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辻村深月おすすめ小説10選【15周年に向けて! デビュー作から最新作まで】

今や「辻村深月」という作家を知らない人はいないのではないでしょうか。

映画『ツナグ』の原作者として知っていた人も、『かがみの孤城』『ドラえもんのび太の月面探査記録』(脚本)の作者としても知っているかと思います。

そんな辻村深月さんはもうすぐデビュー15周年を迎えます。

15年というキャリアで多くの作品を書いてきましたが、そうなってくると何から読んでいいかわからなくなってしまいます。

そこで今回はこれだけは外せない辻村作品10作に絞りました。

デビュー作から最新作『小説 のび太の月面探索記』『傲慢と善良』まで。

これらの本を読んで15周年に備えましょう!

辻村深月おすすめ小説10選

『冷たい校舎の時は止まる』

メフィスト賞でのデビュー作。「SF(少し不思議)」「ミステリー」が合わさっている辻村深月作品の始まりです。

校舎に閉じ込められ8人のた学生たちによる、学園祭中に死んだ同級生を巡るミステリー。

作者のデビュー作を知ることによってほかの作品がさらに楽しむことができます。

このときは大人への反抗がうかがえますが、『かがみの孤城』になるとただ反抗するだけでなく……と、この作品を読んでおくと作者の変化を楽しむこともできます。

『凍りのくじら』

章題がドラえもんの道具になっていることでお馴染みの作品。

どんな相手にも合わせてしまう、合わせられてしまう芦沢理帆子。藤子・F・不二雄の「SF(少し・不思議)」のように友達など周りの人に「少し・〇〇」とつけていきます。そして自分は「少し・不在」

さまざまなドラえもんの道具が出てくるところや「少し・〇〇」がどのように変化していくかというところにおもしろさがあります。

読み終わったあとに必ず「少し・〇〇」と周りの人や自分につけたくなってしまうと思います。

『ツナグ』

松坂桃李主演で映画化もされた吉川英治文学新人賞受賞作

死んだ人に一度だけ会うことができる話。もしあの人にもう一度だけ会えるならという叶わぬ願いを小説という形で叶えてくれます。

イチオシは、会えた友だちに、親にバレないようにBL本や同人誌を捨ててほしいと頼まれる場面。

拍子抜けしそうですが、その人間らしさが懐かしくも、そのようなことを頼むのは死んでしまったからということを思わせて一層切ないです。

『鍵のない夢を見る』

ドラマ化された直木賞受賞作

地方の「犯罪」について書かれ、地方特有の閉鎖感がいやになるほど書かれています。

普通に人が犯罪に手を染めてしまう、些細なきっけから大きく人生の歯車が狂っていく様子は圧巻です。

『盲目的な恋と友情』

おそらくもっとも人の裏側を書いた作品です。

辻村さんは『かがみの孤城』の影響もあり、優しい救いのある温かい小説のイメージが強いかもしれませんが、人の裏側もおそろしいほど書いています。まったく正反対のものなので最初は度肝をぬかれるかもしれせん。

恋と友情の2つの視点から「女」を書ききっています。

『ハケンアニメ!』

アニメ好きを公言する作者が書いたのだから間違いのない「アニメ制作仕事小説」

アニメの覇権を目指すアニメ業界をさまざまな視点から書かれています。

アニメというとオタクというレッテルを貼られてしまったり、世代によって受け入れられなかったりしますが、それらをただ反発するのではなく、相手に向き合わせてくれる小説です。

『昨日の影踏み』

こちらは怪談小説。作者の多彩さをここでも感じます。

短編集となっており、どれも日常と非日常が地続きになっていることによる怖さがあります。

赤ん坊を書いた短編はちょうど自分の子どもが生まれた時なのに、自分で書いてて怖くないのかと思ってしまいます。

『かがみの孤城』

言わずと知れた本屋大賞

不登校という言葉に当てはめず「学校に行かないと決めた」子どもたちを書いた作品。

主人公の視点を通してさまざまな人物を書ききり、子どもの反発・反抗を単に書くだけでなく、大人についても言い訳せず書いてあります。

『小説 のび太の月面探索記』

大のドラえもん好きの辻村深月さんが脚本を手がけた映画ドラえもんのノベライズ。

この小説のすごいところはたとえドラえもんを書いても文章が辻村深月であるところ。最初の1ページだけで、もうすでに辻村深月全開の文章になっています。

今まで「SF(少し・不思議)」を書いてきた作者と「ドラえもん」の相性は悪いはずありません。

『傲慢と善良』

最後に紹介するのは「婚活小説」。

婚活で知り合った婚約者が失踪し、探していく中で彼女との過去に向かい合う話。

婚活婚活をしていくなかで、知らないうちに生まれてくる傲慢さが書かれています。

婚活アプリ等が増えているこの時代を切り取った作品になっています。

まとめ

今回は全体外せない作品10選を紹介しました。

もちろん他にもいい作品はありますが、これらの作品を読めば幅広い辻村作品をおさえられますし、辻村さん好きとの会話も楽しめると思います。

また、おそらく、近いうちにデビュー15周年の企画があるかと思います。誰もが待ち望んだ『ツナグ2』も連載が終了していますし、これに合わせて発売されるのではないでしょうか。

この10選を読めば、15周年の辻村さんも楽しめるのではないかと思います。

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