あなたは最近声を出して笑っているだろうか?
もし仕事や生活に疲れて笑ってないなら危険信号、心が活力を失っているかもしれない。
最高に面白い漫画を読むことで、心はちょっと前向きになる。
今回は古今東西の傑作ギャグ漫画30選を紹介したい。
初心者におすすめのギャグ漫画3選
まずは初心者におすすめのギャグ漫画を3作紹介していく。国民的な人気を集めている作品なので気軽に楽しむことが出来るだろう。
『銀魂』
SF時代劇の国民的作品
江戸時代末期、「天人」が地球を襲撃したことにより、地球は開国することに。江戸時代を感じさせる風景に宇宙人やSF要素が混ざり込む世界となった。
そんな世界で万事屋を切り盛りする主人公の坂田銀時と、剣術道場の跡取りの志村新八、最恐の種族として恐れられる夜兎族の神楽の3人が暴れまくる…。
本作の最大の特徴はなんといっても型破りなギャグにあるだろう。
少年漫画とは思えない下ネタや、「そこまで切り込んじゃっていいの?」と思ってしまうぐらいの時事ネタが容赦なく展開される。
また、基本的にはギャグ全振りのエピソードが延々と続くのだが、たまにシリアスなパートもあり、それも高い評価を受けている作品だ。
大長編シリーズとなっているが飽きずに楽しむことが出来るだろう。
『斉木楠雄のΨ難』
史上最強超能力者によるクールなツッコミ
超能力の高校生・斉木楠雄が主人公。超能力とは言ったものの、そのレベルは最高クラスで、本当の意味で「何でも出来る」超人的なキャラクターだ。
他にも個性あふれるキャラクターが斉木楠雄の周りに集まっていき、非日常的な学園コメディが演出される。
本作の最大の魅力は超能力を最大限に活かした斉木楠雄のシュールなツッコミだ。
基本的に相手の心を読むことが出来るので、例えばセリフと心の中が一致していない時に、それに対するツッコミが可能となっている。
終始、斉木楠雄はツッコミ役に回っていることもあり、他の登場人物はほとんどボケに回る。
そのためか、様々なレパ―トリーのギャグが展開されているので、飽きずに読み進めることが出来る。
『ギャグマンガ日和』
一話完結型のボケ全振り漫画
基本的には一話完結型となっており、その時々で登場人物も変化するのが特徴だ。
増田こうすけ先生による独創的な世界観となっているが、歴史的偉人や有名人がモチーフになっていたり有名作品のパロディだったりするので、気軽に読み進めることができる。
本作の最大の読みどころは一話ごとに世界観が変わっていく点にある。そのため基本的には飽きることがないのだが、「続きが気になる」ということにはならないので、ゆっくり読み進めていくことをオススメする。
また、セリフ中心のやり取りとなっているので全13巻ながらもボリュームは多い。増田こうすけ先生のボケを存分に堪能できる。
青春ギャグ漫画5選
学校生活をメインに据えた青春ギャグ漫画を5作紹介していく。学校特有のネタから、キチガイすぎるシュールなネタまで、多種多様なギャグが揃っているので飽きずに楽しめるだろう。
『坂本ですが?』
何事もスタイリッシュに決める坂本
県立学校で入学早々、主人公の坂本は注目を集めていた。一つ一つの行動がとてもエレガントかつスタイリッシュで非常に美しいのだ。
そんな坂本を中心に繰り広げられるギャグシナリオが中心の作品となっている。
本作の最大の読みどころは坂本を中心としたシュールすぎるギャグにあるだろう。
椅子をすっぽ抜かれてもエレガントに空気イスを決め、超エレガントに掃除箱に収まるのだ。
これを超真面目にやる坂本もそうだし、その度に女性生徒が「キャーキャー」叫び、男子生徒が真面目に相手するのだから、これが面白くないわけがない。
どことなく異常な学園コメディの世界を楽しんでほしい。
『あそびあそばせ』
画力を無駄にしているギャグ漫画
本田華子はスポーツ万能で勉強もできる超優等生だったが友達が一人もいなかった。
そんな彼女のクラスにオリヴィアが転校してくる。華子はオリヴィアとはすぐに友達になることができた。そこに野村架純が加わり、「遊び人研究会」として学校生活をエンジョイすることになるのだが…。
本作の最大の魅力は、少女漫画テイストの作画から急変するギャップにある。
登場人物たちは細い線で描かれていて非常に可愛らしい。そんな雰囲気の中で急に、雰囲気をぶち壊しにくる強烈なギャグが仕込まれる。
その度に作画の雰囲気が大幅に乱れ、それがあまりにもシュール過ぎて笑いが止まらなくなる。可愛らしい表紙からは想像もできない壮絶なギャグを堪能してほしい。
『日常』
理解不能なシュールギャグ漫画
舞台はとある街。ゆっこ・みお・まいの3人の高校生と、はかせ・なの・阪本の2人+1匹が主な登場人物で、非日常な日常が繰り広げられていく…。他にも囲碁サッカー部など奇想天外な設定が多く導入されている。
ギャグ漫画史上最もシュールなギャグがてんこ盛りで、読んでいるこちらもついていけなくなるときがある問題作。
「非日常だけど登場人物にとってはそれが日常だよね」というようなメッセージがコンセプトとなっており、頻繁に意味不明な出来事が発生するのが特徴だ。
収拾がつかなくなることも多い。ギャグ漫画上級者の方にオススメしたい作品だ。
ちなみにTVアニメはもっと面白い。
『暗殺教室』
触手系殺戮生命体が教師
進学校の「椚ヶ丘中学校」の成績・素行不良者を集めた3年E組の元に、防衛省の人間と意味不明な生命体・殺せんせーが現れる。
そして3年E組の生徒で殺せんせーを暗殺しなければ、地球は滅ぶと伝えられ…。
本作の最大の魅力はシュールすぎる設定の殺せんせーと、3年E組の生徒たちによる駆け引きにあるだろう。
暗殺というテーマがあるが、他愛もない日常が終盤の感動的なラストに繋がるのだ。
本作に関してはぜひラストまで読んでほしい。全体的にシナリオの完成度は高いので、サラッと読み進めることができるだろう。
『行け!稲中卓球部』
日本一くだらないギャグ漫画
この中学校の男子卓球部の6名+顧問1名によるギャグシナリオが展開されていく。
変態呼ばわりされる前野、前野の親友の井沢、卑劣しか言わない田中、ワキガの激しい田辺などのクソ人間達によって、思春期特有のくだらなすぎる展開となり…。
本作の最大の読みどころは、青年漫画だからこそのくだらなすぎるギャグにある。
中学高校の時には誰もがしょうもないことで笑えていただろう。それを漫画に落とし込んだのが本作の魅力となっている。
また、卓球部といえば陰キャなイメージがあるが、本作に登場する卓球部員は陰キャを一周通り越して陽キャのような立ち振る舞いをしている点にも注目だ。
次のページ
書き手にコメントを届ける