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真の男は闘う土俵を選ぶ!『ワンピース』に学ぶ男の美学

ワンピース24巻書影画像

「男の強さ」とはなんだろうか。

喧嘩から逃げないこと?

喧嘩に負けないこと?

それも確かにひとつの強さだが、それだけではない。

時には「喧嘩を買わない」ことこそが真の強さとなりうることもある。

それを教えてくれたのは、かの世界的大人気マンガ『ワンピース』だった。

彼は決してその喧嘩を買わなかった

海賊王に憧れ、個性的な仲間たちとともにグランドラインを突き進むモンキー・D・ルフィ。

彼が海賊に憧れるようになったきっかけのひとつが、故郷のフーシャ村で出会った赤髪の海賊・シャンクスだった。

楽しくいこうぜ、何事も!

海賊という物騒な響きとは裏腹に、陽気に酒を飲んでは笑い交わす彼らの姿は、ルフィ少年に強い憧憬を抱かせた。

とりわけ、赤髪海賊団を率いる船長・シャンクスは「格好いい大人の男」として実に魅力的に見えたに違いない。

ある日、行きつけの酒場でシャンクス達が宴会を楽しんでいると、ガラの悪い男たちが乱入してきた。

男たちは、800万ベリーの賞金首・ヒグマを棟梁にいただく、荒くれ者の山賊であった。

酒がないと難癖をつけるヒグマに、快く自分の酒瓶を差し出すシャンクス。

しかし、軟派に見えるその様子に腹を立てたか、あるいは海と山それぞれ異なるフィールドを根城とする者の諍いからか、ヒグマはそれを叩き割ってしまう。

それどころか、酒場のカウンターを剣で切りつけ、瓶やグラスの破片をシャンクスに浴びせてしまうのだ。

降り注ぐ酒でびしょ濡れになったシャンクスは、髪から水滴を垂らしたまま黙り込む。

屈辱的な目に遭っても反抗する気配のないシャンクスを見下ろし、ヒグマは嘲笑を浮かべたまま立ち去るのだった。

なぜシャンクスは喧嘩を買わなかったのか?

好意を無碍にされ、酒まみれにされてもなお怒らなかったのはなぜか?

読者はきっとそう思ったはずだ。

ルフィもそう思った。

だからシャンクスに「弱虫」だと食ってかかった。

まだ幼い少年だったルフィに、シャンクスの真意は伝わらなかった。

しかし、決して喧嘩を買わなかったシャンクスの行動だけは胸にしっかりと焼き付いていた。

成長を遂げ、シャンクスの男気を受け継いだルフィ

数年後、ついに海賊として名乗りをあげたルフィは、ジャヤという島に上陸していた。

空島という、半ば伝説とされている「空に浮かぶ島」への行き方を求めてやってきたのだ。

酒場で空島への行き方を尋ねたルフィ達だったが、発言した途端、酒場中の客から大笑いされてしまう。

空島はホラ吹きが吹いた嘘だ、今どき空島なんかを信じるのは夢見がちなバカだけだ。

そう言って、真面目に空島への行き方を探していたルフィ達を笑うのだ。

特に手ひどくルフィ達を罵ったのは、酒場に居合わせていたベラミー海賊団の船長・ハイエナのベラミーだ。

ベラミーはルフィ達にこう言い放つ。

――いいか…海賊が夢を見る時代はもう終わったんだ!!!

――黄金郷!? エメラルドの都!? 大秘宝「ワンピース」!!? “夢の宝”に目がくらんだアホ共は足元の利益に気付かねェ…!!

それを聞いたルフィは、同席していたゾロにこう言うのだ。

「このケンカは絶対買うな!!!」と……

何をされてもやり返さなかった、その真意とは

喧嘩を買わないと誓った二人は、ベラミー達に取り囲まれ、殴る蹴るのひどい暴行を受ける。

しかし、血だらけになっても二人は決してやり返さなかった。

何の反論もしなかった。

ヒグマの喧嘩を買わなかったシャンクスと、ベラミーの喧嘩を買わなかったルフィ。

やりたい放題やられて傷だらけになっても、彼らは喧嘩を買わなかった。

なぜだろうか?

それは、ヒグマやベラミーが「まったく価値観が違う男」達だったからだ。

自分とは「別の土俵に立っている男」達だったからだ。

他人と馴れ合うことをよしとせず、周囲からの好意を踏みにじるヒグマ。

ワンピースや空島を”夢の宝”と嘲笑い、ロマンを追いかける海賊を馬鹿にするベラミー。

彼らとは分かり合えない。

たとえ拳を交わしたとしても、彼らと語り合うことはできない。

そう判断したからこそ、シャンクスもルフィも決して喧嘩を買わなかったのだ。

真の男は「闘う土俵」を選ぶ!

喧嘩を買おうとしないシャンクスやルフィを見、周囲の人々は「恐れをなした」「怖いから立ち向かわなかった」のだと思った。

ルフィの仲間のナミでさえ、決してやり返そうとしないルフィの真意を汲み取れずにいた。

しかし、彼らが持つ「真の強さ」は、伝わる人間には伝わるのだ。

事実、ルフィの行動に隠された真意は、一部始終を見ていた海賊・黒ひげにしっかりと伝わっていた。

嵐のような暴力だけが強さじゃない。

周囲から笑われ、馬鹿にされてもなお折れない信念を持ち、自らが「闘う土俵」を見極める力こそが、真の強さなのだ。

 

あなたはどうだろうか?

どれほど屈辱的な目に遭ってでも、そこが「闘う土俵」でないと思えば、黙って耐え忍ぶことができるだろうか?

正直に言おう。

私にはできない。

喧嘩? 秒で買うね。

結論、いろんな生き方があるということだ。

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