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イケメン×クズ男=沼落ち? 小説『劇場』主人公から“沼落ちの方程式”を読み解く

今年7月に映画化され、大きな話題を呼んだ小説『劇場』(新潮社)。ネット上では「主人公がクズすぎる」ともっぱらの評判のようですが、本稿ではとにかく“クズ男の魅力”をアツく語っていきます!

『劇場』といえば、言わずと知れた又吉直樹原作の小説。

じつは芥川賞を受賞した処女作『火花』(文藝春秋)より先に、『劇場』を書き始めていたそうです。

しかし今回特筆したいのは、“又吉凄い!”という話ではなく同作の主人公・永田。

彼は中学以来の友人と劇団「おろか」を旗揚げするものの、常に客足は重く、その前衛的な作風は毎回酷評の嵐でした。

巷では“変なことをして動員が減ること=おろかってる”と揶揄され、しまいには劇団員たちからも見放されてしまいます。

正直ここまでは、そこまでクズではない永田。月5万円の家賃もきちんと払ってるし、むしろ否定ばかりされる永田に同情すら感じます。

ところが女子大学生の沙希に出会ってからというもの、永田のヒモクズ男スイッチが発動!

気づけば沙希の家に転がり込み、タダ飯を食らい、せっかく貰ってきた原付を壊し、弁償もせず…。

しまいには沙希から「光熱費だけでも払ってほしい」と言われても、「人の家の光熱費を払う理由がわからない」と返す始末。

いやいや、居候のくせに何様だよ。

まさに救いようのないヒモクズ男!!!

でも私はこの手の男性… 意外と嫌いじゃない(笑)。

なぜなら「私がいなきゃこの人は生きていけない」「こんなどうしようもない人を養ってあげたい」と思える男ほど、母性本能が疼いて可愛く感じませんか?

例を挙げれば、『ドラえもん』のしずかちゃん。

将来有望そうな出木杉君ではなく、最終的にダメダメなのび太を選びますよね?

個人的見解を述べると、しずかちゃんも“のび太さんには私がついていなくちゃ…”と母性本能が働いていると分析します。

のび太でも落ちる人は落ちるのに、実写映画の永田は今をときめく山﨑賢人ですよ? 映画の予告編を観た時から、もうすでに私の中では「永田=山﨑賢人」。

そして今回初めて小説『劇場』に目を通したわけですが、やはりここでも永田=山﨑賢人。永田が自ずと山﨑賢人に脳内変化されていくのです。

そもそもイケメン×クズ男は混ぜたら危険。

何もできないクズ男というだけでも母性が反応するのに、顔面偏差値まで高かったらハマらないわけがありません。

たとえば漫画『凪のお暇』(秋田書店)より、中村倫也が演じたメンヘラ製造機・安良城ゴン、通称ゴンさんだってよく考えたらとんでもないクズ男。

でも世の多くの女性たちは、ゴンさんに沼落ちしましたよね?

つまりイケメン×クズ男は強しということ。

残念ながら、女性はイケメンクズ男の沼にハマりやすい生き物なのです…。

『劇場』を読んでも永田にハマらなかった人は、山﨑賢人に変換してもう1度読んでみてください。

そして自分を沙希に置きかえて、山﨑賢人を養う妄想を膨らませてみて。

きっとクズ男の沼にハマるはず。

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