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重松清おすすめ小説5選!【学生時代の青春を思い出されるような、甘酸っぱく、心温まる物語たち】

 

こんにちは!ReaJoyライターのあーこです。

今回は、重松清のおすすめ小説5選!重松さんは、私が1番好きな作家さんなので、自信をもって紹介します。

重松さんは、現代の家族を描くことをテーマとし、数々の作品を生み出しています。

日常を切り取ったような作品が多く、細かな心理描写が魅力です。作品としては、学生時代の話が多く、日々の悩みや不安や嫉妬といった心理が丁寧に描かれています。学生時代の青春を思い出されるような、甘酸っぱく、心温まる物語に、どんどん引き込まれていきます。

読み終わると、自分を取り巻く家族や友だちに、優しい気持ちになれることでしょう。

では、あらすじと書評を紹介していきます!

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重松清おすすめ小説5選

重松清『エイジ』

山本周五郎賞受賞作品。

エイジというのは、主人公の名前。エイジは東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。エイジは平凡な日々を過ごしていたが、突如連続通り魔事件が起こる。その通り魔事件の犯人は、まさかの同級生だった。その日から、自分の気持ちに悩むようになる。家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら、成長する物語。     (文庫本裏表紙参照)

エイジは、クラスメートが犯人だったことに衝撃を受けるが、そのクラスメートの「キレる」感覚と同じものを感じ、悩む場面がある。その感覚は、誰にでもあるだろう。恋人や家族とうまくいかないといった、そんな不甲斐ない気持ちやイライラがいつか形になって表れてしまうのではないかと不安になる。しかし、エイジはその気持ちを抑え、乗り越える。そこに、思春期特有のトゲトゲした感情と、成長が感じられる。

重松清『きよしこ』

『きよしこ』は、重松さんの自伝的小説と言われている。

ぼくは、吃音でうまく喋れない。小学生のころは、吃音のせいで、友達にからかわれた。クリスマスプレゼントに魚雷戦(ぎょらいせん)が欲しかったが、カ行が苦手なせいで言えなかった。代わりに飛行船を頼んだが、もらっても悔しさが募るだけだった。「きよしこ」は、僕とよく似た名前の、夢に現れる友だち。きよしこの存在が、僕には救いだった。少年の、せつないながら懸命に生きる物語。

この小説は、本当に泣ける。「言いたいのに、言えない」というのは、本当に辛かったと思う。吃音でなくても、言いたいけれど遠慮して言えないこともあると思うから、少年に共感しながら読めるだろう。

重松清『きみの友だち』

10編からなる連作長編。

主人公は、恵美ちゃん。わたしは、「みんな」を信じない。事故で足が不自由な恵美ちゃんと、病気で入院がちな由香ちゃんは、クラスのみんなから離れて、いつも2人で一緒にいる。勉強もでき、スポーツも万能な、ブンちゃんは、クラスの人気者。ある日、モトくんというできる転校生が現れ、初めて挫折を味わう…             (文庫本裏表紙参照)

恵美ちゃんを取り巻く、家族や友だちの複雑な心理描写が見どころ。ぶっきらぼうで「みんな」と関わらない恵美ちゃんと、「みんな」に属することで仲間外れになったり、八方美人になったりする人。対照的な両者を目の前にし「友達って何だろう?」と改めて考えさせられる。

重松清『みぞれ』

11編からなる短編集。

幼馴染が自殺未遂し、それ以来「死」について考えるようになった男子高校生。結婚して7年目、せっかちな旦那に嫌気がさし、家出した妻。子どもがいないとつい言えなくて、芝居を打つことになった夫婦。どちらかがリストラされる岐路に立った40歳の同期社員…色んな人の人生を垣間見れるような物語。                   (文庫本裏表紙参照)

私は、読んだとき、近所の人の話かなと思った(笑)どこにでもありそうで、なさそうな短編の数々。何かしらのコンプレックス課題がありながら、乗り越え、家族や友だちへの愛情に気づくところが魅力。

重松清『とんび』

『とんび』は、ドラマ化された作品。

昭和37年。運送会社で働くヤスは、愛妻の美佐子との間に、子供を授かる。家族3人、幸せの絶頂を過ごしていた。しかし、その幸せは、美佐子の事故死によって長くは続かなかった…ヤスは、不器用でぶっきらぼうだが、人一倍子ども想いで熱い男。対する息子のアキラは、冷静沈着。そんな父親と息子の愛情たっぷりの物語。 (NHKドラマスペシャル「とんび」参照)

私は、『とんび』をまずドラマで見た。幸せな物語かと思えば、初めに妻の美佐子さんが亡くなってしまうのは衝撃的だった。父と子の2人の生活になり、関係性に亀裂が入る場面もあったが、最後にはお互いを想い合うことができたところに、感動した。

おわりに

以上、おすすめ小説5選を紹介しました。

重松さんの作品は、大きく家族をテーマにしていると書いたように、心に刺さる温かい作品が魅力です。「泣ける本が読みたい」という方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

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