ジャンプで連載された人気漫画『シャーマンキング』
「シャーマン」の頂点を決める大会に参加し、全知全能の力を持つ「シャーマンキング」を目指す物語である。
バトル漫画であるが、コミカルなキャラクターが多く、笑いの要素もある漫画だ。
様々な地域や国の登場人物が、それぞれの願いを叶えるためにぶつかり合い、数々の名言が飛び交う。
今回はその中でも特に印象に残った、心を打たれる名言を厳選する。
目次
- なんとかなるって(麻倉葉の名言)
- 力では、風や水は壊せないのだな(道連の名言)
- やったらやり返される。でも大切なのは心だ(麻倉葉の名言)
- 自分の進むべき道は心で決めなさい(マタムネの名言)
- それがどうした(チョコラブの名言)
- これは心がきめた事だから(マタムネの名言)
- でも何が起こるかわかんねえ先のことにおびえるよりも、今オイラにとって何が大事かって事の方がよっぽど重要な気がするんよ(麻倉葉の名言)
- 出来るも出来ねェも全ては「思い」一つなのに 数字ってやつは つい人にそのどっちかを決定づける魔物なんだ(ザンチンの名言)
- 俺の夢はなあっ!なんたって見渡す限り広大なフキ畑を作ることだからな!(ホロホロの名言)
- 弱肉強食 それは諦めの言葉ではない(ホロホロの父親の名言)
- まとめ
なんとかなるって(麻倉葉の名言)
作中何度も登場する葉の名言だ。
葉は、ハオという圧倒的な巨悪の双子の弟として生まれ、その兄を倒すという使命を背負い生きている。
他のどの登場キャラクターよりも過酷な人生を歩んでいるのだが、その口癖が「なんとかなる」
決して適当なだけではなく、自分の心を信じるために、葉はいつもこの言葉を言っているのだ。
人生に役立つポイント
気負いすぎず、「なんとかなる」と言ってみよう。
社会に出ると、色んなプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるはずだ。
だが「なんとかなる」そう言うことで、肩の力が抜けるはず。
リラックスして、適度に頑張ることも大切だ。
力では、風や水は壊せないのだな(道連の名言)
道蓮(たおれん)は麻倉葉と出会うまで、復讐に生きる道家に生まれ、暴力が当たり前の環境で育ち、数多くの人の命を奪うことも躊躇わない人間であった。
だがシャーマンファイトで葉と戦った際に、何もかもを壊すことしか知らなかった蓮の心に変化が起きる。
葉は蓮の攻撃を全て受け止め、葉の温厚な性格に今までの自分は間違っていた事を感じるのであった。
今まで力で破壊することだけが自分の存在意義で、それが強さだと感じていたが、大切なものはそれだけではないのではないか、と感じた蓮が言った名言である。
人生に役立つポイント
人の上に立ったり、能力が高いだけがその人の良さではない。
どれだけ出世したり、どれだけ能力が優れた人間でも、それだけがその人の存在意義や価値ではない。
自分の信じてきたものだけが全てではなく、他にも大切なものはいくらでもあることを知ることが大切だ。
やったらやり返される。でも大切なのは心だ(麻倉葉の名言)
葉の仲間のチョコラブはルドセブとセイラームの父親を殺したため、ルドセブとセイラームはチョコラブを殺害する。
その後セイラームがハオに殺されそうになったところを葉は命がけで助けるのであった。
葉は仲間の敵であるセイラームに「誰かが止めてやらなければキリがない」と言う。
自分の仲間が殺され、憎く許せないはずだ。
だが自分の心を大切にする。
葉の覚悟の大きさが分かる名言である。
人生に役立つポイント
感情にまかせて、自分がされたくないことは人にしないようにしよう。
その瞬間の感情にまかせて行動することは簡単だが、自分の心に問いかけ、その行動は正しいのか、良く判断して行動しよう。
自分の進むべき道は心で決めなさい(マタムネの名言)
マタムネに突然の別れを告げられうろたえる麻倉葉。
そんな葉にマタムネは言う。
「心とは目の前にある現実にとらわれぬ信じぬく心」
世の中の争いの全ては、信じあえないことが原因だと。
たとえいくら裏切られようと、こちらから信じる限り、それが自分の幸せになる。
それが愛だとマタムネは言う。
そこから葉は自分の心を信じ、心で決めて生きていく。
分かっていても、自分を信じていないとできないことだ。
人生に役立つポイント
人を疑うのではなく、人を信じよう。
何事も疑い出すとキリがない。
社会で生きていく上で、人に対して疑いの気持ちを持つのではなく、人を信じ続けるようにしよう。
そうすれば自ずと幸せな気持ちで過ごしていけるだろう。
それがどうした(チョコラブの名言)
チョコラブは自分が殺害した霊に対し言った。
「オレが3年前のクリスマス あんたを殺した張本人だ それがどうした」
チョコラブは自ら盲目になる道を選ぶ程、自身の過去を悔いている。
そんなチョコラブの名言だ。
過ちを引きずり続けても仕方がない。
過ちと向き合うことが大切である。
本当に後悔しているチョコラブが言ったセリフなので非常に深いセリフである。
人生に役立つポイント
失敗は引きずるのではなく、向き合うべきだ。
人は大小あるが、誰しも失敗するだろう。
その失敗を悔いて引きずっても仕方がない。
失敗と向き合い、改善していこう。
これは心がきめた事だから(マタムネの名言)
マタムネは限りある巫力でこの世に留まっている状態。
葉はアンナの為を想い、初詣に連れ出すのであった。
アンナを大勢の人の前に連れ出すと大鬼が出現するのは確実。
心配する祖母に対しマタムネが言った名言だ。
ただ葉を応援したい、後悔するよりもずっと良い。
そう思ったマタムネの葉への感謝や愛を感じるセリフである。
人生に役立つポイント
自分がやりたいと思った事を大切にしよう。
損得だけで生きていくよりも、自分が本当にしたいと思った事、その気持ちを大切にしよう。
そうすることで後悔しない選択ができる。
でも何が起こるかわかんねえ先のことにおびえるよりも、今オイラにとって何が大事かって事の方がよっぽど重要な気がするんよ(麻倉葉の名言)
シャーマンファイトに参加が決まるが、いつもと変わりのない葉に対し、
阿弥陀丸(あみだまる)は、いい加減な気持ちでは勝てないと言う。
それに対した葉の名言である。
葉はシャーマンファイトという未知の戦いに疑心暗鬼になるのではなく、目の前にあるひとつひとつの事が大切だと阿弥陀丸に伝えるのだった。
葉の前向きな姿勢が現れた名言である。
人生に役立つポイント
漠然と将来に不安を感じるのではなく、地道にひとつひとつ問題を片づけよう。
学校や仕事など、この先どうなっていくのかは今は分からない。
できることは今、目の前にある事を取り組んでいくだけであるのだから。
出来るも出来ねェも全ては「思い」一つなのに 数字ってやつは つい人にそのどっちかを決定づける魔物なんだ(ザンチンの名言)
ハオを倒すべくシャーマンファイトを戦うホロホロに対しザンチンが放った名言。
シャーマンの戦闘力は巫力で示され、ハオの巫力は125万なのに対しホロホロ
は2000。
この数字の差にホロホロは立ち上がることさえできなくなる。
どれだけ気持ちがあっても、数値で圧倒的な差を見せられると、どんな人間でも滅入ってしまうものである。
人生に役立つポイント
目に見える数字だけを追うのではなく、なぜそれを追っているのか目的を思い返そう。
世の中は数字により多くのものが決められる。
目的を明確に思い続けていれば、いつか必ず達成できるはずだ。
俺の夢はなあっ!なんたって見渡す限り広大なフキ畑を作ることだからな!(ホロホロの名言)
ホロホロが葉とシャーマンファイトで初めて戦った際に言ったセリフ。
ホロホロはすこし天然で、世間知らずだが、自分の持ち霊の仲間たちを絶滅の危機から救うためにシャーマンファイトに参加している。
ホロホロのすごいところは、自分の夢を、初対面の葉に大声で話しているところ。
本気で叶えたいと心から信じているからこそ、できる行動だ。
夢は叶えると本気で信じ続けないと叶えられないのだから。
人生に役立つポイント
夢や目標は人に話せるようにしよう。
誰しも夢や目標はあると思う。
「だがどうせ無理だ」「叶えばいいな」と思っている限り叶う確率は少ない。
人に自信をもって話すようにしておくと、そのために行動をするようになり、着実とその夢や目標に近づいていくはずだ。
弱肉強食 それは諦めの言葉ではない(ホロホロの父親の名言)
ホロホロが、味方を助けるため、圧倒的に自分より強い敵と対峙した際、ホロホロの父親が言った名言である。
強いものが弱いものを食らうのが、自然の理だが、諦める必要はないのだとホロホロは奮起する。
ホロホロは味方の持ち霊達の力を借り、力を合わせることで格上の敵を倒すことに成功するのだった。
たとえ弱くても、それを受け入れ、力を合わせることで強者を食らうことができるのだ。
人生に役立つポイント
どんな悪い状況でも、周りの力を借りてみよう。
自分ひとりではどうしようもない状況でも、周りの人の力を借りることで簡単に状況を変えられる事がある。
まずは自分が今どんな状況にあるのか受け入れることも大切だ。
まとめ
『シャーマンキング』の名言を10個紹介した。
過酷な宿命を背負って戦い続けるキャラクターたちの言葉は、現代社会で生きる我々にも通じるものはあるはず。
今回紹介したのはほんの一部なので、まだ読んだことがない人は、ぜひ本編を読んでみてはいかがだろうか。
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ハオのちっちぇぇながありません
確かに