【2021年版】ミステリー漫画おすすめ厳選30作品【丁々発止の心理戦】

ミステリー漫画30選サムネイル

「サイコ系」ミステリー漫画2選

ミステリー漫画の中には、どうしようもなく壊れてしまっている人物が登場することもある。絶対関わりたくないサイコな人物が登場するミステリー漫画2本を紹介する。

『夏目アラタの結婚』

シリアルキラーと獄中結婚

あらすじ

乃木坂太郎による漫画。

ヤンキー上がりのチンピラだが正義感の強さは人一倍な児童相談所職員・夏目アラタと、シリアルキラーの死刑囚・品川真珠の出会いから始まるサスペンス。

読みどころポイント

児相の職員とシリアルキラー、どう転がるかわからない上にどう転んでも面白いこの組み合わせを思い付いた時点で完全勝利。

歯並びガタガタのボクっ娘ヒロイン・真珠の、沼のように危険な魅力にはきっとハマるはず。

ブラフと本音を交え二転三転する展開や心理の読み合いはリーダビリティーが高く、読者をぐいぐい引っ張ってくれる。

『聖女の揺籃、毒女の柩』

鬼子母神が支配する、恐怖の孤児院

あらすじ

夏海ケイによる漫画。

酒乱の父を亡くし島の孤児院に引き取られた兄弟。

そこは柘榴が実る楽園に思われたが、聖女として崇められる美しき院長の本性を知ってしまい……。

読みどころポイント

皆をいい子にする為なら手段を選ばないシスターの歪みきった精神構造と、動物の名前にちなんだエグすぎる体罰(というか拷問)の数々に戦慄。

エログロ方面でショッキングな描写が多いので読む人を選ぶかもしれないが、脱出劇としても楽しめる。

サイコパスVSサイコパス、下剋上からの対決展開は熱かった。

「タイムリープ」ミステリー漫画2選

あの時、こうしていたら事件は起こらなかったのに…。

ミステリーではそんな後悔がつきもの。

しかし、もし「あの時」に戻ることができたら?漫画の世界では、そんなタイムリープも可能なのだ。

時間遡行によって犯人と戦う主人公たちを描いたタイムリープミステリー漫画を2本紹介する。

『僕だけがいない街』

繰り返される時間の中で、殺人犯と対決せよ

あらすじ

漫画家の藤沼悟には、「再上映(リバイバル)」と呼ばれる時間遡行能力があった。

これは身近で起こる事件や事故などをトリガーに発動し、それらを未然に防ぐことができる能力だ。

そんな悟には、小学生の時発生した連続誘拐殺人事件を防げなかった、という苦い記憶があった。

ある日、悟の母は連続誘拐殺人事件の犯人に遭遇、事件の真相に気が付く。

ところが彼女はそれを察知した犯人に殺され、悟は母殺しの容疑者として警察に追われる身に。

絶体絶命の状況で「再上映」が発動。気が付いたときには、悟は小学生のあの時代に戻っていた。

読みどころポイント

タイムリープ漫画の主人公は孤独になりがちだが、悟にはケンヤなどの同級生、我が子を一貫して信じてくれている母などの人間関係に支えられている。

仲間と力を合わせ、冷酷な殺人犯と対決していくストーリーは、非常に完成度が高い。

人間関係から一歩引いていた主人公が、徐々に周りの人々を信頼し、ヒーローになっていく姿はとても熱く感じられるだろう。

『テセウスの船』

未来の息子は過去の父を救えるか?

あらすじ

北海道の小学校で児童16人を含む21人が青酸カリで毒殺された。

逮捕されたのは、村の警察官・佐藤文吾だった。

28年間、文吾の息子として世間から冷たい扱いを受けてきた田村心。

妻は心の娘を出産する際に死亡してしまうが、義両親からは「殺人犯の息子に孫を渡せない」と言われショックを受ける。

心は娘のため、父の無罪を証明しようと動き出す。

事件現場であった村に向かった心は、気が付くと28年前にタイムスリップしていた。

父、文吾とともに事件を未然に防ごうとする心の挑戦が始まった。

読みどころポイント

殺人犯の家族という重いテーマの中で、過去と未来の親子関係が光る。

身元も分からない心に接する過去の家族達の姿が温かいので、陰惨な事件の中にも救いを感じる作品となっている。

何度もタイムスリップを繰り返すうち微妙にずれていく世界、そしてラストが『テセウスの船』というタイトルをよく表している。

「変人探偵が活躍する」ミステリー漫画4選

ずば抜けて頭が切れる探偵には、風変わりな人物が多い。

偏屈、奇抜など、一般の人間社会からは浮いて見える彼らだが、一方で洞察力、推理力も規格外なのだ。

そんな変人探偵の個性的な活躍が拝めるミステリー漫画4選を紹介する。

『ミステリと言う勿れ』

謎と気づきのミステリー

あらすじ

もじゃもじゃ頭の大学生・久能整(くのう ととのう)は、ある日身に覚えのない殺人事件で警察に連行される。

被疑者の立場にもかかわらず、淡々とした態度で対応する彼は、徐々に警察官たちのプライベートな問題を解決していく。

やがて、明らかになる真犯人とは…。

言葉の力で事件を解決していく、新感覚ミステリー。

読みどころポイント

久能整は、大変な変人。こだわりが強く、自分の思いをどんどん口にしてしゃべるため、人を怒らせることもある。

しかし、そうして紡いだ言葉の数々がいつのまにか犯人を暴き出すのだから面白い。

整の言葉は、現代に生きる私たちへの警告でもあり、癒しでもある。

カウンセリングを受けているような気持ちにもなる、新しいミステリーだ。

『インハンド』

寄生虫学者の奇妙な事件簿

あらすじ

右腕が義手の寄生虫学者・紐倉哲(ひもくら てつ)が、助手を務める医者の高家とともに医療がらみの事件を解決していくサイエンスミステリー。

ある日、都内で奇病が広がり始める。

そしてこの病の症状は、地上から絶滅したはずの天然痘に酷似していた。

官僚の牧野から調査を依頼された紐倉は、病気が自然発生したものではなく、人為的な物であることを探り出す。

犯人の最有力候補は、今回の病気の原因となったオルフウイルスについての論文を書いた永井であったが…。

読みどころポイント

通常のミステリー漫画とは一風変わった作風が楽しめる医療系、科学系推理物だ。

マラソン選手のドーピングを扱った「キマイラの血」編など、考えさせられる話もある。

一話一話はそこまで長くないが、手ごたえのあるミステリーを楽しめるだろう。

ちょっと専門的な話も分かりやすく解説されているので、理系の話が苦手という人でも安心して読めるだろう。

『美食探偵 明智五郎』

グルメとミステリーの絶妙なコントラスト

あらすじ

明智五郎はハンサムな容貌に優雅な物腰で、レストランの女性スタッフを引き付ける美食家。

そんな彼の職業は、私立探偵だ。

「江戸川探偵事務所」と銘打った小さな事務所を表参道に構えている。

食に絡む事件に首を突っ込み、警察より先に早々と解決していく明智。

彼の助手(?)の小林苺とともに、今日もおいしい料理と事件を追う。

読みどころポイント

老舗百貨店の血筋を引く名家の御曹司・明智五郎のふるまいは、ちょっと時代錯誤な「貴族」といった様子である。

対して、五郎の事務所の向かいで弁当屋を営んでいるだけなのにいつのまにか助手として使われている苺は、今どきの女の子。

スマホをバシバシ使いこなし、率直にものを言う。

二人の「お互いを振り回す」関係性はなかなか面白い。

『薬屋のひとりごと』

毒舌薬師が一刀両断、宮廷ミステリー

あらすじ

日向夏原作、倉田三ノ路による漫画。

花街の薬師・猫猫が薬草摘みの最中に誘拐され、権謀術数渦巻く後宮の下働きにされたことから様々な事件に関わっていく。

読みどころポイント

無類の毒物薬物マニアであり、新薬の効能はまず自分の身体で試さないと気が済まない猫猫のキャラクターが痛快。

媚びず甘えず諂わず、女性読者の支持も厚い自立したヒロインだ。

ぶっきらぼうで男勝りながら筋が通らない事は大嫌い、相手が目上格上だろうと気持ちいい啖呵を切り、宮廷にはびこる塵芥を一掃していく働きぶりには拍手喝采したくなる。

猫猫を溺愛する美形宦官・壬氏との、じれったい恋模様にもドキドキ。

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