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川上弘美おすすめ小説ランキング8選【読書好き10人に聞いた!】

川上弘美おすすめ小説ランキング【読書好き10人に聞いた!】

センセイとツキコさんの大人の恋を描いた『センセイの鞄』でお馴染みの芥川賞作家・川上弘美。

日々のストレスを忘れさせてくれるような静かで落ち着いた文章が特徴的。読んでいると、ゆったりと時間が流れていくように感じるのも魅力の1つです。

今回は読書好きの方10名に、Twitter上で川上弘美おすすめの1冊を選んでいただきました。その結果をランキング形式でご紹介します。

1位『センセイの鞄』


#第37回谷崎潤一郎賞受賞 #映画化

kasumi-sou

川上さんの本で初めて読んだ作品。

センセイと月子さんの会話がとても愛おしいです。このコメントを書いていたら、もう一度読みたくなりました。

acha

2人の距離感がすき。

ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣りあったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。

2位『神様』


#第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞 #第9回紫式部文学賞受賞

ラマンボ

ふしぎな生き物たちとの出会いや別れを描いた、あたたかくて切ない物語。

「草上の昼食」が1番好きでした。ファンタジーだけど、リアリティがあるというか。私の知らないところにはこんな世界が広がっているのかもしれないなぁ、なんて考えちゃうところが魅力的です。

bookstOshieee

ちょっと不思議な話の短編集。普通ならばありえない【生き物】たちとのやりとり。

1番のお気に入りは、表題にもなっている「神様」。わたしとくまの交流は、尊い恋愛小説のようでした。気づけば心がやわらかくなっていた。きっと何度も読み返すと思う。

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとのふれあいと別れ。心がぽかぽかとあたたまり、なぜだか少し泣けてくる、うららでせつない九つの物語。デビュー作「神様」収録。

3位『古道具 中野商店』


MOO

古道具屋さんが舞台だからか、時間がゆっくり流れている感じがすき。

人は変わっていくし、いつまでも居心地の良い場所にはいられないけれど、この本を読み返すたびに懐かしい場所に戻ったような気持ちになれます。

東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち…。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。

4位『天頂より少し下って』


とも雪

読み始めたときは、「なんだこれ」と思ったけど読み進めていくと病みつきになる作品。

綺麗でやわらかくて、不思議な感じがします。会話の雰囲気とテンポの良さが好きです。

“ふたたび恋を始めたのは、三十代の半ばころからだったか。その夏はじめてのプールにつかるときの感じだったな、あれは、と真琴は思う。まだ濡れていない体と水着でもってプールの中へ入ってゆくときの、気持ち悪いような、でも思い切って水に入ればすぐにやってくる解放感、久しぶりに男の人のくちびるを自分のくちびるに感じたときの、違和感と安心感が混じりあった感覚は、それにそっくりだった。

5位『おめでとう』


カズノ

個人的に好きなのはこの本なんですけどね。これという特徴がないので、どう紹介してよいか分かりません。

特別「これこそ弘美さん!」なわけでもないです。とるに足らないこと/アイデアが散漫にずるずる続いているのが心地よい短編集。

いつも束の間の逢瀬しかできない2人。年末の一日、初めて過ごした2人だけの長い時間。鍋を準備して、「おかえり」「ただいま」と言い合って(「冬一日」)。ショウコさんと旅に出る。電話の最中に「なんかやんなっちゃった」と声が揃ってしまったのだ(「春の虫」)。いつか別れる私たちのこの一瞬をいとおしむ短篇集。

6位『光ってみえるもの、あれは』


カズノ

男児を育てたご経験ゆえか、川上弘美は男の子を描くのがとても上手い。

対象化されてる相手のことならいくらでも書けちゃうってことか、よく分かりませんが。対象化しきれない相手が題材の『蛇を踏む』『真鶴』系に対置すべきはこの小説。

ああ、やっぱり僕は早く大人になりたい―友がいて、恋人がいて、ちょっぴり規格はずれの「家族が」いて。いつだって「ふつう」なのに、なんだか不自由。生きることへの小さな違和感を抱えた、江戸翠、十六歳の夏。みずみずしい青春の物語。

7位『これでよろしくて?』


カズノ

自己解題=本人による「川上弘美はこんな作家」。川上弘美入門書でもあり、テーマ・まとまり・技術レベルから代表作とも呼べます。

自己解題できない部分を含め、パーフェクトに「弘美さん!」な作品ですらあるので、まずはこれかと。

些細なことでもよくってよ。日々の「?」をまな板に載せ老若女女が語らえば―女たちの不思議な集まりに参加することになった主婦菜月は、奇天烈な会合に面くらう一方、日常をゆさぶる出来事に次々見舞われて…。幾多の難儀を乗り越えて、菜月は平穏を取り戻せるのか!?夫婦、嫁姑、親子、同僚。人とのかかわりに、ふと戸惑いを覚えてしまう貴女に好適。コミカルなのに奥深い、川上弘美的ガールズトーク小説。

8位『ニシノユキヒコの恋と冒険』

ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ…。姿よしセックスよし。女には一も二もなく優しく、懲りることを知らない。だけど最後には必ず去られてしまう。とめどないこの世に真実の愛を探してさまよった、男一匹ニシノユキヒコの恋とかなしみの道行きを、交情あった十人の女が思い語る。はてしなくしょうもないニシノの生きようが、切なく胸にせまる、傑作連作集。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。

自分の大好きな1冊、懐かしい1冊、再読してみたくなった1冊、気になってはいたが読めていない1冊などはランクインしていましたか?

この記事が新たな作品との出会いのきっかけになればと願っております。

他にもたくさんの作家さんのまとめ記事があるので、ぜひ覗いてみてください!

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