ニートのおじさんとの付き合い方は悩ましい。
家でゴロゴロゲーム三昧、生活費も入れない三十路無職のおっさんが身内にいたら、腫物扱いで無視するか叩き出すか、どちらにしろ友好的な関係は築けないのではないか。
が、希望を捨ててはいけない。
ダメおじさんと友達になる方法はきっとある。
今回は、殆ど死んでいるによる漫画『異世界おじさん』から、ニートな身内との肩肘張らない付き合い方を学んでいきたい。
思い出話を聞いてあげよう
主人公たかふみには17年の昏睡から目覚めたおじさんがいる。
入院中おじさんの意識は異世界にトリップし、そこで大活躍していた。
たかふみは、しばしばおじさんの体験談を聞いてやり、「それでそれで」「この先どうなるの!?」と続きを促す。
おじさんは思い出話が大好きだ。
興味を持って聞いてくれる人がいたら、ますます舌が滑らかに回る。
おじさんだって何も生まれてこのかたずっとニートだったわけじゃない。
学生時代は甘酸っぱい恋をしていたかもしれないし、友達と笑える馬鹿をやらかしたかもしれない。
そんなふうにポジティブなエピソードが一切存在せずとも、
「学生時代かあ。友達いなくてさ、ずっといじめられてたんだよ……」
「俺とおんなじだね!」
「えっマジ!?」
と意気投合する可能性はじゅうぶんある。
おじさんだって伊達に長く生きてない。
あなたがこれから通る道を既に歩んできたなら何かしら知恵を貰えるかもしれない。
ネガティブだろうとポジティブだろうと、積極的に共感していく姿勢から連帯感が芽生えるのだ。
ゲームに付き合ってあげよう
おじさんはSEGAのゲームが大好きだ。愛機はもちろんセガサターン。
今では殆どのソフトが入手困難の憂き目を見ているが、SEGAに青春をかけたおじさんは諦めず倍額で落札し、amazonから段ボールが届くやテンションを上げ、たかふみを巻き込んでプレイする。
ゲームはオタクの共通言語、コミュ障のコミュニケーションツール。
同じゲームで楽しく遊べば一気に距離が縮まり、ダメおじさんにも親しみがわく。
おじさんが凄い技や裏設定を授けてくれれば見直したくなるし、逆に自分が教えてあげれば、「コイツやるな……」と一目置かれるかもしれない。
やりたい事に協力してあげよう
おじさんはYouTuberとしてデビューする。
その際はたかふみのサポートを得た。
これが大当たりし、動画の再生回数はうなぎのぼり。
ニートのおじさんが何かに意欲を見せたら、できる範囲で後押ししてあげてはどうだろうか。
嫌な相手に頭を下げずとも食べてこれたせいか、三十路すぎてニートの男性は往々にして自意識やプライドが肥大しており、人に助力を乞うのが下手な傾向にある。
そんなおじさんが他でもない自分を頼ってきたのだから、一肌脱ぐのが人情だ。
上手く成功すれば自立の第一歩になるし、そうなればあなたは恩人として末永く感謝される。
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