孫とタメ口で話せる、フランクなおじいちゃんおばあちゃんに憧れないだろうか。
とはいえどうすれば友達感覚で付き合えるかわからないとお悩みの方は、漫画を参考にしてみるといい。
今回は『CANDY & CIGARETTES』のバディから、孫ほど年の離れた子どもと友達になる方法を学んでいきたい。
ポイント1:優れた点は認めて褒める。得意分野に関心を持ってくれたら誰だって嬉しい
本作の主人公は引退済みの元SP・雷蔵と小学生の美晴のバディ。
美晴は幼いながらに天才的なセンスを持った殺し屋で、暗殺の腕前に関しては雷蔵すらしのぐ。
最初雷蔵は「子どもが殺し屋なんて」と気色ばみ、元SPの意地とプライドから素直になれずにいたが、美晴の実力を目の当たりにしてからは態度を改め、「この道の先輩」として頼りにする。
孫と友達になりたいなら、特技や長所は積極的に褒めるべし。
この際上から目線は禁物で、本心から褒めること。
ゲームの腕前でも暗記したポケモンの名前でもなんでもいい。
孫に対し「これは負けた」と思ったら、変な意地は張らずに「ちょっと、それってどうやるの?」と教えを乞うてみたらどうだろうか。
孫だって自分の得意分野に関心を持ち、歩み寄って来るおじいちゃんおばあちゃんをむげにはしないはず。
ポイント2:ミスった時のフォローも忘れずに
殺し屋としては最強の美晴だが、まだ子供なのでミスも犯す。
感情的になって我を忘れることもある。
そこをフォローするのが亀の甲より年の功な雷蔵の役回りだ。
なにせ生きてきた年数と経験値は段違い。
美晴が危なくなった時はすかさず庇い「しっかりしろ!」と檄を飛ばす。
孫がミスをした時、おじいちゃんおばあちゃんも当然フォローする。
ここで問題なのはフォローの仕方だ。
「あらまあしょうがないわねえ」と無意識に子ども扱いせず、「ドンマイ」「まあこんなこともあるさ」とさらっと流すのがコツだ。
ポイント3:甘やかさず厳しすぎず、老人力をアピール
雷蔵には難病の孫がいる。
孫の治療には莫大な費用がかかり、雷蔵はその用立てに苦心していたのだが、美晴が住む高級マンションを訪れた際に目の色を変える。
なんと、彼女は殺しの報酬としてもらった札束をバスタブに突っこんでいたのだ!
「使い道ないし好きにしていいよ」と言われて雷蔵は迷うものの、「ガキの情けはいらねェよ」ときっぱり断り、自分の力で治療費を稼ぐ道を選ぶ。
このように、雷蔵は大事な所でちゃんと線引きしているのだ。
美晴への態度は甘やかしすぎず厳しすぎず、時には祖父のような包容力をもって、時にはバディとして締めるべきところはきっちり締める。
もし孫があなたの体を心配し、過剰に年寄り扱いしてきたら、「ガキの情けはいらねえよ」とうそぶくのも手だ。
なにせこっちは数十年分リードしている経験値のアドバンテージがある。
「年寄りだからってなめちゃ困るぜ」の心意気で苦みばしった老人力をアピールすれば、「なかなかやるじゃん」と孫も一目おいてくれるのではないか。
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