデザインを請け負ったデザイナーたちの苦労を描く。
神を無茶振りクライアントに見立てた設定が面白い。
ふわっとした依頼に試行錯誤悪戦苦闘する下請け業者には共感することうけあい。
オネエ・インテリ・グルメマニア・ゴスロリと、個性豊かな面々が揃った会議風景を見ているだけで楽しい。
実際「こんなのアリ!?」というデザイン案が採用されるので、レアな動物の生態に詳しくなれる。



6位『キューティクル探偵因幡』
もちによる漫画。アニメ化もされた。人工授精により生まれた秘密警察犬の因幡は、現場の遺留品である毛から犯人を追跡する特殊能力の持ち主。
警察を辞した後は毛フェチの私立探偵として活動していたが、彼のもとには怪盗ヴァレンティ―ノ一味の犯罪をはじめとする厄介事が日々舞い込んで……。
敵味方問わず憎めないキャラクター達が入り乱れてドタバタする、からっと笑えるギャグ漫画。
部下にまで雑に扱われる、ドン・ヴァレンティ―ノ(ヤギ)の報われなさに注目してほしい。
日常系ギャグ漫画のおすすめ
日常系のギャグ漫画を5作紹介していく。人と人のやり取りをメインに据えた王道のギャグ展開が詰まった作品が多く、誰にでも読める内容となっている。また、個性を出すために奇抜な設定が用いられていることもあり、序盤から読みやすくなっている作品が多い。
1位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
秋元治先生による漫画。単行本が全200巻まで刊行された大長編作品だ。
東京都葛飾区の亀有公園前派出所で勤務している両津勘吉が主人公。超型破りな両津勘吉の奇抜な行動によるギャグ展開が、一話完結型で続いていく。
途中からは作者の広汎な知識が紹介されるようになり、読み応えのある作品となった。
本作の最大の読みどころは当時のサブカルチャーの取り入れた風刺的なシナリオにあるだろう。
基本的にはギャグ展開が続く作品ではあるのだが、時々核心を突くようなセリフを紛れ込ませており、秋元治先生の考えがよく分かる内容となっている。
また、秋元治先生の多様な趣味が紹介されていて、読んでいるだけで遊びを学ぶことができるようになっている。
2位『極主夫道』
おおのこうすけにによる漫画。Netflixオリジナルでアニメ化もした。不死身の龍と呼ばれた最凶のヤクザがキャリアウーマンと結婚し、専業主夫として家事をこなす姿を描く。
眼力だけで人を殺せそうな強面ヤクザが、ヒラヒラフリフリのファンシーなエプロンを身に付け、ママチャリで商店街を駆け抜けていく絵面は職質待ったなし。
シュールなギャグセンスもボディブローのようにじわじわきいてくる。
周囲がちびってびびる龍の意外な人の好さと、倹約の知恵を駆使する家庭的な一面にはギャップ萌えだ。
3位『みつどもえ』
桜井のりおによるギャグ漫画。見た目も性格もばらばら、世界一似てない三つ子である丸井家のひとは・ふたば・みつばを中心に、鴨橋小学校6年3組のドタバタを描く。
下ネタ耐性があるならぜひ読んでほしい傑作。クラスで飼っているハムスターにチクビと名付け、学級会において皆でチクビ連呼するなど、馬鹿馬鹿しいエピソードは爆笑もの。
巻を重ねるごとに三つ子の周辺にスポットライトがあたり、どんどん賑やかになっていくのもポイント。
4位『赤ちゃん本部長』
竹内佐千子先生による漫画。2021年にはテレビアニメ化もされた。47歳の武田本部長がある日突然、赤ちゃんになってしまうところから物語が始まる。
赤ちゃん本部長の部下である平社員の西浦、坂井部長、天野課長などが赤ちゃんのお世話をしながら仕事を進めていくシュールなストーリーとなっている。
本作の最大の魅力は赤ちゃんが仕事をこなしていくシュールさにある。
赤ちゃんとはいえ頭の中はそのままなので言葉も喋ることが可能で、仕事もバリバリこなすことができる。
移動のためのベビーカーが経費で落ちるなど、赤ちゃん本部長ならではの個性的なギャグも必見だ。それでいて部下の社員達は、本部長の赤ちゃんの元に就いているわけなので、それはそれで面白い。
5位『せんせいになれません』
小坂俊史による四コマギャグ漫画。市立西の台小学校を舞台に、ギャンブル狂だったりイタズラ狂だったり、トラブルメイカーなダメ教師たちの日常を描く。
こんな先生リアルにいたらいやすぎ!なエピソードの連続だが、正しく反面教師な彼らのドタバタに、しょうもない笑いを誘われてしまうのもまた事実。
生徒よりも大人げない河田や池田たちの失敗談を見ていると小学校時代を思い出し、不思議と愛着が湧く。
女性向けギャグ漫画のおすすめ
女性目線のギャグを描いた女性向けギャグ漫画を4作紹介していく。女性特有のあるあるを描いたエピソードを中心にギャグ展開がされていく。特にOLの方々にオススメの作品で、仕事終わりにゆっくりと読み進めるのが良いだろう
1位『東京タラレバ娘』
東村アキコによる漫画。ドラマ化もされている。
脚本家の倫子とその友人の香と小雪、そろそろ婚期が気になるアラサーだけど彼氏のいない三人娘が、「こうしていれば」「ああしていたら」と女子会で嘆くのと並行し、運命の相手をさがす顛末を描く。
恋と仕事の板挟みに悩む、「タラレバ」が口癖の女性たちに贈りたい漫画。
あるあるわかる~な彼女たちの心の叫びには全力で共感してしまうし、倫子が付き合うことになった映画好き男の、いかにもなベストセレクションには笑ってしまった。
2位『深夜のダメ恋図鑑』
尾崎衣良による漫画。無神経なダメ男たちにイライラをためこむ女たちと、そのイライラに気付かず火に油を注ぐ男たちを描く。
各エピソードで取り上げられる男たちのダメさ加減が絶妙で、彼らのようなタイプにリアルで悩まされた経験のある女性なら、底なし沼より深く共感してしまうのではないか。
彼らにブチギレた女性陣のツッコミが本作の醍醐味で、語彙をフル回転させた罵倒にスカッとする。
3位『中国ラブアタック』
ぷにこによるBL四コマ漫画。遺伝子工学の権威の大天才にして、中国の巨大企業の経営者である布袋と、彼のボディガードに任命された倒了の行き違いを描く。
「結合、ケツ合♡」など下ネタ満載のギャグがぶっとんでいるのは勿論だが、四コマの最後に添えられた、作者と編集のツッコミが癖になる。
ショタコン趣味のトラブルメイカー・布袋の年甲斐ない可愛さにはキュンとするし、彼に振り回されるうちに忠義心以上の愛情が芽生えてしまい動揺する、倒了の朴訥さにはもっとキュンキュン。当事者だけが気付いていない両片想い同士のノロケに頬が緩みっぱなし。
4位『こどものおもちゃ』
小花美穂による漫画。アニメ化もされた。名子役としてバラエティ番組などで活躍する倉田紗南と、クラスのボス猿として君臨する問題児・羽山秋人の対立を描く。
鬼のようにポジティブアグレッシブ、エキセントリックな言動が印象的な紗南のキャラが立ちまくり。
大人の欺瞞にずばずば切り込んでいく、小学生とは思えない痛快で豪快な啖呵に痺れる。
羽山とのラブコメ模様にもキュンキュンした。
おわりに
以上、面白いギャグ漫画30選を紹介した。
ギャグ漫画の見所はキャラクターのボケツッコミのテンションと、ハイセンスな台詞回しに尽きる。
声を上げて笑うことはそれ自体がストレス発散になるので、カタルシスを得たい方はぜひ手に取ってほしい。
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