学校は魔界である。
そうとしか思えないほど強烈な個性の持ち主が自分のクラスに集っていたら、どうコミュニケーションをとればいいだろうか?
「友達になるなんて絶対無理……」と諦める前に、まずは仲良くなるコツを実践してみてほしい。
今回は人気漫画『魔入りました!入間くん』から、クセモノぞろいのクラスメイトとマブダチになる方法を見ていきたい。
天然発言で丸め込め!
鈴木入間は人間だが、悪魔学校バビルスに通うことになる。
当然周囲は悪魔だらけ、人間とバレたら命はない……というのは大袈裟でも、とんでもないことになる。
ところが入間、バビルスではモテモテだった。
以前の彼はクズ親にこき使われてろくろく学校に通えてなかったので、ある意味とっても世間知らず。
おまけに極度のお人好しときて嫌がらせは全スルー、そうと気付かず全て善意にとるポジティブシンキングだ。
このド天然ぶりには悪意をもって近付いた相手も毒気をぬかれてしまい、気付けば入間の友達になっている。
あなたの周りにやけにつっかかってくる子がいたら、喧嘩腰で切り返さず、すっとぼけた発言で丸め込むが吉。
出会い頭にカウンターパンチをかまして動揺を引きだすのに成功すればこっちのもの、徹底して自分のペースに巻き込んでしまうのだ。
ひたむきに努力しろ!
入間はとても努力家だ。勉強だって手を抜かない。向上心のバケモノだ。
努力した分きちんと結果が出る、それが楽しいと、テスト勉強にも意欲を見せている。
勉強でもスポーツでも、はたまた友達作りでも、何かにひたむきにうちこむ姿は必ず人の心を動かす。
入間の無茶苦茶な頑張りにクラスメイトが感化され机に向かったように、本気の努力は周りにも波及していくのだ。
相手の長所をまっすぐ褒めろ!
プルソン・トイは入間のクラスメイト。
目立ってはいけないという家訓を守り、ずっと存在感を消していた彼だが、音楽祭の成功にはクラス全員の団結が不可欠とあって、プルソンもステージに立たねばならなくなる。
ところが、説得はうまくいかない。
プルソンはこそこそ逃げ回り、学校の屋上でトランペットを吹いていたのだが、そこに駆け付けた入間は言うのだ。
「僕のワガママだけど!ただ君の音をみんなに聞いてほしいって思っちゃった!!」
「俺たちの成功の為に協力しろ」と上から目線で言っても心には響かない。
対して入間は「僕のワガママだけど」と前置きしてから、「君の音がすごいから」「ただみんなに聞いてほしい」と続けるのだ。
これで落ちない者はいない。
1人は皆の為、皆は1人の為が理想だが、実際は疎外された1人を同調圧力で従わせるケースが少なくない。
一際気難しいクラスメイトの心を開きたければ、1人の人間としてきちんと向き合った上で、まっすぐ長所を褒めるべきだ。
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