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アバズレだっていいじゃない、スケバン系女子の魅力とは?

『ベアゲルター』書影画像

スケバン系女子は好きだろうか。

これは私が作った造語で実際世間にそういうジャンルがあるのかはわからない。

ちなみにスケバンとは女(スケ)の番長の略で、ヤンキーやツッパリをさすらしい。

スケバン刑事を思い出した人は相当古い。

今回は漫画『ベアゲルター』から、アバズレ上等なスケバン女子の魅力を考察していきたい。

目的の為なら売春も…その覚悟に惚れる

本作のメインキャラクターの1人、トレーネはある目的から売春をしている。彼女の売春はターゲットに近付く為と情報収集の面が強く、実益を重視して選んだ職業なのだ。

トレーネの目的とは、巨大企業にさらわれた最愛の娘の奪還。

生き別れた我が子を取り戻す為なら進んで体を売るし、どんな変態的なプレイも耐えしのぐのだから、母は強しと言わざるえない。

世の中には処女厨といわれる人々がいるが、私はむしろ非処女のよさを推奨したい。

本当に大事なもの、譲れない何かの為にとことんまで泥をかぶり汚れきる覚悟なくして、女は輝かない。

重ねて言うなら体がどんなに汚されたところで、彼女の魂までは誰も犯せないのであった。

男に対し一歩も引かない、おっぱいのついたイケメン

本作に出てくる女性陣は全員タフだ。

男勝りといえばまだ聞こえはいいが、そんなレベルでもない。

トレーネは殺人義手を仕込んだスナイパー、睫毛は徒手空拳で多勢を屠るカンフーの達人、一応一般人枠の忍でさえヤクザのカネを奪って三下と駆け落ちする程度にはしたたかで図太い。

スケバンの魅力とは男に対し一歩も引かない、ばかりか隙あらば食らい付いていくガッツだ。

彼女たちは一度や二度の敗北でへこまないし、決して目的を諦めはしない。

どれだけ過酷な暴力や悪意にさらされようと類まれな意志力で跳ね返し、何度だって信念を鍛え直し立ち上がる姿は、並の男じゃたちうちできないほどかっこよくて惚れ惚れする。

まさしくおっぱいの付いたイケメンだ。

そのタフネス、見習いたい。

たまに見せる弱さもイイ

そんな彼女たちだが、たまには涙を見せることもある。

トレーネは娘を奪い去られる時に号泣し、睫毛は初恋の人との再会がきっかけで、過去を思い出して気弱になった。

普段がめちゃくちゃ強くて男前だからこそ、1人になった時にぽろっと零す涙や脆い素顔にドキッとする。

皆に恐れられるスケバンだって番を下りたら普通の女の子に戻り、不安や寂しさを吐露していい。

強くて怖くてアバズレな彼女が見せるピュアな涙こそ、スケバン女子の萌えポイントなのだ。

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