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国内ミステリー小説おすすめ15選【新本格の台頭からゼロ年代作家の出現まで】

岡嶋二人『クラインの壺』

新しい技術や知識が世に出たら、それをすぐに作品へ取り入れようとするのはミステリーというジャンルの特徴だろう。

ここで紹介する『クラインの壺』は仮想現実を題材にした作品だ。

1989年に出版された本作は、謎につつまれた研究所で主人公の青年・上杉(うえすぎ)がヴァーチャルリアリティ・システムの製作の手伝いに関わるというところから始まる。

何度かテストをしているとき、仮想現実にいる上杉に「これ以上、進んではならない。戻れ」と諭す声が聞こえてくる。

そんな声に疑心暗鬼になりつつもテストを続ける上杉のもとへ、ある電話がかかってきたことから彼の日々が徐々に変化していく。

ヴァーチャルリアリティというフィクションによって現実や上杉自身が変化していってしまう様子は「ポスト・トゥルース」という言葉が流行してしまっている今だからこそ、妙なリアリティをもって読者を物語に引き込むだろう。

『クラインの壺』の基本情報
出版社 新潮社
出版日 1993/01/28
ジャンル ミステリー
ページ数 416ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

西澤保彦『七回死んだ男』

一口に「ミステリー」といっても様々な種類がある。

そのなかには、テレパシーやテレポーテーションのようにSFの要素が入っているミステリーもある。

本作はタイムスリップというSF的な設定のあるミステリーだ。

タイトルからわかるように、本作では同じ人物が何度も殺されてしまう。

その殺人を防ぐために主人公が奔走するストーリーとなっている。

これだけの紹介では、世に多くある物語と変わらないが、本作はあくまでミステリーであることを忘れてはいけない。

読者の期待をよい意味で裏切ることは間違いないだろう。

『七回死んだ男』の基本情報
出版社 講談社
出版日 2017/09/13
ジャンル SF、ミステリー
ページ数 400ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

貫井徳郎『慟哭』

ミステリーといわれている作品の多くは物語のなかで人が死ぬ。

その数だけ、動機がある。

動機は人に宿る苦悩の形ともいえる。

だから動機には時代の価値観が映し出される。

貫井徳郎『慟哭』は1993年に書かれた。

90年代といえば、日本のなかで様々な価値観が大きく揺さぶられた時期だろう。

震災や理解しがたい殺人事件が起きた年代だからだ。

幼女連続誘拐事件に端を発するこの物語は、家族のあり方や怪しげな宗教の生態など、時代の混乱が洗練された状態で組み込まれている。

そこからみえるのは、時代や価値観の変化にもがき、苦しむ、人間の悲痛な叫びだ。

その叫びは本作をつうじ、現代を生きる読者にも未だに生々しさを残しながら迫ってくる。

『慟哭』の基本情報
出版社 東京創元社
出版日 1999/03/17
ジャンル ミステリー
ページ数 418ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

森博嗣『すべてがFになる』

アニメ化、ドラマ化も果たした本作はミステリー作家・森博嗣のデビュー作だ。

ゼミ旅行で孤島を訪れていた大学教授・犀川創平(さいかわ そうへい)と女子大生の西之園萌絵(にしのその もえ)。

孤島にある研究所を偶然訪れることになった彼らは、研究所で生活をしていた天才プログラマー・真賀田四季(まがた しき)の死体を目にする。

しかし事件が起きたのは15年間、ほぼ誰も出入りしていない密室。

その謎に犀川、西之園が挑む。

魅力的なキャラクターと会話、そして事件に仕組まれた繊細にして大胆なトリックは、圧巻の一言だ。

今でも多くの人を惹きつけている森博嗣のミステリー作品。

その原点である本作を読めば、多くの人が魅了される理由がきっとわかるはずだ。

『すべてがFになる』の基本情報
出版社 講談社
出版日 1998/12/11
ジャンル ミステリー
受賞 第1回メフィスト賞受賞
ページ数 524ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

京極夏彦『姑獲鳥の夏』

多くのミステリー作家を輩出しているメフィスト賞の第0回受賞作品。

幻想的な雰囲気が漂う本作は、発生する謎も魅惑的だ。

20カ月もの間、子どもを身ごもる女、密室から姿を消した男という謎を文士・関口(せきぐち)や探偵・榎津(えのきづ)、古書店京極堂の店主・中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ あきひこ)たちが解明していく。

文庫版では約600ページもある本作だが、作者・京極夏彦の独特な文体は、読み手を飽きさせることはない。

なによりも、幻想と現実、怪奇と科学の絶妙なバランスで織りなされる本作は日本のミステリーシーンに新たな風を巻き起こした記念碑的傑作だ。

ミステリー好きなら必読の1冊である。

『姑獲鳥の夏』あらすじと感想【京極夏彦、衝撃のデビュー作】『姑獲鳥の夏』あらすじと感想【京極夏彦、衝撃のデビュー作】
『姑獲鳥の夏』の基本情報
出版社 講談社
出版日 1998/09/14
ジャンル ミステリー
シリーズ 百鬼夜行シリーズ既刊9巻+番外編
受賞 第0回メフィスト賞受賞
ページ数 630ページ
発行形態 単行本、文庫、電子書籍

西尾維新『クビシメロマンチスト』

いわずと知れたヒットメーカー・西尾維新の『戯言シリーズ』のなかで本作は2作目という位置づけになる。

西尾維新の特徴である独特なせりふ回しや個性的なキャラクター造形は本作でも際立っている。

物語の舞台は主人公の「ぼく」が通っている私立鹿鳴館大学がある京都。

ある日「ぼく」はクラスメイトの葵井巫女子(あおいい みここ)から葵井の友人である江本智恵(えもと ともえ)の誕生日会に誘われる。

しかし、そんなささやかなことから「ぼく」の日常は大きく崩れ去っていく。

連続殺人鬼・零崎人識の登場や「ぼく」の周りで起きる殺人事件による怒涛の展開は、読者に休む暇を与えない。

平穏だと思っていた日常が、狂気と殺意にまみれたものへと反転する様子を描き切った本作はミステリーとして傑作である。

『クビシメロマンチス』の基本情報
出版社 講談社
出版日 2008/06/13
ジャンル ミステリー
シリーズ 戯言シリーズ全9巻
ページ数 578ページ
発行形態 文庫、電子書籍

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