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『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』あらすじと感想【直木賞作家が描くもう1つのウルトラマンメビウス】

『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』あらすじと感想【直木賞作家が描くもう1つのウルトラマンメビウス】

暗い宇宙の中で青く美しい光を放つ奇跡の星、太陽系第三惑星〈地球〉。

その美しさから、様々な怪獣や異星人に狙われてきたこの星と、この星に住まう命を愛し守る存在〈ウルトラマン〉。

彼らは何を思い、何故戦うのか。

そしてその優しさに触れたとき、人は何を思うのか。

直木賞作家〈朱川湊人〉が描く、もう1つの〈ウルトラマンメビウス〉の物語。

こんな人におすすめ!

  • 優しい小説を読みたい人
  • ウルトラマンメビウスが好きだった人
  • 昭和のウルトラマンシリーズが好きだった人

あらすじ・内容紹介

その美しさから、幾度となく怪獣や宇宙人に狙われてきた星、太陽系第三惑星〈地球〉。

その度に、人類は〈M78星雲〉か、やってきた神秘の巨人〈ウルトラマン〉たちと手を取り合い、その脅威に打ち勝ってきた。

そして、怪獣の出現が止んでから25年後。

長い平穏を破り新たに現れた怪獣や異星人と戦うのは、怪獣防衛隊の精鋭〈CREW GUYS〉と、そして新たに現れたM78星雲のルーキー、ウルトラマンメビウス。

そしてGUYSの中に、研修生として〈ハルザキ・カナタ〉が新たに加わる。

〈とある過去の事件〉からウルトラマンを含む全ての異星人を憎む彼は、個性溢れるGUYSのメンバーや、〈ヒビノ・ミライ〉という名でGUYSに溶け込む〈ウルトラマンメビウス〉との触れ合いの中で、何を想うのか…。

テレビ版ウルトラマンメビウスで、『怪獣使いの遺産』や『無敵のママ』の脚本を手掛けた朱川湊人が描く、もう1つのウルトラマンメビウス!

『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』の感想・特徴(ネタバレなし)

本編脚本家が描く、アナザーストーリー

その時その時のウルトラヒーローを愛し続け、やがて小説化になった後も、あちらこちらでウルトラへの愛を語り続けてきました。

今作『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』の執筆を手掛けるのは、直木賞作家の朱川湊人氏だ。

氏はテレビ版ウルトラマンメビウスの中でも、特に個性的なストーリー展開を見せた『無敵のママ』や、昭和ウルトラマンの中でも視聴者に多大なショックを齎らした、『帰ってきたウルトラマン』33話、『怪獣使いと少年』の正統続編となる『怪獣使いの遺産』の脚本を手掛けている。

そんな氏が描く今回の小説版では、既存のキャラクターたちの特徴や雰囲気を損なうことなく、見事に再現している。

ウルトラマンメビウスが人間に擬態した際の姿である〈ヒビノ・ミライ〉の優しくも天然な言動を始め、CREW GUYSの個性溢れるメンバーの様子や、それを取り巻く上層部の人間たちの様子も、読んでいくうちに声まで聴こえてきそうなほど見事に再現されている。

更に氏が脚本を担当した上記2話を再構成したものに加え、完全新規のストーリーも収録されており、非常に満足感のある1冊となっている。

オリジナルキャラクター(ハルザキ・カナタ)

自分の夢は−例えウルトラマンだろうと何だろうと、すべての異星人を地球から追い出す事だ、と

今作の大きな特徴は、小説オリジナルのキャラクター〈ハルザキ・カナタ〉の存在だろう。

テレビ版のウルトラマンメビウスに登場したキャラクターたちには、(蛭川というあまりに邪悪なキャラクターを除いて)険が少なく、素直な善人が殆どであった。

しかしこのハルザキというキャラクターは、蜷川のような邪悪な人間ではなく、かといって底抜けに素直で明るい訳でもない、少し〈斜に構えた〉存在だ。

そんな彼の存在が、本編では底抜けの善人が殆どだったウルトラマンメビウスの世界に、ちょっとしたスパイスとして見事に効いてくる。

彼の抱える〈とある過去〉と、そこから生まれた(ウルトラマンを含めた)凡ゆる異星人への憎しみから、入隊当初は素直に振る舞うことが出来なかったハルザキ。

そんな彼が、異星人であるウルトラマンメビウス/ヒビノ・ミライやCREW GUYSのメンバーと触れ合い、怪獣や異星人と戦う中でどのように変化していくのかも、本作の大きな見所だろう。

異星人や怪獣、メカの設定画や解説も

何はなくともドリルメカ‼︎

本書の最後には、西澤安施氏やPLEXの新田康弘による怪獣やGUYSのメカの設定画と、著者の朱川湊人氏の解説(というよりも、1ファンとしての感想)が掲載されている。

テレビ本編で登場した怪獣のみならず、〈魔杖〉や〈ナーガ〉、〈ギガンティア/ユーゼアル〉といった本書オリジナルの怪獣の設定画も載っており、満足度は非常に高い。

1特撮ファンの感想としても、やはり特撮の怪獣や防衛メカはビジュアルで捉えてこそより熱く燃えることができる、気がする。

当然、著者の朱川湊人氏の筆力によって、文章だけでもその容貌は想像できるため、本編を読み終わった後の〈答え合わせ〉として観るも良し、予めビジュアルを観ておいてから本編を読むも良しだ。

特撮ファンの燃えポイントを抑えた、小粋なおまけではないだろうか。

まとめ

テレビシリーズで脚本も務めた直木賞作家、朱川湊人氏の描くもう1つのメビウスの物語は、今作オリジナルの〈ハルザキ・カナタ〉というオリジナルキャラクターの持つ魅力も相まって、より洗練された美しい物語となっている。

1冊の小説としての完成度も高いので、テレビ版のウルトラマンメビウスを観たことがある人も無い人も、ぜひ1度目を通してみて欲しい。

きっと、ウルトラマンの世界がより魅力的に感じられる筈だ。

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