ドラケン/龍宮寺堅のかっこいい名言20選！【東京卍リベンジャーズ】

テメェは地獄行きだよ

3巻26話Realize。

東卍の内部抗争で重傷を負ったドラケンが、彼と肩を並べてキヨマサ一派と戦おうとするタケミチにかけた言葉。

タケミチは自分の命が危うい状況になっても逃げずに立ち向かい、ドラケンを守ろうとする。そんな彼のことを、とうとうドラケンは本当の仲間と認めたのだった。

「ドラケン君、天国ってどんなっスかね？」
「テメェは地獄行きだよ」
「ハハ…オレ悪（ワリ）ィ事してねえっスよ」

そんな風に軽口をたたき合いながら最後の抵抗をしようとするドラケンとタケミチの姿を見た時、アニメ『東京リベンジャーズ』の主題歌『Cry Baby』は、まさにこのシーンのためにあったのではないかと鳥肌が立った。

傷だらけになりながらもお互いの肩を預け合いながら戦う男同士の絆は、本当に格好イイものである。

ありがとう

4巻28話Reel。

東卍の内部抗争でキヨマサに刺されて重傷を負ったドラケンが、自分の命を救ったタケミチに対して言った台詞。

「タケミっち、オマエは東卍の恩人だ。みんなが認めてる。オレもその一人だ。オレからも改めて礼を言う」

そして、ドラケンはタケミチに頭を下げて言った。

「ありがとう」

とてもシンプルな一言だが、それを言ったのは東卍の副総長であるドラケンだとすれば言葉の重みが違う。

ドラケンに真正面から感謝の言葉を伝えられた時のタケミチが、どれだけ誇らしい気持ちになったのかを考えると、やはり、同じ男として彼のことをとても羨ましく感じてしまう。

ガキじゃねぇんだからよー、銭湯でハシャぐんじゃねぇよ

5巻36話Anyone’s guess。

銭湯で大きな声を出したタケミチとマイキーに対してドラケンが言った台詞。

まるで自分だけが大人であるかのような台詞だが、その時のドラケンは、シャンプーが目に入ることが怖くてシャンプーハットを被って頭を洗っていた。

東卍の副総長がまさかのシャンプーハットを使っているというギャップが笑える、ドラケンの希少なギャグ台詞である。

それでもオレはオマエの仲間だ！

6巻49話Grow apart。

東卍と芭流覇羅（バルハラ）の抗争を明後日に控えるドラケンが、羽宮一虎（はねみやかずとら）を呼び出して伝えた言葉。

一虎は芭流覇羅のナンバー３である前に、東卍創設メンバーの一人だった。

ドラケンは、マイキーの兄・佐野真一郎を誤って殺してしまった一虎が、なぜマイキーを恨むことになるのか理解ができない。

しかし、そんな一虎に対してさえ「それでもオレはオマエの仲間だ！」とドラケンは真っ直ぐに言い切る。ドラケンは同じように、パーちんのことで自分を裏切ったぺーやん（林良平）のことも許している。

人間としてのドラケンの度量の大きさ、情の深さがとてもよく伝わる台詞と言えるだろう。

攻めあるのみ

7巻53話Turn around。

数で圧倒的に不利な東卍VS芭流覇羅の抗争で、開き直ったドラケンが言った台詞。

東卍150人に対して芭流覇羅は300人と、数で圧倒的に不利。しかも、芭流覇羅は年齢も上なので体格差もある。

そんな劣勢でも勝負を決して諦めないタケミチと、その姿に触発されて持ち直した東卍メンバーたちの姿を見て、ドラケンの心にも熱い闘志の炎が燃えたぎる。

「攻めあるのみ」

開き直ったドラケンはもはや仲間を守ることではなく、敵を倒すことだけに集中する。

そして、その言葉どおり攻めに徹したドラケンは、一瞬で芭流覇羅の構成員10人を吹っ飛ばして敵を震え上がらせ、瞬く間に戦局を変えてしまったのだった。

今ぁ、準備運動が終わったトコだ

同じく、7巻53話Turn around。

数やパワーで著しく劣勢な東卍と芭流覇羅の抗戦。

タケミチのガッツをきっかけに攻勢に転じたドラケンが、20人以上はいただろう半間修二（はんましゅうじ）を守っていた構成員たちを一気に戦闘不能にした時に言った台詞。

連戦しているドラケンに対して、

「オイオイ、大丈夫かぁー？もー疲れ果てちまってんじゃねーのかぁ？」

とからかい気味の半間に対して「準備運動が終わったトコだ」と言い返せるドラケンの強さは桁外れである。そして、この後もドラケンは芭流覇羅の副総長兼総長代理の半間に対してさえも圧倒的なパワーを見せつけることになるのだ。

お？そっちはもう終わった？マイキーに伝えてくんない？こっちは終わったって

12巻106話Dawning of a new era。

黒龍（ブラックドラゴン）10代目総長・柴大寿の最後の切札である精鋭100人をノシた後にドラケンが言った台詞。

ドラケンは敵の返り血を浴びてはいるようだが、彼本人はダメージらしいダメージを全く受けていなかった。

「結局、東卍のトップ二人が一番のバケモンだな」と苦笑いする東卍弐番隊隊長、三ツ谷隆（みつやたかし）が言うように、ドラケンの怪物じみた強さを示すエピソードである。

頼みの綱だった黒龍100人の精鋭がドラケン一人に倒された驚きで、目と口をあんぐりと開けて膝を突く大寿のリアクションが気持ち良い。

オマエはいい奴だ。不良に向いてねぇよ

14巻122話Twin to dragon。

まだマイキーと出会う前のドラケンが、２人の妹を残して家出した三ツ谷に言った台詞。

三ツ谷は妹のルナ・マナの面倒を自分が見なくてはならないことや、母親の料理がクソ不味いことに文句を言うが、ドラケンは自分には両親がいないからそれすらも憧れている、と笑顔で返す。

そして、家に残した妹たちのことをずっと心配している三ツ谷の気持ちに気づいたドラケンは彼に家へ帰るように諭した。

三ツ谷はそんなドラケンの人間性に憧れを抱き、家族を大事にする不良になることを決意する。その後、２人はマイキーと出会い、東京卍會を創設することになるのだった。

エマまでっ、エマまで……っ

17巻150話Damn it。

稀咲鉄太（きさきてった）の襲撃によって佐野エマを亡くし、彼女を守ることができなかったマイキーに対して言った台詞。呆然自失状態のマイキーを殴りながら、ドラケンは深い怒りと悲しみの感情をぶつける。

「オイ…マイキー。何やってんだよ！？テメェはよぉぉ」
「みんなを守る為に東卍創ったんじゃねぇのかよ！！？」
「パーちん捕まっちまったじゃねぇかよっ！！？
「場地は死んじまった」
「一虎も逮捕された」
「エマまでっ、エマまで……っ」

「エマまで」の続きの台詞は、言葉に詰まって、もはや続けることができない。これまで誰かに対して一方的に感情をぶつけることなど一度もなかったドラケンの感情がむき出しになり、とうとう涙まで見せる。

本作史上、もっとも切ないシーンの一つと言えるだろう。

オレとマイキーがオマエの両腕になってやる。オマエはやるべき事を成し遂げろ！！

20巻171話Showdown at the summit。

マイキーVS黒川イザナ、東卍と天竺（てんじく）の頂上対決が始まる前に、ドラケンがタケミチに言った台詞。

ドラケンはヒナからタケミチが未来からやって来たことを聞く。そして、ドラケン自身も、今までずっと必死に戦ってきたタケミチのことを信じることに決めた。

最初はたった一人で戦ってきたタケミチだったが、皆を守ろうとする必死な姿が、最初に橘直人（ナオト）の心を動かし、松野千冬、ヒナ、そして、とうとうドラケンとマイキーの心までも揺り動かした。

「オレとマイキーがオマエの両腕になってやる。オマエはやるべき事を成し遂げろ！！」

まさにその時タケミチは絶望的な未来を覆すための最強の２枚の切札を得たのである。

未来で何があったのかは知らねえ！けどオマエが必死に戦ってきたのは知ってる

21巻180話Run after。

東卍VS天竺の抗争、クライマックス。タケミチを背負ったドラケンが、稀咲を追いかけながら言った台詞である。

必死に戦うタケミチの姿を見続けたドラケンはタケミチがタイムリープによって未来からやってきた事実を知り、受け入れる。

キヨマサに刺されたときはタケミチがドラケンを背負う形だったが、今度は逆になっているところが感動を誘う名場面である。