目次
- マイキーのプロフィール
- タケミっち、今日から俺のダチ!!なっ♡
- だからオレが不良の時代を創ってやる
- 愛美愛主(メビウス)に日和ってる奴いる?いねえよなぁ!!?
- ケンチンは優しいな…ゴメン、ケンチン。オレ、ケンチンが隣にいてくれてよかった
- 群れてしか行動できない奴らが何の用?
- 東卍(トーマン)はオレのモンだ。オレが後ろにいるかぎり誰も負けねぇんだよ
- オレは仲間(オマエ)と争いたくないんだ
- オレは場地(ダチ)とは戦えねぇ
- “誰かが傷ついたらみんなで守る”“一人一人がみんなを守るチームにしたい”そうやってできたチームだったな
- 東卍(オレら)は時代を創る。黙って見とけ
- 挫けそうな時、オレがオレでなくなりそうな時、オレを叱ってくれ、タケミっち。兄貴のように
- やっと終わるんだね。オレの人生は苦しみだけだった
- 今日から俺”マイキー”になる
- 最初にタケミっちを見つけたのはオマエじゃない!オレだ!
- いいかオマエら、この戦い、後ろに隊長は一人もいねぇ。俺だけでいい!
- ありがとう、タケミっち
- 2万人連れてこい!!
- タケミっちはオレのヒーローだ
- 本日をもって東京卍會は解散する!!!!
- 助けてくれ、タケミっち
- おわりに
ありがとう、タケミっち
19巻168話Headliner。
関東事変で、東卍が壊滅に追い込まれた圧倒的不利の状況で現れたマイキーがタケミチへ言った台詞。
東卍50人に対して天竺は400人。東卍のメンバーたちは傷だらけで、もう満足に戦える力も残っていない。
しかし、それでもタケミチは諦めなかった。東卍とマイキーを守るため、絶望的な未来を変えるため、何度やられても、稀咲と天竺総長・黒川イザナに戦いを挑み続ける。
そして、そんな絶体絶命の状況の中で、ようやくマイキーは戦いに駆け付けたのだった。
「おせぇよ…、オレ…負けなかったっスよ……総長!!!」
タケミチは隊長不在、総長不在というあまりにも劣勢の戦いの中で、それでも東卍の看板を背負って最後まで戦い抜いた。
「ありがとう、タケミっち」
それはここまで持ち堪え、マイキーが来るまで戦い続けたタケミチに、東卍総長・マイキーが送った最大級の感謝の言葉なのである。
2万人連れてこい!!
19巻170話Homecoming。
関東事変で東卍に敗色濃厚な絶対の危機に駆け付けたマイキーが、天竺の構成員たちに向って言った台詞。
天竺は200人ほどが喧嘩できる状態。対する東卍メンバーは全員ほぼ戦闘不能で、戦えるのはマイキーとドラケンのみだった。
しかし、圧倒的劣勢の200対2の喧嘩であるにも関わらず、マイキーは逆に「ハンデいる?」と質問した。そして、その滅茶苦茶な発言に憤る天竺の構成員たちに向かって、続けざまに言い放つ!
「オレを誰だと思ってんの?200人?2万人連れてこい!!」
呆気にとられる天竺の構成員たち。
続いて、マイキーは東卍のメンバーに対して
「どうした?オマエら。楽しめよ!!祭り(ケンカ)だぜ!?」
と鼓舞した。たったそれだけで、東卍のメンバーたちの闘志が一気に燃え上がる。場の空気が一気に東卍優勢へと変わった瞬間だった。
まさに、マイキーのカリスマ性、無双ぶりが発揮されている名場面の1つである。
タケミっちはオレのヒーローだ
21巻188話The lion of the day。
関東事変終結後、マイキーがタケミチを呼び出して言った台詞。
マイキーはタケミチが未来からやってきたことを知り、皆を救うために何度やられても諦めずに戦い抜いた彼を「すげぇな」と賞賛する。
タケミチは皆の心を動かし、東卍を日本一のチームに導いた。そして、マイキーの夢だった「不良の時代」を創った。だが、マイキーはヒーローになることができなかった。
マイキー自身は、時代を創ることはおろか、大切な人も守ることもできなかったと感じていた。守るどころか、そばにいる人たちはどんどん傷つき、失われていく。
だから、「タケミっちはオレのヒーローだ」と言ったマイキーは、笑顔ではなく、寂しそうで疲れているように見える。
それでもマイキーは、タケミチに助けてくれと言うことができない。
心の底では、タケミチというヒーローの救いの手を誰よりも切実に必要としているはずなのにである。
本日をもって東京卍會は解散する!!!!
同じく、21巻188話The lion of the day。
関東事変に勝利し、東卍が日本一のチームとなった初の集会でマイキーは東卍を解散することを宣言する。
「オレらはこれから何世代も語りつがれる時代を創った……だから頂点の時に終わらせたい」
それが東卍解散の表向きの理由だが、裏側には別の意味がある。
タケミチが未来を変えるために過去に来たことを知ったマイキーは、東卍を解散することで、東卍が存在することが原因で命を落とす人々を救おうとする。
そして、それはマイキー自身が抱える「黒い衝動」に仲間を巻き込んで傷つけないためでもあった。
だが、そのことを踏まえて考えると、マイキーの東卍解散宣言はあまりにも悲しすぎる。
なぜなら、“誰かが傷ついたらみんなで守る”が、東卍を創立した目的だったはずなのに、マイキーは自分のことをそこに含めていないからだ。
本当は誰よりも助けを必要としているのに、誰にも助けてくれと言えない。そんなマイキーの孤独さ、不器用さが切なく、苦しい台詞である。
助けてくれ、タケミっち
23巻204話Give me a hand。
2018年現代、闇堕ちしたマイキーがタケミチに言った台詞。
誰もが幸せになった未来。しかし、マイキーだけが日本最大の犯罪組織「梵天」のトップとして、数々の悪事に手を染めていた。
タケミチはマイキーと話をしようとするが、マイキーは衝動的に彼を銃で撃ってしまう。大切な友達さえ手にかけたマイキーは死のうと決意し、建物の屋上から身を投げる。
だが、そんなマイキーの腕を掴んだのは瀕死のタケミチだった。
タケミチ「オレが…絶対…助けるから…何度でも…過去に戻って…」
マイキー「タケミチ、オレを…もう楽にさせてくれ…」
タケミチ「うるせぇええ!!アンタはいつもそうだ、なんでもかんでも一人で背負いやがって!! オイ、万次郎!!一度でいい!!“助けてください”って言えやぁあああ“!!オマエを絶ッ対ェ助けてやる!!!」
タケミチの叫びに、マイキーの目から涙が溢れた。
「助けてくれ、タケミっち」
全てはあまりにも遅すぎたかもしれない。しかし、とうとうマイキーはタケミチに助けを求めることができたのである。
まさにその時、タイムリープが発動しタケミチは過去へと遡る。今度こそマイキーを救うため、タケミチの最後の戦いが始まろうとしていた。
おわりに
東京卍會の総長マイキーこと佐野万次郎の名言を20個紹介した。
さすが、100人以上の構成員を束ねる東卍の総長だけあって、マイキーの言葉には名言が多く、どれをチョイスするか本当に悩んだ。
マイキーは喧嘩が強いだけでなく、自由奔放で子供のような一面や、他の人に隠れて涙を流す繊細な一面、大切な人を失って「黒い衝動」に身を任せる危険な一面など、さまざまな顔を持つキャラである。
だからこそ、そんなマイキーの魅力を知ってほしいがため、この記事ではさまざまな角度からマイキーの名言をピックアップした。
マイキーに興味がある方たちにはマイキーを好きになるきっかけに、既にマイキーファンの方たちには、新たなマイキーの魅力発見のきっかけにしてもらえたら幸いである。
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