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この友情、プライスレス。思春期にいてほしい、親友の条件とは?

『今夜は眠れない』書影画像

人生で一番悩み多く多感な中学生の時、「こんな親友がいてくれたらなあ……」と妄想した経験はないだろうか。

何でも相談できる、絶対に約束を守る、自分のピンチに一番に駆け付けてくれる……。

もしそんな親友がいてくれたら、人生はよりよいものになるかもしれない。

今回は宮部みゆき『今夜は眠れない』から、思春期にいてほしい親友の条件を考察してみたい。

条件1:偏見を持たず接してくれる

主人公の「ぼく」はサッカー部所属のごくごく平凡な中学生。

親友の島崎は将棋部のエースで床屋の息子だ。

ある日、ぼくとその両親は、見知らぬ人物の遺産を棚ボタで受け継ぐことになる。

それが世間に広まるやバッシングが始まり、「ぼく」は部活でいやがらせを受けたりとさんざんな目にあうのだが、唯一島崎だけが態度を変えずに接してくれた。

中学生は学校内、教室内のカーストに敏感だ。

部活の先輩をさしおいてエースに抜擢された、女子グループのリーダーが惚れてる男子に告白されてしまったなど、大人になった今振り返ればごくささいなことでシカトされ、最悪いじめに発展する。

ひとたび空気を読み間違えれば「おめえの机ねえから!」されかねない状況だからこそ、何があろうとマイペースに徹し、ポーカーフェイスで軽口を叩いてくれる親友の存在が救いになる。

自分の立場が変わっても偏見を持たないでいてくれるのは、いい親友の条件の1つだ。

条件2:一緒に試練を乗り越える

「ぼく」と島崎は一緒に事件を調べ始める。

島崎がホームズで「ぼく」がワトソンの関係だ。

親友は絶対に窮地の友を見捨てない。

「ぼく」が困難に直面すれば、ともに乗り越えようと尽力してくれる。

中学生が警察に頼らず独自に捜査するのだから当然危険に巻き込まれる事はあるしトラブルも不可避だが、島崎はクレバーな推理力と冴えた機転で「ぼく」を助け、遂には2人で真相を掴む。

楽しい時だけ味方でいるなら誰でもできる。

本当の親友は辛い時にそばで支えてくれる存在だ。

あなたが四面楚歌の状況で孤立した時、親友が何をしてくれるのか、また何をしないかで友情は試される。

もし親身になって相談に乗り、知恵を貸してくれたならば、彼もしくは彼女は本当にあなたの事を思いやっているのだ。

この友情、プライスレス。

条件3:相手を思い、真実を伏せる優しさ

続編の『夢にも思わない』にて、「ぼく」と島崎はちょっと疎遠になる。

というのも、島崎が「ぼく」にある秘密を持って距離をおいたからだ。

それは「ぼく」に残酷な真実を知らせ、傷付けない為の判断だったとのちに明らかになる。

中学生はとてもナイーブで傷付きやすい。

好きな異性が絡む問題なら、特に対応はデリケートにならざるえない。

親友なら何でも話してほしい、うそをつくなんてとんでもないと思うかもしれないが、それは些か想像力に欠けよう。

長い間一緒にいて相手のことを十分理解しているからこそ、彼ないし彼女が何をどうされたら傷付くか知っている親友は、手に余る秘密を1人で抱え込もうとする。

不器用な優しさと献身も、理想の親友の条件なのだった。

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