『小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』あらすじと感想【小説でも〈俺、参上!〉】

『小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』あらすじと感想【小説でも〈俺、参上!〉】

未来からの侵略者、〈イマジン〉から時の運行を守るため、青年〈野上良太郎(のがみ りょうたろう)〉は〈仮面ライダー電王〉に変身して、戦いに身を投じる。

時の列車、〈デンライナー〉に乗って向かう先は、過去か、未来か…!

大人気作品、仮面ライダー電王の小説版!!

こんな人におすすめ!

  • 東映作品が好きな人
  • ヒーロー作品が好きな人
  • 仮面ライダー電王が好きな人

あらすじ・内容紹介

時の列車、〈デンライナー〉。

過去と未来を行き来するこの列車に乗り、時の運行を守る戦士、〈仮面ライダー電王〉。

歴史改変の影響を受けない〈特異点〉である青年、〈野上良太郎〉は、〈現在〉から続く〈未来〉を守るため、〈異なる未来〉からの侵略者〈イマジン〉との戦いに身を投じる。

そんな彼を支えるのは、変人揃いの味方のイマジン達。

猪突猛進型の〈モモタロス〉や女好きの嘘吐き〈ウラタロス〉、情に熱い〈キンタロス〉、無邪気な子供のような性格の〈リュウタロス〉、貴族のような立ち振る舞いの〈ジーク〉。

更に、もう1人の仮面ライダー、〈仮面ライダーゼロノス〉に変身する〈櫻井悠人(さくらい ゆうと)〉と、その相棒のイマジン〈デネブ〉も、心強い味方だ。

個性豊かな彼らと共に戦い続ける良太郎は、ある日〈魔犬〉の噂を耳にする。

更に、〈魔犬〉が姿を現すのは、〈未来を知る男〉と呼ばれる投資家、〈青砥健介(あおと けんすけ)〉の周辺に限られていることを知った良太郎は、〈イマジン〉との関係を感じて調査を開始する…。

放送終了後も長く愛され続ける人気作品『仮面ライダー電王』の、待望の小説版!

『小説 仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』の感想・特徴(ネタバレなし)

声が聞こえてきそうな程の、キャラクター達の再現度

行くぜ行くぜ行くぜえッ!

『仮面ライダー電王』という作品の大きな魅力。

それは、個性豊かな味方のイマジン達の、コミカルな掛け合いとシリアスな戦いだろう。

口も頭も悪く、常に悪態をついている猪突猛進型だが、その実、仲間を想う心もしっかりと持ち合わせている〈モモタロス〉。

嘘つきで女好き、女性と見るや嘘八百を使いこなしながら口説きにかかるが、嘘つき故に他人の嘘を見抜く力に長けた〈ウラタロス〉。

うっかり者だが情に厚く、人の本質を見抜く目を持つ大人物、〈キンタロス〉。

子供のような無邪気さと無軌道さを持ちながら、良太郎の姉〈野上愛理(のがみ あいり)〉に対して一途な愛情を向ける〈リュウタロス〉。

貴族のように振る舞い、傲岸不遜な態度をとりつつも、その実、優しさも秘めた〈ジーク〉。

もう1人の仮面ライダー、〈仮面ライダーゼロノス〉の変身者〈櫻井悠人〉の、保護者(というより母親)のように振る舞う〈デネブ〉。

そしてそんな彼らと共に戦う、弱々しくて頼りなさげだが、誰よりも強い心を持った青年〈野上良太郎〉。

更に、時の列車〈デンライナー〉の乗組員である〈ハナ〉や〈ナオミ〉、〈オーナー〉たちも入り混じり、時にコミカルに、時にシリアスに戦いに身を投じていく各キャラクター達。

まるで声が聞こえてきそうなほどの、再現度の各キャラクター達の掛け合いを是非とも楽しんで欲しい。

時をかける、壮大な戦い

《未来を知る男》って、何ですか?

『仮面ライダー電王』という作品は、コミカルではあるが、かなりハードなSF作品でもある。

異なる未来からの侵略者〈イマジン〉は、自らが存在できる未来のために現代への侵攻を行う。

そんなイマジンたちと戦う〈仮面ライダー電王〉は、野上良太郎に味方のイマジンたちが憑依して変身する戦士だ。

時の運行を守り、〈今〉を生きる人々を救うために戦う電王/野上良太郎は、今作において〈魔犬〉に纏わる騒動に直面する。

その中で出会った人々の人生に、〈ほんの少し〉だけ影響を与える今作の物語は、電王本編の1エピソードであってもおかしくない程の完成度だ。

壮大なスケールの物語と、1個人の人生という物語。

2つの物語を跨ぐストーリー展開からも、目が離せない。

執筆はまさかの〈白倉伸一郎〉!

現・東映株式会社取締役

〈仮面ライダーオタク〉にとって、もっと言えば〈東映特撮作品オタク〉にとって、その名を知らぬ者は居ない程の、生ける伝説のような人物、それが〈東映テレビ・プロダクション〉社長にしてプロデューサー、白倉伸一郎氏(通称白倉P)だ。

白倉氏は、1990年に東映に入社した後、数々の名作(数え切れないほど)や迷作(『超光戦士シャンゼリオン』が代表的かと思う)の誕生に携わってきた、やり手の大人物だ(ファンからの愛称は〈インテリヤクザ〉)。

そんな、平成仮面ライダーの歴史の一部とも言える白倉伸一郎氏が、直々に執筆したのが、今作である。

もはや、(一部のファンにとっては)それだけで読んでみる価値が有るのでは無いだろうか。

まとめ

『仮面ライダー』シリーズの中で最も多く劇場版が制作され、今もなお高い人気を誇る作品、『仮面ライダー電王』。

その小説版である今作は、まるでキャラクターたちの声が聞こえてきそうな程の再現度と本編の1エピソードであってもおかしくない物語の完成度を誇る。

更に、あの〈白倉伸一郎〉氏による執筆という豪華仕様。

『仮面ライダー電王』という作品のみならず、〈平成仮面ライダー〉を観てきた全ての人に、読んでほしい作品だ。

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