主人公・井之頭五郎が仕事の合間や帰りに立ち寄るお店での食事を取り上げるグルメ漫画『孤独のグルメ』。
井之頭の独特ながらもどこか共感できる表現がとても面白いと評判だ。
今回はそんな独特の名言を10個紹介する。
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目次
おやつすぎて物足りない(井之頭五郎)
ある日、五郎が鳥取県にいるときのこと。
五郎は知人の鳥取県民に勧められたスラーメンを食べることに。
スラーメンとは、うどんのつゆにラーメンの麵を入れるというもので市役所の食堂名物らしい。
具はほとんど入っておらず超シンプルな外見であるが「俺 何の問題もないな」と五郎らしく褒める。
しかしながら彼にとってはボリュームが足りなかったようだ。
このフレーズを言っているときの五郎の表情はその表情だけでも物足りなさが伝わってくるものだ。
結局、鳥取カレーも注文してしまう五郎だが、そのカレーにも一癖
どうやらカニなどのエキスが入っているらしい。
しかし五郎は食べても食べてもそれらしきものが感じられないカレーに対し「蟹、かすりもしないぞ」「なんだかちょっぴりさびしんぼ」と五郎らしい文句を言うのであった。
文句の言い方、褒め方ひとつ取っても癖があるのがこの漫画の特徴である。
男は基本的に体ひとつでいたい(井之頭五郎)
輸入雑貨の貿易商を営んでいる五郎だが、この名言からは彼独特の生き方が感じられる。
ちなみにこのフレーズの前には「結婚同様店なんか下手に持つと守るものが増えそうで人生が重くなる」と言っているのだ。
一見孤独を感じてしまいそうだが何にも縛られず風の吹くままにというような五郎のライフスタイルは何不自由なくて楽しそうだ。
そんな井之頭だからこそ決まったとこではなく新たな店に冒険ができるのだろう。
うわ…なんだこのホウレン草(井之頭五郎)
物語を見たことがない人は文句を言っていると思うかもしれないが実は褒めている。
五郎はそんな人物なのだ。
これはある日、オーガニック食材を用いた料理を提供するレストランに入店したときのこと。
いつも通り五郎は店内のメニューや内装について心中で文句を言っていた。
五郎にとっては腹さえ満たされればオーガニックやら自然食、そんなこだわりどうでもいいのだろう。
しかしながら運ばれてきた味噌汁に対してこのフレーズを言う。
続けて「まるで道端の草を食っているようだがマズくない!決してマズくないぞ!!」という。
素直にうまいと言わないのも井之頭の特徴。
初めてのオーガニックな自然食材を何とか言葉にしたかったのだろう。
このワザとらしいメロン味!(井之頭五郎)
ある日の仕事終わり、近くの公園を散歩しているとき自販機でチェリオのメロン味を見つける。
それを一口飲んだ後に言うフレーズだが、なんだかわからなくもない。
駄菓子屋にあるコーラ味とかソーダ味とか果汁1%とかそういうことが言いたかったのだろう。
確かにチープな味わいが美味しいと感じるのは大人になってもあるものだ。
今どきの「まるで挽きたて」とかのように完璧を求める飲料とは違い、偽物感のあるこのジュースを懐かしみつつ褒めたかったのだろう。
ソースの味って男のコだよな(井之頭五郎)
新しい携帯電話を探すため秋葉原を歩いていた五郎。
小腹がすいてきて飲食店を探すことになるが、そんなときに「肉の万世」を発見。
「あそこのカツサンド美味しいだよなぁ」とこぼしつつ特性カツサンドを頼む。
この「~だよなぁ」というのもよく五郎が使うフレーズだ。
広場まで歩きベンチに座った後にそのカツサンドを見てこの名言をいう五郎。
続けて「こういうの好きだな シンプルで」と言いガッツリ来るカツのうま味を堪能するのであった。
シンプルでガッツリというのを男の子と表現する五郎らしいフレーズである。
がーんだな 出鼻をくじかれた(井之頭五郎)
仕事先の顧客にお勧めされた甘味処に行くことになった井之頭。
甘味好きである井之頭はぜひ堪能したいと考えていた。
お店に到着するとメニュー表にある煮込み雑炊に目をつけ注文するもそれは来月からのメニューなのであった。
その時にこのフレーズを言うことになる。
出鼻をくじかれただけでなく、がーんだなという表現に作者のおじさん的センスを感じてならない。
LINEスタンプにもなっているこのフレーズは、たくさんある中で特に使ってみたくなるフレーズである。
腹もペコちゃんだし(井之頭五郎)
すっかり夜中までかかってしまった仕事からいったん離れるときに言ったフレーズ。
その日の夜食はコンビニで済ませることにした五郎。
深夜テンションで買ってしまった五郎の会計は2000円を超えることに。
深夜によくありがちなコンビニで小散財をしてしまう五郎であった。
いかにもオジサンなことを言う五郎であるが、そんなフレーズが細かい所にあるからこそ、この漫画は見ていて飽きないのだろう。
こんなコバラベリーには(井之頭五郎)
下北沢をふらついていた五郎が古風なピザ屋を見つけた時に言ったフレーズ。
そのお店ではピザにお好みの具材を選べる。
LサイズかMサイズで迷っていた五郎だが、そのことに少し興奮した結果、結局Lサイズにすることに。
五郎は他の話の中でも炭水化物を2つ頼んでしまったりと、かなりの大食漢であるため本人は小腹と言いながらもこれくらい食べれてしまうのだ。
一度聞いてしまったら小腹がすいたときに使いたくなってしまうこと間違いなし。
うーん……ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった(井之頭五郎)
いつものように腹ペコの状態で店を見つける五郎。
店内で豚汁とライスを持ち帰りにしている客を見て「持ち帰り!そういうのもあるのか」というフレーズを言うが、こちらもLINEスタンプになっている。
そうこうしている間に注文していたものが運ばれてくるのだが、それを見てこのフレーズをいう。
どうやら食材がかぶるのは五郎にとってはよくないことらしい。
自分の信念を忘れるくらいお腹がすいた状態で注文をしていたというのがわかる。
欲望のままに注文した自分を悔やむ一言であった。
うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ(井之頭五郎)
いつものように店を探す五郎はその日は焼肉を食すことに。
「いかにもって肉だ」などのその店の肉を五郎風に褒めつつ勢いがついた井之頭はチャプチェやお替りのライスまで注文することに。
そんなときにこのフレーズをいう。
肉やチャプチェ、米でエネルギーが満ち溢れてくる様子がこのフレーズでとてもよく分かる。
まとめ
『孤独のグルメ』の名言集いかがだっただろうか。
自分の感情をユーモアに表現していて、思わず使いたくなってしまうフレーズが多々あったと思う。
漫画、ドラマどちらも人気なのでぜひご覧あれ。
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