人気自転車漫画『弱虫ペダル』。
この記事では作中を盛り上げる名言たちを紹介する。
キャラクターの人間性や名シーンを思い出させる名言たち。
自転車競技をとおしてロードレースに青春を捧げる高校生の熱い戦いから目が離せない!
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目次
- 体育がダメなボクでも…速くなれますか!? かけっこ遅くてもボクは自転車に乗れますか…!?(小野田坂道)
- ええか小野田くん 全力いうのはな 汗も血も最後の一滴まで絞り切ることや(鳴子章吉)
- 自己流で…でいけ。おまえにはおまえのスタイルあるっショ、それを貫きゃいいっショ、オレはそれを貫いた(巻島裕介)
- 小野田よ 特異なモンが一つだけあってそいつにフタをされたら そんな時どうする 待つ?逃げる?それとも落ち込む?迂回する?突破するっきゃないっショ(巻島裕介)
- 今年もガンバリなサイ 彼からのあずかりものデス…これはあなたへと ジャージデス!!(ミスターピエール)
- おまえが倒れたらオレが支える だがもし他のヤツが倒れたら おまえが支えろ(金城真護)
- 今までになくいい調子だ 巻…ちゃん…オレは…たった今絶好調になった(東堂尽八、巻島裕介)
- キモッ……石垣くん……キモすぎやわ……(御堂筋翔)
- そ……かボクは……1着じゃ……なかったんですね(杉元照文)
- たった1回凡人が凡人の脚で 天才だしぬくなんてキセキがさ 1回くらいあったっていいだろう!!(手嶋純太)
- まとめ
体育がダメなボクでも…速くなれますか!?
かけっこ遅くてもボクは自転車に乗れますか…!?(小野田坂道)
12話。
今泉とアニメ研究会発足を賭けて挑んだ裏門レースに敗れてしまった坂道。
いつものように千葉から秋葉原までママチャリで出かけていると、鳴子章吉と出会う。
初めての秋葉原に興奮していた。都会のせわしなさを感じつつ、目的の買い物をする為に坂道に声をかける。
友達がいない坂道は戸惑いながらも鳴子を案内するのであった。
そんな最中、マナーの悪い車を鳴子と追いかける展開に…。
ロードバイクの鳴子がママチャリの坂道と同じ速度で走れるわけがないと考えていた時に、坂道のママチャリに細工がされている事に気づく。
坂道のママチャリにはロードバイク用のギアが取り付けられており、『いざとなったら使って』と言われていた。
鳴子にギアの切り替えを教わり、一気に加速する坂道。
普段とは比べ物にならないスピードを出すママチャリに坂道はただ疾走感を感じるのであった。
後にインターハイに出場し、活躍する作中の主人公が初めてロードレースの魅力にふれたシーンである。
ええか小野田くん 全力いうのはな 汗も血も最後の一滴まで絞り切ることや(鳴子章吉)
32話。
インターハイ選抜メンバーを決める1年生レースの佳境のなか、上り坂が苦手な鳴子は先頭集団から離脱。
鳴子と今泉と一緒にレースで走ることを目的としていた坂道は鳴子がズルズルと脱落していくことに困惑気味。
一時はペースダウンした鳴子にあわせるも、これはレースだと鳴子に一喝され先頭を追う為に加速をする。
ロードバイク初心者であった坂道は鳴子に上り坂のスプリントの仕方を教わり今泉に肉薄するのであった。
ゴール手前で加速し、スプリント態勢に入る今泉に対して、坂道も負けずと鳴子直伝のダンシング(立ちこぎ姿勢)で対抗。
ロードバイク経験者の今泉に坂道がはじめて勝利した瞬間でもある。
自己流で…でいけ。おまえにはおまえのスタイルあるっショ、それを貫きゃいいっショ、オレはそれを貫いた(巻島裕介)
自己流で…でいけ。おまえにはおまえのスタイルあるっショ、それを貫きゃいいっショ、オレはそれを貫いた。~だったらそいつを磨けっショ、貫けっショ。
だってよ自己流で一番早かったら、それサイコーにカッコいいっショ
37話。
インターハイに向けて、上級生と1年生でペアを組み開始された個人練習。
上り坂を得意とする坂道は同じクライマーの3年生、巻島裕介とペアを組む。
口下手なふたりはなかなか話が盛り上がらない中、自転車でしかコミュニケーションが取れないと感じた巻島は、自身の変則的なフォームについて坂道に説明をする。
巻島のフォームはロードレースの常識からかけ離れており、完全な自己流であった。
周りからはフォームを矯正するように幾度も説得をされたが、それでも巻島は自身のスタイルを曲げる事はなかったのである。
長い手足を駆使した独特なフォームは蜘蛛に例えられ、ついた呼び名は頂上の蜘蛛(ピークスパイダー)。
坂道にとって目標であり続けた頼れる先輩、巻島の坂道を導く名言である。
小野田よ 特異なモンが一つだけあってそいつにフタをされたら そんな時どうする
待つ?逃げる?それとも落ち込む?迂回する?突破するっきゃないっショ(巻島裕介)
41話。
インターハイに向けた準備合宿。
そこで待っていたのは4日間で1,000キロを走破しなくてはインターハイメンバーに選抜されないという過酷な内容であった。
小野田を始めとする1年生メンバーはそれぞれロードレース中の得意な武器を封じられながら1,000キロ合宿に挑戦するように主将・金城から言い渡される。
坂道は得意の登りを封じられ、通常よりも重たいホイールで周回を重ねていた。
思うようにペースが上がらず焦る中、3年生・巻島裕介から掛けられる名言。
ロードレースを始める前はアニメに関する事以外には消極的で内気な性格だった坂道を奮い立たせる言葉であった。
今年もガンバリなサイ 彼からのあずかりものデス…これはあなたへと ジャージデス!!(ミスターピエール)
63話。
見事1,000キロ合宿を走破した坂道たちは学校生活に戻る。
坂道は主将の金城から現状では圧倒的に実力不足だと指摘されてしまう。
インターハイの出場メンバーに選ばれない事を悟り落胆する坂道。
補習を受けているとそこには総北高校自転車競技部監督のピエール先生が。
坂道の意外性と不確定要素に期待を込め、総北高校のジャージを渡すのであった。
普段はおおらかで穏やかな印象がある英語教師でもあるピエール先生だが、自転車競技のこととなると目の色が変わり、含蓄のある言葉を放つ名将の風格を醸し出す。
おまえが倒れたらオレが支える だがもし他のヤツが倒れたら おまえが支えろ(金城真護)
おまえが倒れたらオレが支える だがもし他のヤツが倒れたら おまえが支えろ
オレたちが辛そうになったらおまえが全力で助けろ それがチーム総北 オレたちの走りだ
64話。
レギュラーメンバーのジャージを纏い、合同練習に参加する坂道。
チームジャージの責任の重さを感じ、普段通りの調子が出ず悩む坂道に主将・金城がかけた言葉。
レースにおいて勝者はひとりでも、それを全員で支える総北高校のチームカラーを表現している。
作中でも幾度となくチームメイトが仲間のピンチに駆けつけるシーンがあり、他校に比べるとイレギュラーやトラブルの数も圧倒的に多い。
個人競技でありながらチームワークの大切さの真理を説いている。
今までになくいい調子だ
巻…ちゃん…オレは…たった今絶好調になった(東堂尽八、巻島裕介)
97話。
様々な大会で互角の戦績を残してきた箱根学園 東堂尽八と総北高校 巻島裕介。
上り坂を得意とするクライマーの栄えある栄誉・山岳賞をかけてインターハイで決着をする約束をしていた。
総北高校は集団落車の影響もあり、チームメイトを欠いていたため、巻島は東堂との勝負を諦めるしかなかった。
坂でチームを牽引するクライマーが不在のため、煽られても踏みとどまる巻島。
自身の約束よりもチームを優勝させることを選ぶのであった。
だが戦線を離れていた総北高校クライマー小野田坂道が驚異の100人抜きでチームに合流。
巻島は3分遅れを跳ね返し東堂を猛追し追いついた時に放つセリフ。
インターハイ初日因縁のライバル対決の火ぶたが切って落とされるのであった。
キモッ……石垣くん……キモすぎやわ……(御堂筋翔)
インターハイ3日目、総合優勝がかかったゴール前で総北高校今泉との因縁の対決を行う京都伏見の御堂筋彰。
彼は勝利に必要なもの以外はかなぐり捨て一心不乱に奔走する。
京都伏見高校はチームメイトで支えあうチーム総北とは全くの異色を放つチームであった。
完全実力主義である御堂筋は入部当初から当時エースだった主将の石垣をレースで屈服させ、部活にある年功序列を完全に排除する。
自身が優勝するためにはチームメイトでさえ使い捨てする御堂筋の考え方を理解しつつも、元エースの石垣が燃え尽きるまで引き続ける。
優勝の夢を御堂筋に託し、リタイアする石垣をみて御堂筋の脳裏にチームワークという言葉がよぎるのであった。
今泉との激闘を終え力尽きリタイアする瞬間、最後に浮かんだのは石垣の顔であった。
そ……かボクは……1着じゃ……なかったんですね(杉元照文)
273話。
インターハイを制し、2年生に進級した坂道。
3年生が卒業し空虚感をおぼえながらも、後輩がぞくぞくと入部し盛り上がる総北高校自転車競技部。
インターハイ連覇を目標に掲げ、新たに手嶋純太をキャプテンとして再始動する。
毎年恒例の新1年生ウェルカムレースが行われようとしていた。
社会人チームで経験を積んでいた鏑木一差(かぶらぎ いっさ)と段竹竜包(だんちく りゅうほう)は、部長の手嶋に対して、二人がウェルカムレースで1・2着を独占した場合は無条件でインターハイメンバーに選出するように進言する。
手嶋は了解するなか、本来2年生の杉元もレースに参加を希望するのであった。
杉元もまた先のインターハイの熱にあてられた一人であり、1着を取り6人目のインターハイメンバーに名を連ねる為に奔走するのであった。
下馬評を覆し接戦の末レースは決着する。
全力を出し切った杉元はゴール後、勝者が誰だかわからないくらい燃え尽きていたのであった。
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