幅広い世代に人気のダークファンタジー漫画『ベルセルク』。
幻想的な世界観や、多様なキャラクターたちの感情描写、細部まで丁寧に練り上げられたストーリー設定など、魅力的な点は数多い。
今回は、『ベルセルク』のキャラクターたちが発した、生き方を変える10の名言をご紹介しよう。
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目次
- 生まれてしまったからしかたなくただ生きる…そんな生き方オレには耐えられない(グリフィス)
- 光が強ければ強いほど濃い陰が落ちるものさ(ラパン卿)
- すがるものを亡くしてしまった人には何かしてあげられるのかな…優しい言葉をかけること…厳しい叱咤…私は誰かにそばにいてほしかった(キャスカ)
- 逃げ出した先に楽園なんてありゃしねえのさ(ガッツ)
- オレにはもう奇跡は間に合ってる ヘドが出るほどにな(ガッツ)
- やっぱり死ぬ時ゃ一人前のめりってのがいい(ゴドー)
- そうやって何かに向かって走り出すとまた何か一つ気づかずに零れていくもんさ(ゴドー)
- 祈るな!!祈れば手が塞がる!!(ガッツ)
- 言ったろ?無い知恵絞って考えろ自分で(ガッツ)
- 今やんねェやつは!一生やりゃしねェんだ!(イシドロ)
- まとめ
生まれてしまったからしかたなくただ生きる…そんな生き方オレには耐えられない(グリフィス)
鷹の団を率いながら、自分の夢を為すために生きるグリフィスが、シャルロット姫に放った一言。
人生は他でもない自分だけのものであり、その中で自分が何を為し遂げたいか、何のために生きるのか、という問いについて考えさせられる。
他人に影響されて、自身の生き方について悩みを抱えたり、「本当にこのままで良いのか?」と疑問を感じた時に、振り返るべき名言かもしれない。
どんなに小さくとも、夢は人に活力を与え、明日への一歩に繋がるものなのだから。
光が強ければ強いほど濃い陰が落ちるものさ(ラパン卿)
獅子奮迅の活躍を見せるグリフィスが、城内で拍手喝采を受ける中、それを遠くから眺めるラパン卿が放った一言。
貴族や王族という特権階級の人々が、権力を握る王国の中で、いかに優れた武力をもっていようと安泰ではないことを示唆する。
グリフィスの輝かしい功績が光を照らす一方、その裏では彼に恨みや憎しみをもつ反対勢力が存在する。
社内での人間関係においても、自身の活躍を喜んでくれる人もいれば、否定的に捉える人も同時にいることは想像に難くない。
反対勢力の存在を認知し、味方に取り込む施策も考えるという政治的な動きが、時には求められるのかもしれない。
すがるものを亡くしてしまった人には何かしてあげられるのかな…優しい言葉をかけること…厳しい叱咤…私は誰かにそばにいてほしかった(キャスカ)
鷹の団が解散の危機に直面した際、キャスカがガッツに放った一言。
グリフィスが厳しい拷問にさらされた結果、鷹の団のリーダーとして再起することが不可能になり、団員たちには混乱が起こる。
家族や友人、仲間など人間関係においても、いざという時にすがることのできる誰かがいる人の方が、前向きに生きられることだろう。
誰かが不安や悲しみを抱いている時に、何をするわけでもなく、ただそばにいるだけでも、大きな支えになるということが理解できる。
逃げ出した先に楽園なんてありゃしねえのさ(ガッツ)
闇と共に生きるガッツが、自分の住む村から連れ出して欲しいと迫る、ジルに対して放った一言。
毎日のように闇をうごめく魔物に狙われるガッツにとって、安住できる場所などどこにもなく、どこへ逃げ出そうと、戦いからは逃れられないという厳しい現実を突きつける。
社会でも似たような側面はあるかもしれない。
環境を変える中で、楽しいことも沢山あるが、厳しい責任にさらされることや理不尽な要求を突きつけられることも往々にしてあるだろう。
どこにいようと、自分のフィールドで懸命に戦う気概をもつことが、大切なことである。
オレにはもう奇跡は間に合ってる ヘドが出るほどにな(ガッツ)
ファルネーゼを人質にとることで、戦団から逃れる最中、闇の魔物たちに襲われた際にガッツが放った一言。
神を信仰するファルネーゼへの言葉として、幾度となく眠れぬ夜を過ごしたガッツだからこそ、奇跡なんて必要ないという言葉が重く響く。
目の前に起きていることは、自分に降り掛かった現実であり、それを乗り越えるためには、自分を信じて研鑽するしかないと考えさせられる。
奇跡をただ待っている者には、道は拓かれない。
やっぱり死ぬ時ゃ一人前のめりってのがいい(ゴドー)
死期の迫る鍛冶職人ゴドーが、弟子のリッケルトに対して放った一言。
戦争孤児のエリカとの出会いで、人間味をもつことができたゴドーだが、最後は一人の職人として、亀裂の入ったガッツの刀に魂を吹き込む。
自分の生きる道を貫き、情熱を燃やし続けることのかっこよさと同時に、いずれ終わりがくることの切なさが見受けられる。
自分の生涯を通して、打ち込めるものを見つけた時点で、人生は素晴らしいものになることだろう。
そうやって何かに向かって走り出すとまた何か一つ気づかずに零れていくもんさ(ゴドー)
ゴドーが、キャスカを探す旅に出るガッツを、見送りながら放った一言。
キャスカを探し出すため、再び旅に出るガッツであるが、死期の近いゴドーとはおそらく最後の別れとなる。
手に入れたいものを全て両手に収めようとしても、必ず何かは零れ落ちてしまうように、人との出会いや別れも一期一会のものである。
この世に完璧な人間が存在しないことと同じように、人は新しい何かを手に入れる度に、別の何かを犠牲にしているのかもしれない。
切ない別れがあったとしても、また明日はやってくる。
それでも、人は進み続けねばならないのだ。
祈るな!!祈れば手が塞がる!!(ガッツ)
おびただしい数の闇の魔物たちに襲われた際、それでも神にすがろうとするファルネーゼに対して、ガッツが放った一言。
絶望的な状況の中で、ファルネーゼは神に祈ることで、救われようとするが、ガッツはそんな彼女の姿勢を一蹴する。
手は祈るためにあるのではなく、困難な状況を変えるために、動かさなくてはならない。
人は難しい状況に置かれると、立ち止まってしまうが、その状況を変えるためには、傍観するのではなく自分の手で変えねばならない。
当事者意識をもち、自らが働きかけることで周囲を変えるということの大切さを説く言葉である。
言ったろ?無い知恵絞って考えろ自分で(ガッツ)
ガッツが、イシドロの剣術修行に付き合う中で放った一言。
強くなるため、ガッツに戦場で活躍する方法を問うイシドロだが、自分で考えろと突き放される。
一見冷たいようにも思えるが、自分で考えて工夫しない限り、成長できないということは、学生であろうと社会人であろうと変わらない。
質問をしなければ良いというものではないが、自分なりの考えや仮説をもって取り組むことが、自己成長のために求められることだろう。
今やんねェやつは!一生やりゃしねェんだ!(イシドロ)
イシドロが、自分の故郷を飛び出す際に放った一言。
自分の世界を広げるには、一歩踏み出して外の世界に飛び出すしかない。
誰しも新しい挑戦をする時に不安や葛藤を抱えるものだが、一歩踏み出してみれば、案外どうにでもなるなと思うことも多いのではないだろうか。
何かを為し遂げたいのであれば、自分の足で前に前に進んでいこう。
まとめ
『ベルセルク』のキャラクターたちが発した、10の名言をご紹介した。
息をもつかせぬ迫力の戦闘シーンや細部までこだわり抜かれたタッチ、様々な種族のキャラクターが魅せる素顔に、心を惹きつけられることは間違いない。
ご紹介した言葉が、どんな場面、どんな心理状況で発せられた言葉なのか、ぜひ本編でご覧になってみてはいかがだろうか。
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